#1 幻想御手編×学園都市編
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登校時刻。
柵川中学校に向かう初春飾利はボーっとしていた。
それがいけなかった。
なぜなら、いつもの挨拶(?)が待っているのを忘れてはいけなかったのだ。
長い黒髪に、白梅の花を模した髪飾りを着けている少女。
その少女は初春飾利に近づき、挨拶をした。
少女「うーいーはーるーん♪おっはよ―――—ん‼」
挨拶をした瞬間、初春は気づいた。
スカートがめくられたことに。勢いよく。周りの人たちがざわざわするくらいに丸見えに。
初春は言葉にならない叫び声を上げる。
めくった犯人である少女は「おっ、今日は淡いピンクの水玉かー」と調子よく言う。
初春「だっ…男子もいる往来でこの暴挙ッ⁉何すんですか佐天さんっ‼」
そうなのだ。柵川中学校は共学である。
下着を見てしまった男子たちは「みた?」、「一瞬だけ…」など、話をしているのを聞くだけで、恥ずかしさでいっぱいになった。
なのに佐天さんと呼ばれた少女は気にする素振りもない。
佐天「クラスメートなのに敬語とは…他人行儀だねえ。どれ‼距離を縮めるために親睦を深めてみようかね」
まためくられてしまった。そして初春はまた言葉にならない叫び声を上げるのだった。
でも、これでは何度もめくられてしまうかもと思い初春は言った。
飾利「めくらないでくださいっ‼連続でめくらないで~~~っ」
数分後
涙子「ごめんごめん。ちょっと調子に乗っちゃった」
飾利「ヒドイですよ…」
涙子「おわびに、あたしのパンツ見せよっか?」
飾利「結構です」
佐天「あ、そうだ…」
佐天はカバンの中から音楽プレーヤーを取りだし、初春に片方のイヤホンを渡す。
佐天「初春が聞きたがってた新曲ゲットしたから、これで機嫌直して」
飾利「あ、これ今流行のプレーヤーですよね。ダウンロード中心の」
佐天「まーねー。今も新曲引っ張ってきてんだけど…PV付いて1曲100円よ。CD買ってた頃なら信じられない値段よね――――」
飾利「インディーズの人達も、個人で気軽に登録配信できるようになったのはステキですね」
佐天「まあその分ショボイ曲も、溢れ返ってんだけどね」
柵川中学校のとある教室のできごと
先生「期末テストに出たように、AIM拡散力場は能力者にとって身近な現象だそ。AIMとは『無自覚』。つまり、能力者が無自覚に周囲に漏らしている、微弱な力という訳だ」
先生「と言っても、危ないものじゃない。人間の五感では感じ取れず、機械を使わなければ計測できないぐらいだからな。しかし現在この分野を応用した研究も進められており――――」
初春は先生の話を真剣に聞いていると、背中をシャーペンでチョンチョンと軽く叩かれた。
後ろの席の佐天さんなのはわかっていた。だけど、今授業中で…でも授業が終わった時に何をされるかは分からないから…それが嫌なので、頭を後ろに向けて小声で話を聞くことにした。
飾利(どうしました?)
佐天(『セブンスミスト』に放課後行くんだけど、付き合わない?)
飾利(風邪っぴきなんでちょっと…)
佐天(ありゃ?じゃ、しょーがないか。…でもねえ、初春って最近さあ…)
飾利(な、何ですか)
佐天(すっかり女を捨ててるなーって)
飾利「行きますよ‼」
先生「授業中…」
頭を教科書で叩かれ、二人は黙って授業に集中をした。
柵川中学校に向かう初春飾利はボーっとしていた。
それがいけなかった。
なぜなら、いつもの挨拶(?)が待っているのを忘れてはいけなかったのだ。
長い黒髪に、白梅の花を模した髪飾りを着けている少女。
その少女は初春飾利に近づき、挨拶をした。
少女「うーいーはーるーん♪おっはよ―――—ん‼」
挨拶をした瞬間、初春は気づいた。
スカートがめくられたことに。勢いよく。周りの人たちがざわざわするくらいに丸見えに。
初春は言葉にならない叫び声を上げる。
めくった犯人である少女は「おっ、今日は淡いピンクの水玉かー」と調子よく言う。
初春「だっ…男子もいる往来でこの暴挙ッ⁉何すんですか佐天さんっ‼」
そうなのだ。柵川中学校は共学である。
下着を見てしまった男子たちは「みた?」、「一瞬だけ…」など、話をしているのを聞くだけで、恥ずかしさでいっぱいになった。
なのに佐天さんと呼ばれた少女は気にする素振りもない。
佐天「クラスメートなのに敬語とは…他人行儀だねえ。どれ‼距離を縮めるために親睦を深めてみようかね」
まためくられてしまった。そして初春はまた言葉にならない叫び声を上げるのだった。
でも、これでは何度もめくられてしまうかもと思い初春は言った。
飾利「めくらないでくださいっ‼連続でめくらないで~~~っ」
数分後
涙子「ごめんごめん。ちょっと調子に乗っちゃった」
飾利「ヒドイですよ…」
涙子「おわびに、あたしのパンツ見せよっか?」
飾利「結構です」
佐天「あ、そうだ…」
佐天はカバンの中から音楽プレーヤーを取りだし、初春に片方のイヤホンを渡す。
佐天「初春が聞きたがってた新曲ゲットしたから、これで機嫌直して」
飾利「あ、これ今流行のプレーヤーですよね。ダウンロード中心の」
佐天「まーねー。今も新曲引っ張ってきてんだけど…PV付いて1曲100円よ。CD買ってた頃なら信じられない値段よね――――」
飾利「インディーズの人達も、個人で気軽に登録配信できるようになったのはステキですね」
佐天「まあその分ショボイ曲も、溢れ返ってんだけどね」
柵川中学校のとある教室のできごと
先生「期末テストに出たように、AIM拡散力場は能力者にとって身近な現象だそ。AIMとは『無自覚』。つまり、能力者が無自覚に周囲に漏らしている、微弱な力という訳だ」
先生「と言っても、危ないものじゃない。人間の五感では感じ取れず、機械を使わなければ計測できないぐらいだからな。しかし現在この分野を応用した研究も進められており――――」
初春は先生の話を真剣に聞いていると、背中をシャーペンでチョンチョンと軽く叩かれた。
後ろの席の佐天さんなのはわかっていた。だけど、今授業中で…でも授業が終わった時に何をされるかは分からないから…それが嫌なので、頭を後ろに向けて小声で話を聞くことにした。
飾利(どうしました?)
佐天(『セブンスミスト』に放課後行くんだけど、付き合わない?)
飾利(風邪っぴきなんでちょっと…)
佐天(ありゃ?じゃ、しょーがないか。…でもねえ、初春って最近さあ…)
飾利(な、何ですか)
佐天(すっかり女を捨ててるなーって)
飾利「行きますよ‼」
先生「授業中…」
頭を教科書で叩かれ、二人は黙って授業に集中をした。