君への想い
-エモルside-
カタカタカタカタ…
静まり返った部屋にタイピング音が響く。
タン!とエンターキーを叩き、大きなため息をつき、革張りの椅子に身を委ねる。
彼の名前はエモル。草野球チーム「茜フライヤーズ」のキャプテンで、航空会社「E・A・L(エモル・エア・ライン)」の社長であるガニエの右腕でもある。
真っ白な天井を見つめる彼の目はどこか遠くを見ているようだった。
彼には想い人が居た。彼と同じくネコ型ロボットで、アメリカの草野球チーム「デビルキングス」のキャプテン、ドランプである。
濃紺の毛色、エモルもネコ型ロボットにしては耳が長い方ではあるがそれより1.5倍はあろうかという長さの耳。赤い瞳に左耳に着けた金色のイヤリング。
天井に彼の姿を思い描き、誰にも届かない声で
「I love you Drump…」
と呟いた。
カタカタカタカタ…
静まり返った部屋にタイピング音が響く。
タン!とエンターキーを叩き、大きなため息をつき、革張りの椅子に身を委ねる。
彼の名前はエモル。草野球チーム「茜フライヤーズ」のキャプテンで、航空会社「E・A・L(エモル・エア・ライン)」の社長であるガニエの右腕でもある。
真っ白な天井を見つめる彼の目はどこか遠くを見ているようだった。
彼には想い人が居た。彼と同じくネコ型ロボットで、アメリカの草野球チーム「デビルキングス」のキャプテン、ドランプである。
濃紺の毛色、エモルもネコ型ロボットにしては耳が長い方ではあるがそれより1.5倍はあろうかという長さの耳。赤い瞳に左耳に着けた金色のイヤリング。
天井に彼の姿を思い描き、誰にも届かない声で
「I love you Drump…」
と呟いた。
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