ドレスコードと夜の海

「、、、で?どういうことか説明してもらえるかな?」

トリコ、ココ、サニー。
陽輝、リン、小松。

6人に囲まれたミーアは、すっかり小さくなっていた。

メイドに着替えさせられ、衣装チェンジしているミーア。酔いもすっかり覚めていた。

「ふんっ、、招待された客が、お嬢様より先にお色直しとはいいご身分だな、、」
更にサニーに責められる。

「す、、すいませんでしたぁ、、、酔い覚ましに夜風に当たってたら、潮の匂いがして、、近くに海があるのかなー、、なんて、散策にでて、、、そんで、海でコケて、濡れちゃって、、酔い覚まして、ドレスが乾いたら帰ろうと思ってたんだけど、、ボーッとしてたら寝ちゃって、、えへへ、、な、なんちゃって、、」
敢えて、ゼブラに無理やり連れ出された、とは、言わなかった。

「はぁ、、、、っとに!ちょー心配したし!!!無事で良かったし!!」
リンが口を尖らす。

「ゼブラもゼブラだっ!こら、無関係みたいな顔してんじゃねぇ!どうせ、お前が無理やり連れ出したんだろ!」
トリコが吠える。

そっぽ向いて、知らないフリするゼブラにも視線が集まる。

「知るかよ。そいつが勝手に付いてきて、勝手に海でころんだんだよ」

「の、割には自分の上着で濡れたミーアを丁寧に巻いて、ちゃんと連れて戻ってきたよな?」
サニーに冷やかされる。

「るせぇっ」

「まぁ、でも、ほんとに、ゼブラがいたから良かったものの、ミーアも女の子なんだから、、ましてや、酔っ払ってドレス1枚で出ていくなんて、危険行為だよ」

「悪かったってばぁ、、」

ココに諭されて、ますます小さくなるミーア。

「ほんとに、、変な人に絡まれなくてよかった、、でも、ゼブラさんと一体何があったのか気になるぅ、、っっ」
陽輝もホッとしたあと、妄想に胸を膨らませた。

そうこうしていると、ホールが薄暗くなり、優美な音楽が流れ始めた。

「、な、なんだ、、?」

「!!ダンスタイムだし!!トリコ!!一緒に踊るし!!」

「ぅわっっ!!」
リンがトリコを無理やり引きずってホールへと向かう。

「小松くんっ、僕とどうだい?」

ココが小松を誘う。
「えぇぇ!?ぼ、僕が!?ココさんと!?」

いいからいいから、とまるで空気を読むようにココに連れていかれる小松。

「ダンスかぁ、、、転びそうだし、、やめとこ、、」
陽輝がホールに背を向けた時。
「ほら、行くぞ、陽輝」
サニーが手を取った。
「いやっ、でも、ダンスなんて、した事ないですしっっ絶対転んじゃいますって、、っ」
慌てて断ろうとする陽輝。
「大丈夫だ、俺がリードしてやっから」
そういって陽輝を連れて行ってしまった。

、、、、
「ありゃ。みーんな行っちゃった、、」
取り残されたミーアとゼブラ。

「どうする?」
一応聞いてみる。
「めんどくせえ、行くかよ」
突っぱねるゼブラ。
「ははっ、だよな。同じこと思ってた」

「それに、お前が、あぁいうダンスをするタマか」

目の前で、色とりどりのドレスとスーツを身にまとった招待客がそれぞれ連れてきたパートナーとチークダンスを楽しんでいる。

「お前もな」

言って顔を見合せクスリと笑った。

、、、、
「、、、、お前はやっぱり、、いつもの格好がいい、、」

「ん?なんか言った?」

ホールの音楽で、よく聞こえなかったミーアが耳を澄ます。
「何も言ってねぇよ」
面倒くさそうに突っぱねた。







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