その娘、慌て者につき。

他の食材も調達しながらようやく店に到着した。

ぜぇぜぇ、、はぁはぁ、、、

「陽輝、、大丈夫か??」

水の入ったグラスを渡しながら陽輝をフロアの椅子に座らせる。

「だっ、、大丈夫ですっ、、」

「山道、慣れてないときついからなー、、あとは仕込みだけだから、開店までゆっくりしててくれ。」

「す、すいませんっっ、、時間、間違えて来た上になんのお手伝いも出来なくて、、、、」

「いいって!気にすんな!それに、元々客として来てくれたんだ。もうすぐ開店時間だから、ちょっと待ってな!」

親指を立ててウインクするミーア。

「サニー、あんたは、どうする?」

少し考えて、
「俺の好きにするし」

と答えた。

、、、、

手際よく仕込みを終えて、フロアにミーアが戻ってきた。

「ねぇ、ミーアさん、、これ、、、」

陽輝が1枚の紙切れを渡してきた。

「ん?、、あっっ、、これ、探してたんだよ、どこにあった!?」

「すぐそこに落ちてました。それって、、いわゆる帳簿、、ですよね?」

「お、よく分かったな!正解!昨日の売上の合計を書かなきゃいけないのに、それがなくて探してたんだよ、、んー、、今からだと計算し直すのに時間がないな、、どうしよう、、、、」

「よ、よかったら、私が計算して書いておきましょうか?」

控え気味に陽輝が申し出る。

「まじ!?助かる!!、、てか、、あれ、サニーは?」

「あ、サニーさんならこの辺散策してくるって、さっき出ていきました。」

表を指さす陽輝。

「そか。開店までには戻ってくるだろ。んじゃ、これ、お願いするー!!悪いな!」

「あっはい!!」
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