その娘、慌て者につき。

出てきた巨大モグラに縄鏢を絡みつけて、一気に引く。

ぐぃーーっっ

「結構でっかいの当てちまったなー、、っっいけるかっ、、なっ!?ぅわっっ」

ミーアが縄を引きながら、巨大モグラと一騎打ちになり、穴に引きずり込まれそうになる。

「あっ、危ない!!サ、サニーさん!!ミーアさんが!!」

「ったく、、どいつもこいつも、、、」

陽輝に促され、前に出る。

「ヘアロック!!」

サニーがそう叫ぶとモグラの動きがピタリと止まった。

「おっ!助かった!サンキュー!あとは、大丈夫だ!」

そういうとミーアがモグラの脳天目掛けて拳を振り上げた。

どごぉぉぉっっ

地響きのような音がして土煙が上がる。

「ケホッケホッ、、ど、どうなったんですか!?」
陽輝がむせていると、土煙が落ち着いて、横たわるモグラとその上に立つミーアが見えた。

「いえーい!やったぜ!久々に大物ゲットー!!」

ミーアがモグラの上で跳ねて喜ぶ姿を2人はぽかんとした顔で見ていた。

「す、、すご、、、私より小さい体なのに、、どこからあんな力出てくるの、、?!」

「サニー、っていったよな?」
陽輝が感動していると、ミーアがサニーを呼んだ。

「悪いけど、運ぶの手伝ってくれないか?」

、、、、

「ったく、なんで俺が、、っ」

ヘアネットでモグラを囲って、ブツブツ言いながら軽々と運んでいくサニー。

「へへっ、ありがとなー!助かる!」

「客に食材運ばせる店なんて、初めてだしっっ」

「、、にしても、あんた、陽輝と違って、随分強いんだなー、その髪のあの技、なんて言うんだ?」

「あれ、ミーアさん、四天王、ご存知ないのですか?サニーさんは四天王の1人ですよ?」

陽輝の問いにしばらく考え、
「あ、トリコのアレか!悪いなぁ、私、あんまり四天王を知らなくて、、」

困ったように笑うミーア。

「サニーさんを知らない人もいるんですね、、ぷぷっ残念でしたね、サニーさんっ」

おちょくるようにサニーを見上げる陽輝。


「、、だから、さっき、俺の名前聞いてもあんまり反応なかったのか、、」

サニーは先程の違和感の正体がわかり、スッキリした。

「この世界にもまだ、四天王を知らない方いたんですね、、」

「この世界?」
不思議そうな顔をするミーア。

「陽輝!!」
陽輝の呟きにサニーが少し慌てた。



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