その娘、慌て者につき。

、、、、、

「ははははっ!!!なんだその噂!!さすがにそんな早朝から開けねーよっ」

店の近くの森の中を歩きながらミーアが笑う。

「す、、すみませぇん、、ご迷惑おかけしたお詫びにこうして開店のお手伝いを、と、、」
トボトボとついて行く女の子と男。
男は終始呆れ顔で女の子の後ろを歩く。
まるで、女の子に何かあったとき、すぐ動けるように備えているようにも見えた。

「それは、ありがたいけど、あんた、捕獲した事あんのか?この辺は、割と猛獣もいるし、結構危ない場所だぞ?」

「え、、足りない食材って、、きのことか、木の実とかじゃないんですか?」

「、、うん、違うよ」

女の子の顔が青ざめる。
隣の男はやはり呆れた顔で頭を抱えた。

「あんた、けっこう普段からおっちょこちょいだろ?」
困ったような顔で笑いながらミーアが女の子に突っ込む。

「そ、そ、そんなことないですようっ!ね、ねぇ?サニーさんっっ」

「そんな事ありありだろっ!ありすぎだしっ!ありよりのありだっつーのっ」
すがる女の子にサニーと呼ばれた男は突き放した。

「はははっ!やっぱりな!、、あ、そういや、名前、聞いてなかったな。私はミーア!さっきの店の店主だ」

「あっ!そうでしたね!私は、陽輝、と言います!こちらは、サニーさん!」

「よろしくな!開店したら、一番に定食食わしてやるよ!」

「やったぁぁ!!!」
「、、、、」

喜ぶ陽輝の隣でサニーは少し腑に落ちない顔をしていた。




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