星空のダンス

「ったく!!帰るのがめんどくさくなっただけだろっっ」

パチパチと燃える炎。
背中を向けて寝入るゼブラ。
周りは木々に囲まれとても静かな空間。

「、、、ま、、、たまには、いいかぁ、、」

観念してミーアも体を倒して仰向けになった。
その瞬間。

「わ、、、!!!」

目の前に飛び込んできたのは漆黒の闇の中に輝く満天の星だった。

「気づかなかった、、こんっなに綺麗に見える場所があったんだな、、、キラキラしてて、踊ってるみたいだ、、」

、、、、

「、、、色々あったけど、、その度に色んな人に助けられてきた。私はひとりじゃない、、うん。また、、頑張れる、、まだ、頑張れる!!!」

そう呟いて寝息を立てるゼブラを見た。


「ほんとに帰るつもり無かったな、、こいつ、、ハナからこうする為に私を連れてきたのか、、?ま、よくわかんねぇけど、こんな日も悪くないか。やり方は少々強引だったけど、、また、今回もゼブラに感謝、だな。」

気付けば気持ちもすっかり整理できていた。

「つーか、そのまま寝たら風邪ひくぞー、、ブランケットくらい持ってくればよかったなー、、」

僅かな炎で暖を取りながらまた1人星空を仰いだ。

「、、、そんときゃ今度は、お前が俺の看病しろ」

「起きてたのかよっ、寝たフリか?」

「今、目が覚めただけだ」

「それはそれは、早いお目覚めで」

「おちょくってんのか」

「だったらどうする?」

「置いていくぞ、コラ」

「待て、それだけはやめろ」

「冗談だバーカ」

「クソッ腹立つな、、さっきの感謝、返せっ」

いつものような激しい言い合いじゃなく、それはお互いに心地の良い言葉の掛け合いだった。

目が合って、分かり合えたように小さく微笑み合うと、共に空を仰いだ。

「あ、そうだ。」
ミーアが小さく呟く。

「あ?」

「泣いてたこと、、絶対、誰にも言うなよ」
「さぁ、どうするかな」

ニヤニヤとミーアを見る。

「誰かに言ったら、風邪ひいても診てやらねぇぞ、あ、そっか、バカは風邪ひかないって言うよな」

今度はミーアがニヤニヤとゼブラを見た。

「てめぇ、なめてんのかっ」

「だったら、約束しろ」

「、、、チッ、わかったよ、言わねぇよ」
はぁ、と、諦めたように吐き捨てる。





6/7ページ
スキ