星空のダンス

満足そうに静かに笑うゼブラ。

「なんで、こんなに上手く焼けるんだ?」

「さぁな」

そう答えて自分も肉を食らう。

「、、、店戻ったらまた、片付けからだなー、、はぁ、、」

小さく呟いてため息をつくミーア。食べる手が止まる。

「今は、店のこと、考えんな。とにかく食え」

「!!う、うん!!」
ゼブラにうながされ、肉を頬張っていく。

もぐもぐっ
もぐ、、もぐっ、、
も、ぐ、、、、
「ぅっ、、グスッ、、、」

「、、、」

ミーアの瞳から大粒の涙がポロポロとこぼれ落ちてくる。

それを気付かないふりして黙って肉に噛み付くゼブラ。

拭っても拭っても溢れる涙。

「なん、、っか、、グスッ、、うぅっ、、止まんない、、っっヒック、、グスッ」

「、、、我慢、してたんだろ」

「が、我慢?グスッ」

「美食會の事件から始まり、川に落ちて高熱だしたり、店壊されたり、最近、そんな事ばかりだったろ、それでも、お前はできる限り店を開け続けてた、、、頑張りすぎだ、バカ。俺やトリコだって、限界はある。その度に美味い飯食って回復してきた。お前の回復する術はなんだ?」

「、、、、店、、、?」

「違うだろ、店を開け続けることじゃねぇ。お前も美味い飯食うんだよ。俺たちと同じだ。だから、、今は食え、そして、泣きたいなら泣け、見ねぇふりしててやるから。店のこと考えるのは、吐き出すもん吐き出した、そのあとだ」

「ぅう、、っグスッ、、ゼブラが優しくて、、なんか気持ちわる、、、」

「っっなんだと!?コラァ!!肉返せ!」

「、、いや、ごめん、うそ。ありがとな、あんたがここまでしてくれるなんて思わなかった。確かに最近、しんどいのを我慢してたかもしれない、店開けることで、ホントの気持ち紛らわしてたのかもな、、、グスッ、、久しぶりに泣いた気がする」

涙を拭きながら笑ってみせるミーア。

「ふんっ」

「作ってもらったご飯は美味しい。まさにその通りだな」
そう言って串に残っていた肉を口いっぱいに頬張った。
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