星空のダンス

「ちょっ!!どこ行くんだよ!店!片付けないといけないのに!!」

「、、、、」

ミーアの訴えを無視してどんどん進んでいく。

「おい!離せよ!!」

「、、、、」

「ゼブラ!!冗談が過ぎるぞ!離せって!!帰るったら帰る!!すぐ片付けないと店が開けないだろ!!今すぐ帰らせろーー!!誘拐!人さらい!!かどわかし!!」

「、、、はぁ、、、ぎゃーぎゃーうるせぇなぁ、んっとに、、いいから黙ってついてこい」

半ば強引にズルズルと連れていかれるミーア。

掴まれた抜けない腕を引かれたまま、しばらく行ったところで、ピタリとゼブラの足が止まった。

「、、どこだ?ここ」
小さなキャンプができるくらいにスペース。

「、、、お前は、外で飯、食ったことあるか?」
ゼブラはそういうと、薪を組んで火をつけた。

「、、、外で、か。店始めてからは無いかもなぁ」
思わず穏やかに答えるミーア。

「俺はな、もう何度もこうやって自分で火をくべて、食材狩って、自分で捌いて食ってきた。」

それは、聞かなくてもわかるほど、手際が良かった。

「ねぇ、てか、それ、いつ捕まえてきたんだ?」

ミーアが見る先にいつとってきたのか不明の肉のかたまりが転がっていた。

「細かいことはいいんだよ。突っ立ってねぇで、そこ座れ」

言われた所に素直にちょこんと座る。

目の前でゼブラが首尾よく肉を焼いていく。

いつも見るコンロの青い火ではなく、パチパチと燃える薪のオレンジ色の炎。
顔がジリジリと熱い。

「、、、、」

ゼブラの主旨はまだよく分からないが、ミーアは黙ってそれを眺めていた。


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