それからゼブラは時々ミーアの店に最後の客として現れては、ただ食事して去っていく日が続いた。

「、、てか、なんであいつ定食が最後の1食ってわかるんだ?来るタイミングも絶対9番目の客が帰ったあとだし、、」

そう独り言を呟きながら厨房で明日の仕込みをする。

、、、

その時、わずかな視線に気がついた。

「ん?、、トリコか?それとも、ゼブラ?、、いや、この嫌な感じは、違うな、、、誰だ?」

しかし、それ以上の動きがないため、ミーアは警戒しつつ気が付かないふりをして仕込みを続けた。

、、、

そんな、夜が何日か続いた。
、、、

相変わらず昼から賑わうミーアの店。

「最近、誰かの視線を感じるんだよ」

何度か来店している常連に何気なくそんな話をする。

「ミーアちゃんのファンなんじゃないの?」

冗談ぽくそう返す。

「はぁ?!なんの冗談だよっ」
笑っておかわりの大盛りご飯をどん、と置く。

「ははっ俺もその中の1人だけどな?ミーアちゃん目当てに来る客も少なくないんだぜ?」

「はいはい、ありがとさん!できれば、私じゃなくて料理目当てに来て欲しいけどな!はははっ!
あっ、いらっしゃーい!まだ残ってるよ!空いてる席に座りな!」

さらりとかわして次に来た客の対応に走る。

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