雨の日の暇つぶし

「はい、これで最後だぞー!スペシャル盛りにしといた!」

もぐもぐもぐっ
ガツガツっ
ぱくっ
ずるるっ

あっという間に10食目の定食がゼブラの腹に吸い込まれていく。

外はまだ雨。

「まだまだ止まないなー、明日は晴れるといいな!」

「知るかよ。俺に天気なんか関係ねぇ」

ムカッ
「いちいちイラッとくる事いってくんな、お前はっ!1回くらい、素直にそうだな、とか、相槌打ってみろよっ話し相手にもならねぇなっ!ったく!」

少し乱暴にグラスの水を追加する。

「ふんっ、、、、あ、そういや、こないだ、小僧のホテルで料理したんだってな」

小松から直接聞いたのだろう、そう言ってミーアを見る。

「小僧、、、?、、!!あ、小松か!うん!そうそう!応援頼まれちゃってさ!ホテルでの調理なんてした事ねぇから、断ろうとも思ったんだけど、こないだの美食會の件もあって、お礼がわりに行ってきた!ゼブラはあのホテル行ったことあんのか?」

目を輝かせてテーブルを挟み、前の椅子に座って話し始めるミーア。

「あぁ。」

「あそこ、すげぇよなぁ!ホテルの1番上なんて見えねぇくらい高くてさ!!中もめちゃくちゃ広くて!!びっくりしっぱなしだったよ!使ってる調理器具も食材もいいやつばかりでさ!」

「ほぉ。田舎モンが都会にはじめて出てきたようなセリフだな、くくくっ」

「んぐっ!?田舎モンって言うなっっ!しょうがないだろ!ずっと店してると、なかなか休めないしっその日だって、常連客にブツクサ言われながらやっと取った休みだったんだぞっ」

「、、お前、もしかして、その格好で行ったのか?」

今日もタンクトップに短めのパンツ。
それに、薄っぺらいエプロン1枚。
それのみ。

「、、悪ぃかよっ。でもさー、小松に怒られちまって、結局コックコート借りて着たんだけど、ゴワッゴワで、、落ち着かなかったわ」

苦笑いでゼブラを見た。








3/9ページ
スキ