雨の日の暇つぶし

今日は生憎の雨。

ミーアの食堂は、雨が降ると客足が少しだけ遠のいてしまう。

場所が場所だけにぬかるみや危険が多くなるのだ。

それでも、昼を少しすぎるまでに3人の客が来た。

「今日はまだまだ長いなぁ、、4人目の客はいつ来るかな?」

フロアの端にある椅子に腰掛けて、頬杖をつき、暇そうにあくびをひとつ。

ザァー、、、

外は大雨。

「暇だなー、、誰か来ないかな、、こんな時、話し相手なんていたら、楽しいんだろうけど、、、」

こんな日はいつも明るいミーアも、なんだか少しだけナーバスになってしまう。

「こんな辺鄙な場所にそんな都合よく話し相手なんて来るわけない、か!ふぁぁぁ、、試作品でも作るかなー!んんーっ」

伸びをして厨房へと向かう。

その時だった。

ばんっっ!!!

店の扉が勢いよく開いた。

「!!! 」

「、、、」

雨に濡れた巨体がふらりと店内に入ってくる。

「、、、なんだ、ゼブラか、、」

「なんだとはなんだ、このやろう」

「毎度毎度、私を驚かす来店の仕方しかできねぇのかよ、しかもびしょ濡れじゃねぇか、風邪ひくぞ」

呆れたような顔でゼブラを見る。

「ふんっうるせっ」

「でも、今日は、まだ10食目じゃないぞ?いいのか?いつも最後に来るのに、珍しいな」

近くの棚から白いバスタオルを取り出しながらゼブラに聞く。

「どうせ暇、なんだろ。残りの定食、全部俺が食ってやるよ」











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