サンタと星の夜
このまま時間が止まればいいのに。
ヤマトはなかなか離せずにいた。
抱きしめるだけで精一杯の自分に、情けなさを感じて悔しくなる。
「、、おい、大丈夫か?」
暫くじっとしてたがなかなか動かないヤマトに声をかけてみる。
「、、うっす、、」
ミーアの声にようやく手を離したヤマト。
「どした?なんかあった?」
その質問すら悲しくなる。
自分の気持ちは少しも伝わってないのかと絶望した。
いつか見た恋愛映画では、このまま2人は惹かれ合うはずなのに、ミーアの返答はそれを1ミリも感じなかった。
現実を突きつけられる。
「いや、、、大丈夫っす、すいません、、!!」
「、、、つーか、皿!あーあ、、割れちゃったよ、、、ヤマト、怪我してない?」
床に散らばった皿の破片を拾いながら聞く。
「俺は大丈夫っす!ミーアさんは?」
「私も平気!破片、片付けてくるから、ちょっとまってて」
そう言って奥へと行ってしまった。
「あー、、、何やってんだ俺、、、こんな事して。ゼブラさんに殺される、、、っ、、でも、咄嗟に体が動いちゃったんだよな、、抱きしめたら離したくなくなっちゃったんだよなぁ、、、俺、ほんとに諦めきれてないんだな、、、できる事なら早く気持ち切り替えてぇよ、、、」
ゼブラさんとミーアさんはきっと、というか、絶対両思いだ。見てればわかる。本人たちが気がついてないだけで周りはわかってる。
俺が入る隙なんてないって、頭ではわかってる。その証拠に今も抱きしめてもなんの反応もなかった。
それにミーアさんに手を出せば絶対ゼブラさんが黙ってないはず。
俺なんかひとひねりだ。
適うわけもない。
「でも、、また、期待しちゃうんだよなぁぁ、、、次こそは、振り向いてくれねぇかなぁって、、」
そう言って持ってきたプレゼントをまた取り出して眺めた。視界が歪みかける。
「皿1枚で済んでよかったぁー、、で、、さっき、なにかあったから呼んだんだよな?なんだった?」
破片の処理を終えたミーアがそう言いながら戻ってきた。
「あ、、えーと、、、あの、、、実は、、これ、、、」
ヤマトがミーアにバレないように目を拭うと少し気まずそうに包みを出してきた。
「これは?」
「ミ、ミーアさんに、、いや、ほら、クリスマスだし、今日ここ来る予定だったからっ、せっかくなら何かクリスマスプレゼント持っていこうかなー、、って、、思って、、、たんすけど、、他にもいっぱい貰ってるっすね、、っ、あんまり大したものじゃないからやっぱり、、、」
「ありがとなー!!わぁ!なんだろ!?あけていいか!?」
おさめようとしたプレゼントを見てミーアが感嘆の声を上げた。
思いがけない反応に呆気にとられたヤマト。
「え!?貰ってくれるんすか?」
「私にって準備してくれたんだろ?」
キラキラした笑顔が眩しい。
「そうっすけど、、でも、他にもいいもの沢山貰ってるのに、俺のなんか大したものじゃ、、」
「そんな事ないだろ!ね!開けてもいい!?」
ねだる子供のようにミーアがまた聞いた。
「は、はいっす!どうぞ!」
ヤマトが返事すると、嬉しそうに箱を開けた。
「わ!」
箱の中には、星をかたどった枠の中にキラキラした石がはめ込んであるヘアアクセサリー。
「綺麗だなぁ、、ほんとに貰っていいのか?」
「よ、良かったら貰ってください!ミーアさんに似合うと思って、、」
手に取ってフロアのライトにかざしてみた。
キラキラと煌めいてまるで星空を閉じ込めた飴玉のようだった。
「よし、じゃあさっそく、、!」
長い髪を束ねていたゴムを解いてヤマトから貰ったヘアアクセサリーで束ね直した。
「どう?」
「めちゃくちゃ似合ってるっす!」
ヤマトは親指を立てて笑った。
「ありがとな!大事にする」
嬉しそうにするミーアをヤマトは愛しそうな顔で見つめていた。
ヤマトはなかなか離せずにいた。
抱きしめるだけで精一杯の自分に、情けなさを感じて悔しくなる。
「、、おい、大丈夫か?」
暫くじっとしてたがなかなか動かないヤマトに声をかけてみる。
「、、うっす、、」
ミーアの声にようやく手を離したヤマト。
「どした?なんかあった?」
その質問すら悲しくなる。
自分の気持ちは少しも伝わってないのかと絶望した。
いつか見た恋愛映画では、このまま2人は惹かれ合うはずなのに、ミーアの返答はそれを1ミリも感じなかった。
現実を突きつけられる。
「いや、、、大丈夫っす、すいません、、!!」
「、、、つーか、皿!あーあ、、割れちゃったよ、、、ヤマト、怪我してない?」
床に散らばった皿の破片を拾いながら聞く。
「俺は大丈夫っす!ミーアさんは?」
「私も平気!破片、片付けてくるから、ちょっとまってて」
そう言って奥へと行ってしまった。
「あー、、、何やってんだ俺、、、こんな事して。ゼブラさんに殺される、、、っ、、でも、咄嗟に体が動いちゃったんだよな、、抱きしめたら離したくなくなっちゃったんだよなぁ、、、俺、ほんとに諦めきれてないんだな、、、できる事なら早く気持ち切り替えてぇよ、、、」
ゼブラさんとミーアさんはきっと、というか、絶対両思いだ。見てればわかる。本人たちが気がついてないだけで周りはわかってる。
俺が入る隙なんてないって、頭ではわかってる。その証拠に今も抱きしめてもなんの反応もなかった。
それにミーアさんに手を出せば絶対ゼブラさんが黙ってないはず。
俺なんかひとひねりだ。
適うわけもない。
「でも、、また、期待しちゃうんだよなぁぁ、、、次こそは、振り向いてくれねぇかなぁって、、」
そう言って持ってきたプレゼントをまた取り出して眺めた。視界が歪みかける。
「皿1枚で済んでよかったぁー、、で、、さっき、なにかあったから呼んだんだよな?なんだった?」
破片の処理を終えたミーアがそう言いながら戻ってきた。
「あ、、えーと、、、あの、、、実は、、これ、、、」
ヤマトがミーアにバレないように目を拭うと少し気まずそうに包みを出してきた。
「これは?」
「ミ、ミーアさんに、、いや、ほら、クリスマスだし、今日ここ来る予定だったからっ、せっかくなら何かクリスマスプレゼント持っていこうかなー、、って、、思って、、、たんすけど、、他にもいっぱい貰ってるっすね、、っ、あんまり大したものじゃないからやっぱり、、、」
「ありがとなー!!わぁ!なんだろ!?あけていいか!?」
おさめようとしたプレゼントを見てミーアが感嘆の声を上げた。
思いがけない反応に呆気にとられたヤマト。
「え!?貰ってくれるんすか?」
「私にって準備してくれたんだろ?」
キラキラした笑顔が眩しい。
「そうっすけど、、でも、他にもいいもの沢山貰ってるのに、俺のなんか大したものじゃ、、」
「そんな事ないだろ!ね!開けてもいい!?」
ねだる子供のようにミーアがまた聞いた。
「は、はいっす!どうぞ!」
ヤマトが返事すると、嬉しそうに箱を開けた。
「わ!」
箱の中には、星をかたどった枠の中にキラキラした石がはめ込んであるヘアアクセサリー。
「綺麗だなぁ、、ほんとに貰っていいのか?」
「よ、良かったら貰ってください!ミーアさんに似合うと思って、、」
手に取ってフロアのライトにかざしてみた。
キラキラと煌めいてまるで星空を閉じ込めた飴玉のようだった。
「よし、じゃあさっそく、、!」
長い髪を束ねていたゴムを解いてヤマトから貰ったヘアアクセサリーで束ね直した。
「どう?」
「めちゃくちゃ似合ってるっす!」
ヤマトは親指を立てて笑った。
「ありがとな!大事にする」
嬉しそうにするミーアをヤマトは愛しそうな顔で見つめていた。
