サンタと星の夜
「メリークリスマス!ミーアちゃん!これ、いつも美味い定食食べさせてくれるお礼に!」
控えめに飾ったツリーの下には客がくれたプレゼントの包みが、いくつか転がっていた。
「ありがとう、今日も大盛りでいいか?」
「頼むよ、可愛いサンタさんっ」
ミーアの格好を見て客が笑って言った。
「この格好の事はスルーしてくれ、、、友達から無理矢理着せられて、開店時間も迫ってたし脱げなかったんだよっ」
「えー、でも、似合ってるし可愛いんだけどなぁ、毎年して欲しいくらいなんだけど?」
「やめろってっ」
困ったように笑いながらミーアは言った。
夕方、残りもわずかになってきた時、聞きなれた声がした。
「ミーアさーん!メリークリスマスっす!!」
「ヤマト!お前、店はいいのか!?今日、クリスマスだぞ!?」
テンション高く入ってきたヤマトに驚いた顔をした。
「今日は、早番だったので、朝から頑張って来たっす!さっき終わってそのままこっちに来ました!まだ残ってるっすか?、、!!てゆーか!その格好!!サンタさんだ!!」
ミーアを見るなり、わぁ!と声をあげるヤマト。
「これについては触れるなよっ、無理やり着せられたの!着替える時間なかったんだよっ」
赤い顔でテーブルにグラスを置く。
「雪、降ってた?」
ミーアの問いにヤマトはすぐ水を飲みながら答えた。
「いや、まだ降ってはなかったっすけど、多分今夜あたり降りそうな感じっすね、、、てか、可愛いのになんで嫌がってるんすか?」
「ばかっ!!触れるなっつったろ!!」
そう言い捨てるといそいそと厨房へと向かった。
「、、、めっちゃくちゃかわいいのになぁ、、、」
今日はクリスマス。
ミーアさんへのプレゼントを準備してきたけど、、、いつ渡そうかな、、、
そう思いながらちらりとツリーに目をやると、これまで来た客からのプレゼントがいくつか置かれている。
「やっぱり、、、貰ってるよなぁ、、俺だけじゃないだろうな、とは思ってたけど、、、」
少し悔しそうに笑った。
ゼブラさんはもう来たのかな、、、やっぱり最後に来て2人きりでクリスマス楽しむのかなー、、
ヤマトはソワソワと店内を見渡す。
寒かった外とは違い、とても暖かなフロア。
「、、、俺のプレゼントって、他の客と同じ分類になっちゃうのかな、、、」
半ば諦めたように小さな包みをポケットから出して眺めた。
「料理まだなんだけどさ、今日寒かったからスープ作った!これ、飲んでて!」
ミーアの突然の声に慌ててその包みをまたポケットにしまった。
目の前に置かれた美味しい匂いのする暖かいスープ。
「いただきまーす!!」
スプーンですくって口に運ぶ。
「あっつっ、、、けど、、やっぱり美味いぃ、、、っ」
冷えきった体が内側から熱を帯びてくるように暖かくなってくる。
そのスープがあと1口という時に定食が運ばれてきた。
「うわぁ、、今日、いつもより豪華っすね?!」
「まぁ、クリスマスだからね、私からのプレゼント、って事!」
ミーアはそう言ってニカッと笑ってみせた。
「じゃあ、改めて、、!いただきますっ!」
ぱくっ
もぐもぐもぐ、、、
「あぁ、、やっぱり美味いっす、、、」
勢いそのままにあっという間に完食してしまい、おかわりもした。
しばらく堪能したのち。
「ご馳走様でした!」
とパチンと手を合わせた。
「お腹いっぱいになったか?下げるぞー」
「あっ、、ミ、ミーアさん!」
完食した皿を嬉しそうに下げるミーアにヤマトが呼びかけた。
「ん?どした?あっ、、、!!」
両手に空の皿を持ったまま振り返ると、少しバランスを崩し、手から落ちそうになった。
ヤマトの体が咄嗟に動く。
──ガシャンッ
「あっ、、、っ?」
皿が1枚、床に落ちて割れる音がした。
しかし、ミーアの体は倒れることなく、ヤマトがしっかりと抱きしめ、受け止めていた。
「ご、ごめんなさいっす、急に話しかけたから、、っ」
「大丈夫、大丈夫!皿は1枚割れたけどな」
ミーアは少し驚いたが、そう言って、いじわるく笑って見せた。
「で、、そろそろ離してくれてもいいんだけど、、」
「、、、、」
ミーアは、きちんと立てることを確認してヤマトにそう伝えたが、返事も動きもなかった事に、疑問に思った。
「、、、ヤマト?聞こえてる?」
「、、、聞こえてるっす、、、」
小さくくぐもった声で返事をするヤマト。
「もう、大丈夫だから、離していいぞ?」
状況がよく分かっていないミーアは再度ヤマトに伝えた。
「、、、嫌っす」
「嫌ってっ、なんでだよっ」
ミーアのツッコミも聞いてないようだ。
「もう少しだけ、、、こうさせてください」
「、、?」
控えめに飾ったツリーの下には客がくれたプレゼントの包みが、いくつか転がっていた。
「ありがとう、今日も大盛りでいいか?」
「頼むよ、可愛いサンタさんっ」
ミーアの格好を見て客が笑って言った。
「この格好の事はスルーしてくれ、、、友達から無理矢理着せられて、開店時間も迫ってたし脱げなかったんだよっ」
「えー、でも、似合ってるし可愛いんだけどなぁ、毎年して欲しいくらいなんだけど?」
「やめろってっ」
困ったように笑いながらミーアは言った。
夕方、残りもわずかになってきた時、聞きなれた声がした。
「ミーアさーん!メリークリスマスっす!!」
「ヤマト!お前、店はいいのか!?今日、クリスマスだぞ!?」
テンション高く入ってきたヤマトに驚いた顔をした。
「今日は、早番だったので、朝から頑張って来たっす!さっき終わってそのままこっちに来ました!まだ残ってるっすか?、、!!てゆーか!その格好!!サンタさんだ!!」
ミーアを見るなり、わぁ!と声をあげるヤマト。
「これについては触れるなよっ、無理やり着せられたの!着替える時間なかったんだよっ」
赤い顔でテーブルにグラスを置く。
「雪、降ってた?」
ミーアの問いにヤマトはすぐ水を飲みながら答えた。
「いや、まだ降ってはなかったっすけど、多分今夜あたり降りそうな感じっすね、、、てか、可愛いのになんで嫌がってるんすか?」
「ばかっ!!触れるなっつったろ!!」
そう言い捨てるといそいそと厨房へと向かった。
「、、、めっちゃくちゃかわいいのになぁ、、、」
今日はクリスマス。
ミーアさんへのプレゼントを準備してきたけど、、、いつ渡そうかな、、、
そう思いながらちらりとツリーに目をやると、これまで来た客からのプレゼントがいくつか置かれている。
「やっぱり、、、貰ってるよなぁ、、俺だけじゃないだろうな、とは思ってたけど、、、」
少し悔しそうに笑った。
ゼブラさんはもう来たのかな、、、やっぱり最後に来て2人きりでクリスマス楽しむのかなー、、
ヤマトはソワソワと店内を見渡す。
寒かった外とは違い、とても暖かなフロア。
「、、、俺のプレゼントって、他の客と同じ分類になっちゃうのかな、、、」
半ば諦めたように小さな包みをポケットから出して眺めた。
「料理まだなんだけどさ、今日寒かったからスープ作った!これ、飲んでて!」
ミーアの突然の声に慌ててその包みをまたポケットにしまった。
目の前に置かれた美味しい匂いのする暖かいスープ。
「いただきまーす!!」
スプーンですくって口に運ぶ。
「あっつっ、、、けど、、やっぱり美味いぃ、、、っ」
冷えきった体が内側から熱を帯びてくるように暖かくなってくる。
そのスープがあと1口という時に定食が運ばれてきた。
「うわぁ、、今日、いつもより豪華っすね?!」
「まぁ、クリスマスだからね、私からのプレゼント、って事!」
ミーアはそう言ってニカッと笑ってみせた。
「じゃあ、改めて、、!いただきますっ!」
ぱくっ
もぐもぐもぐ、、、
「あぁ、、やっぱり美味いっす、、、」
勢いそのままにあっという間に完食してしまい、おかわりもした。
しばらく堪能したのち。
「ご馳走様でした!」
とパチンと手を合わせた。
「お腹いっぱいになったか?下げるぞー」
「あっ、、ミ、ミーアさん!」
完食した皿を嬉しそうに下げるミーアにヤマトが呼びかけた。
「ん?どした?あっ、、、!!」
両手に空の皿を持ったまま振り返ると、少しバランスを崩し、手から落ちそうになった。
ヤマトの体が咄嗟に動く。
──ガシャンッ
「あっ、、、っ?」
皿が1枚、床に落ちて割れる音がした。
しかし、ミーアの体は倒れることなく、ヤマトがしっかりと抱きしめ、受け止めていた。
「ご、ごめんなさいっす、急に話しかけたから、、っ」
「大丈夫、大丈夫!皿は1枚割れたけどな」
ミーアは少し驚いたが、そう言って、いじわるく笑って見せた。
「で、、そろそろ離してくれてもいいんだけど、、」
「、、、、」
ミーアは、きちんと立てることを確認してヤマトにそう伝えたが、返事も動きもなかった事に、疑問に思った。
「、、、ヤマト?聞こえてる?」
「、、、聞こえてるっす、、、」
小さくくぐもった声で返事をするヤマト。
「もう、大丈夫だから、離していいぞ?」
状況がよく分かっていないミーアは再度ヤマトに伝えた。
「、、、嫌っす」
「嫌ってっ、なんでだよっ」
ミーアのツッコミも聞いてないようだ。
「もう少しだけ、、、こうさせてください」
「、、?」
