限定10食

「ん?悪いな、定食はこいつらで終わりだよ」

ゼブラの凄みを微塵も感じないような声でミーアが答えた。

「るせぇ!調子に乗るんじゃねぇぞ!」
ゼブラが大きな声を出して威嚇する。

「それはこっちのセリフだ!ないもんはないって言ってんだ!いきなり来て店壊す気かっ」

ミーアも、負けじと言い返す。

「ゼブラ!やめとけやめとけ!」

トリコが思わず割ってはいる。

「トリコてめぇ、、っお前の分、俺によこせ!」

「っなんでだよっ!俺も何日も間に合わなくて今日やっとありつけるんだぞ!嫌だよ!」

いつの間にか喧嘩の矛先がトリコに変わっていた。

「やんのか?あぁっ?!」

「ちょっっ2人ともっ」
今度は小松が間に入るが収拾がつかない。

「おいこら、2人とも。」

低い声が響いた。

ビクッ

「私の店で喧嘩とか、しねぇよな?もし、するってんなら、飯は一生出さないからな。」

2人をギロリと睨む。

思わず掴みかかった手が止まる。

そしてゼブラに視線をうつした。

「ゼブラ、って言ったな?」

「あ?」

「今日だけ特別に作ってやる。大人しく座って待ってろ!」

そう言うとキッチンへと向かっていった。
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