遠い花より近くの笑顔
「よーし、あと1食!順調順調!」
9食目を食べた客を見送ると、そう独り言を言って片付けるミーア。
ばんっ!!
その時、ドアが激しい音をたてて開いた。
「げ、、、最後がお前かよ、、、」
その顔を見るなり、いや見なくとも分かるその人物に、落胆した声を出した。
「あ?なんだてめぇ」
いつもと違うミーアの言葉に思わず声を出すゼブラ。
「あーいや、ごめん、こっちの事。最後の1食食べに来たんだよな?すぐ出すから待ってろ」
苦笑いで慌ててその場を繕うと、グラスを置いて厨房へと急いだ。
「??なんなんだ、あいつ、、、」
その後ろ姿を怪訝そうに睨みながら水を一気に飲み干した。
「はい、おまたせ!」
がぶっ
もぐもぐ
ずるるっ
ぱくぱく
ごっくん
「おーおー、相変わらずいい食べっぷりだな」
手慣れた様子でゼブラの前に座り、食事を眺めるミーア。
「ジロジロ見てんじゃねぇ」
「いつもの事だろ、気にせず食べろ」
はぁ、とため息をついてまた食べ始める。
たしかにいつもの事だな、とゼブラもそれ以上突き放すことは無かった。
、、、
4度目のおかわりをテーブルに置く。
ミーアはフロアに掛けてある時計を見あげた。
ゼブラはまだ食事を終える気配は無い。
、、、祭り、、多分もう終わってるよな、、
心の中で呟く。
「、、、なんかあったか?」
頬杖ついて、なんとなく切ない横顔のミーアを見て、食べる手を止めゼブラが聞いた。
「え?なにが?」
不意な質問に驚いてゼブラを見た。
「さっきから時計みながら、何度もため息つきやがって、飯がまずくなるっつってんだよ」
自分から聞いておいて、なんとなくきまずくなり突き放してしまうゼブラ。
やば、私、そんな残念そうにしてる?
「いや、ごめん、なんでもないよ、厨房にいるから、おかわり欲しかったら声かけてな!」
居づらくなって厨房へと逃げようとするミーア。
「待て」
口いっぱいに放り込み、もぐもぐしながらミーアを呼び止めた。
「、、なんだよ」
呼び止められた理由がわからず、戸惑うミーア。
「、、、、おかわり」
「おかわりかよっ!ったく、、」
呆れた顔で器を受け取るとゆっくりと厨房へと歩いた。
、、、
「花まつりの醍醐味がさ、街の中央にある大きな木に咲く花なんだよ!」
昼に話した客の言葉を思い出していた。
「ほんの数時間しか咲かない上に、しぼんだあとにできる実がはじけて、それが花火みたいなんだ!」
、、、
夜に映えて綺麗だろうな、、
もう咲いてんのかな、見たかったなぁ、、
「はぁ、、」
、、、、
「はい、どうぞ、もうこれで最後だからな」
「すくねぇな」
大きな鍋もとうとう底を尽き、ゼブラに告げると、間髪入れずに文句が入る。
9食目を食べた客を見送ると、そう独り言を言って片付けるミーア。
ばんっ!!
その時、ドアが激しい音をたてて開いた。
「げ、、、最後がお前かよ、、、」
その顔を見るなり、いや見なくとも分かるその人物に、落胆した声を出した。
「あ?なんだてめぇ」
いつもと違うミーアの言葉に思わず声を出すゼブラ。
「あーいや、ごめん、こっちの事。最後の1食食べに来たんだよな?すぐ出すから待ってろ」
苦笑いで慌ててその場を繕うと、グラスを置いて厨房へと急いだ。
「??なんなんだ、あいつ、、、」
その後ろ姿を怪訝そうに睨みながら水を一気に飲み干した。
「はい、おまたせ!」
がぶっ
もぐもぐ
ずるるっ
ぱくぱく
ごっくん
「おーおー、相変わらずいい食べっぷりだな」
手慣れた様子でゼブラの前に座り、食事を眺めるミーア。
「ジロジロ見てんじゃねぇ」
「いつもの事だろ、気にせず食べろ」
はぁ、とため息をついてまた食べ始める。
たしかにいつもの事だな、とゼブラもそれ以上突き放すことは無かった。
、、、
4度目のおかわりをテーブルに置く。
ミーアはフロアに掛けてある時計を見あげた。
ゼブラはまだ食事を終える気配は無い。
、、、祭り、、多分もう終わってるよな、、
心の中で呟く。
「、、、なんかあったか?」
頬杖ついて、なんとなく切ない横顔のミーアを見て、食べる手を止めゼブラが聞いた。
「え?なにが?」
不意な質問に驚いてゼブラを見た。
「さっきから時計みながら、何度もため息つきやがって、飯がまずくなるっつってんだよ」
自分から聞いておいて、なんとなくきまずくなり突き放してしまうゼブラ。
やば、私、そんな残念そうにしてる?
「いや、ごめん、なんでもないよ、厨房にいるから、おかわり欲しかったら声かけてな!」
居づらくなって厨房へと逃げようとするミーア。
「待て」
口いっぱいに放り込み、もぐもぐしながらミーアを呼び止めた。
「、、なんだよ」
呼び止められた理由がわからず、戸惑うミーア。
「、、、、おかわり」
「おかわりかよっ!ったく、、」
呆れた顔で器を受け取るとゆっくりと厨房へと歩いた。
、、、
「花まつりの醍醐味がさ、街の中央にある大きな木に咲く花なんだよ!」
昼に話した客の言葉を思い出していた。
「ほんの数時間しか咲かない上に、しぼんだあとにできる実がはじけて、それが花火みたいなんだ!」
、、、
夜に映えて綺麗だろうな、、
もう咲いてんのかな、見たかったなぁ、、
「はぁ、、」
、、、、
「はい、どうぞ、もうこれで最後だからな」
「すくねぇな」
大きな鍋もとうとう底を尽き、ゼブラに告げると、間髪入れずに文句が入る。
