雨上がりの先に
、、、、
「、、、間違いなくバロンタイガーだし」
店に戻ったミーアはすぐにリンに連絡を入れて急遽店まで来てもらった。
「でも、なんでこんなところに、、?しかも子供が1匹で、、大怪我までしてるしっ、、」
本来バロン諸島で生息する生き物。
リンが首を傾げ、痛々しい傷に目をしかめた。
「こいつを狙っていた男たちの言うことが本当なら、おそらくこの牙、あるいは毛皮を求めて捕獲しようとするハンターから逃げて偶然ここまで流れ着いたんだと思うんだよな、、」
ミーアは自分の傍から離れずに眠るバロンタイガーの頭を優しく撫でながらリンと話す。
「もしそうだったら、、ほんっと酷いことするし!許せないしっ、、!」
悔しそうに顔を歪めた。
「この子、これから、どうするとかは決めてる?」
リンがバロンタイガーの顔を愛おしそうに見つめながらミーアに問う。
「そうだなぁ、、、とりあえずは傷の治療だな。そのあとは、、やっぱりバロン諸島に戻してやるのがいいんだろうな、、多分家族もいるだろうし、、、」
「わかったし!私が責任もって連れてくし!」
「そうだな、お願いするよ!」
ミーアが撫でていた手を止めてリンに渡そうとした時。
!!シャァァッ
「!?」
ミーア以外に触れられるのを嫌がるようにリンに威嚇した。
「めっっちゃ嫌がってるし、、」
「さっきまで大人しかったのにっっ!
大丈夫だって!怖くないからっ、こらっ暴れるなってッ!リンは見方だよ!」
シャァァッ!!
再びミーアが抱きかかえると落ち着きを取り戻し、体を小さく丸めた。
「、、、すごく震えてる、、、」
小さな振動がミーアに伝わってくる。
「今まで怖い目にばかりあって来たんだから、仕方ないし、、」
リンも少し困った顔をして腕の装置から落ち着くフレグランスを噴霧してやった。
「さて、どうしようか、、、眠らせて連れてくって手もあるけど、目が覚めた時の事を考えたら、、、あんまり手荒なこともしたくないしな、、、」
うーむ、と首を傾げるミーア。
「、、、だったら、、ミーアも一緒に来て欲しいし!」
同じく考えていたリンは少ししてそう提案した。
「え?私も?」
驚いてリンを見る。
「来てくれた方がこの子も安心するだろうし。あのハゲも歓迎してくれると思うし!」
「ハ、、ハゲ?え?」
「とにかく!ミーアも一緒に行く!決定だし!」
「話は済んだか?、、、足りねぇ、おかわり持ってこい」
奥のテーブルで1人食事をしていたゼブラが話の決着を待って、空になった大きな皿をミーアに突きつけた。
「あー、はいはい~。すぐ戻ってくるから、ここでちょっと待ってろよ」
バロンタイガーの子供を床に降ろし、頭をちょん、と撫でるとゼブラの皿を受け取り厨房へと消えていくミーア。
ミャ、、、
名残惜しそうにミーアの背中に鳴き、それからゼブラをじとっとした目で見て不貞腐れた顔をした。
「、、、でー、、ゼブラはどうするし?一緒に来る?あんたも一緒にこの子助けたんでしょ?」
ミーアが料理を持ってくるのを黙って待つゼブラにリンが聞く。
「あぁ?知らねぇよ、めんどくせぇ、、行くわけねぇだろ」
そう言って残っていた皿の中の肉の塊を一口で食べ尽くす。
「あっそ。ま、想定内だしぃ。向こうでミーアに変な虫が寄り付かないように私が見張っといてあげるし」
ニヤリとゼブラに笑う。
「なんの事だ。くだらねぇ」
ふん、と鼻で突き放すゼブラ。
「わかってるくせにぃ、ぷぷぷ」
「るせぇーな。早く行けよ」
少しだけ焦る気持ちを誤魔化しながらリンにそっぽを向いた。
「、、、間違いなくバロンタイガーだし」
店に戻ったミーアはすぐにリンに連絡を入れて急遽店まで来てもらった。
「でも、なんでこんなところに、、?しかも子供が1匹で、、大怪我までしてるしっ、、」
本来バロン諸島で生息する生き物。
リンが首を傾げ、痛々しい傷に目をしかめた。
「こいつを狙っていた男たちの言うことが本当なら、おそらくこの牙、あるいは毛皮を求めて捕獲しようとするハンターから逃げて偶然ここまで流れ着いたんだと思うんだよな、、」
ミーアは自分の傍から離れずに眠るバロンタイガーの頭を優しく撫でながらリンと話す。
「もしそうだったら、、ほんっと酷いことするし!許せないしっ、、!」
悔しそうに顔を歪めた。
「この子、これから、どうするとかは決めてる?」
リンがバロンタイガーの顔を愛おしそうに見つめながらミーアに問う。
「そうだなぁ、、、とりあえずは傷の治療だな。そのあとは、、やっぱりバロン諸島に戻してやるのがいいんだろうな、、多分家族もいるだろうし、、、」
「わかったし!私が責任もって連れてくし!」
「そうだな、お願いするよ!」
ミーアが撫でていた手を止めてリンに渡そうとした時。
!!シャァァッ
「!?」
ミーア以外に触れられるのを嫌がるようにリンに威嚇した。
「めっっちゃ嫌がってるし、、」
「さっきまで大人しかったのにっっ!
大丈夫だって!怖くないからっ、こらっ暴れるなってッ!リンは見方だよ!」
シャァァッ!!
再びミーアが抱きかかえると落ち着きを取り戻し、体を小さく丸めた。
「、、、すごく震えてる、、、」
小さな振動がミーアに伝わってくる。
「今まで怖い目にばかりあって来たんだから、仕方ないし、、」
リンも少し困った顔をして腕の装置から落ち着くフレグランスを噴霧してやった。
「さて、どうしようか、、、眠らせて連れてくって手もあるけど、目が覚めた時の事を考えたら、、、あんまり手荒なこともしたくないしな、、、」
うーむ、と首を傾げるミーア。
「、、、だったら、、ミーアも一緒に来て欲しいし!」
同じく考えていたリンは少ししてそう提案した。
「え?私も?」
驚いてリンを見る。
「来てくれた方がこの子も安心するだろうし。あのハゲも歓迎してくれると思うし!」
「ハ、、ハゲ?え?」
「とにかく!ミーアも一緒に行く!決定だし!」
「話は済んだか?、、、足りねぇ、おかわり持ってこい」
奥のテーブルで1人食事をしていたゼブラが話の決着を待って、空になった大きな皿をミーアに突きつけた。
「あー、はいはい~。すぐ戻ってくるから、ここでちょっと待ってろよ」
バロンタイガーの子供を床に降ろし、頭をちょん、と撫でるとゼブラの皿を受け取り厨房へと消えていくミーア。
ミャ、、、
名残惜しそうにミーアの背中に鳴き、それからゼブラをじとっとした目で見て不貞腐れた顔をした。
「、、、でー、、ゼブラはどうするし?一緒に来る?あんたも一緒にこの子助けたんでしょ?」
ミーアが料理を持ってくるのを黙って待つゼブラにリンが聞く。
「あぁ?知らねぇよ、めんどくせぇ、、行くわけねぇだろ」
そう言って残っていた皿の中の肉の塊を一口で食べ尽くす。
「あっそ。ま、想定内だしぃ。向こうでミーアに変な虫が寄り付かないように私が見張っといてあげるし」
ニヤリとゼブラに笑う。
「なんの事だ。くだらねぇ」
ふん、と鼻で突き放すゼブラ。
「わかってるくせにぃ、ぷぷぷ」
「るせぇーな。早く行けよ」
少しだけ焦る気持ちを誤魔化しながらリンにそっぽを向いた。
