雨と虎
ざぁぁぁぁ、、、、
どんよりした空。
大粒の雨。
ミーアの嫌いな雨の日。
「あーぁ、、、暇だなぁ、、、お客さん、ぜーんぜん来ない、、、誰でもいいから来ないかなぁ、、」
つまらなそうに外を睨みながら欠伸をひとつ。
「、、、、今日はもう休みにしちゃおうかな、、」
少し考えて重い腰を上げ、向かったのは表。
看板をCLOSEに変えようとしたその時。
「、、、おい、今日はもう終わりか?」
聞き慣れた声がして、顔を上げるとゼブラが雨に濡れて立っていた。
「ゼブラか。あんまりにもお客さん来ないから閉めようと思ってさぁ、、って、ずぶ濡れじゃねぇか、風邪ひくぞ、とりあえず中に入りなよ」
中に入るようにうながしていると、雨の音に紛れて小さな鳴き声が聞こえた。
、、、ミャォ、、、
「ん?」
声のする方に目をやると、小さな猫のような生き物が雨に震えて鳴いていた。
「なんだお前、親とはぐれたのか?こんなに濡れて、、、ほら、こっちで雨宿りしなー」
ミーアが、慌てて手を差し伸べる。
!!シャァァッ
体の小ささから恐らく子供だろう。口から鋭く伸びた牙をむき出しにしてミーアを威嚇してきた。
「なんだ?食いもんか?」
ゼブラもミーアと共に小さな生き物を見た。
「 なんでもかんでも食いもんにするな!何かの生き物の子供だな、、、あれ?、、、口の周り、、血が付いてる。この傷、最近付いたものか、、?」
もっとよく見たいが、ゼブラを見るなりビクッと体をふるわせて奥の方へと逃げていってしまった。
「、、よく見えなかったけど、、怪我してるみたいだったな、、、」
「それよりも、早く飯食わせろよ」
「お前は食うことしか頭にねぇのかよ、、ったく、、作ってくるからちょっと待ってろ」
、、、
しばらくして、ミーアが運んできた料理をもぐもぐと平らげていくゼブラ。
まだ雨は止んでいない。
「それ、どうすんだ?」
ミーアが小さな椀にご飯を入れて、水とともにどこかへ持っていくのをゼブラが止めた。
「さっきの子。腹減ってないかなって。近くに置いといてみようと思ってさ」
そう言って表に出ると毛布と少しのご飯を雨で濡れていない軒下に置いた。
辺りを見渡すが、姿は見つけられなかった。
、、、、
翌朝も少し雨が降っていた。
「うわぁ、、まだ雨降ってる、、、はぁ、、」
起きて窓を開けるなりミーアは嘆いた。
「まぁこれくらいなら今日は客来そうだし、準備して捕獲に向かうか」
いつもどおり、朝の支度をし、フロアの掃除と、少しの仕込みをして店を出た。
「あ、、、そういや、昨日の子、どうしたかな?」
店の軒下をそっと覗く。
使用したような形跡の毛布と半分残されたご飯。
しかし生き物の姿はもうなかった。
「昨日の子かな、、ご飯少しは食べてくれたみたいだな、よかった、、あとは、怪我か、、大丈夫かな、、、」
気になるのは、血が付いていた顔。
どんよりした空。
大粒の雨。
ミーアの嫌いな雨の日。
「あーぁ、、、暇だなぁ、、、お客さん、ぜーんぜん来ない、、、誰でもいいから来ないかなぁ、、」
つまらなそうに外を睨みながら欠伸をひとつ。
「、、、、今日はもう休みにしちゃおうかな、、」
少し考えて重い腰を上げ、向かったのは表。
看板をCLOSEに変えようとしたその時。
「、、、おい、今日はもう終わりか?」
聞き慣れた声がして、顔を上げるとゼブラが雨に濡れて立っていた。
「ゼブラか。あんまりにもお客さん来ないから閉めようと思ってさぁ、、って、ずぶ濡れじゃねぇか、風邪ひくぞ、とりあえず中に入りなよ」
中に入るようにうながしていると、雨の音に紛れて小さな鳴き声が聞こえた。
、、、ミャォ、、、
「ん?」
声のする方に目をやると、小さな猫のような生き物が雨に震えて鳴いていた。
「なんだお前、親とはぐれたのか?こんなに濡れて、、、ほら、こっちで雨宿りしなー」
ミーアが、慌てて手を差し伸べる。
!!シャァァッ
体の小ささから恐らく子供だろう。口から鋭く伸びた牙をむき出しにしてミーアを威嚇してきた。
「なんだ?食いもんか?」
ゼブラもミーアと共に小さな生き物を見た。
「 なんでもかんでも食いもんにするな!何かの生き物の子供だな、、、あれ?、、、口の周り、、血が付いてる。この傷、最近付いたものか、、?」
もっとよく見たいが、ゼブラを見るなりビクッと体をふるわせて奥の方へと逃げていってしまった。
「、、よく見えなかったけど、、怪我してるみたいだったな、、、」
「それよりも、早く飯食わせろよ」
「お前は食うことしか頭にねぇのかよ、、ったく、、作ってくるからちょっと待ってろ」
、、、
しばらくして、ミーアが運んできた料理をもぐもぐと平らげていくゼブラ。
まだ雨は止んでいない。
「それ、どうすんだ?」
ミーアが小さな椀にご飯を入れて、水とともにどこかへ持っていくのをゼブラが止めた。
「さっきの子。腹減ってないかなって。近くに置いといてみようと思ってさ」
そう言って表に出ると毛布と少しのご飯を雨で濡れていない軒下に置いた。
辺りを見渡すが、姿は見つけられなかった。
、、、、
翌朝も少し雨が降っていた。
「うわぁ、、まだ雨降ってる、、、はぁ、、」
起きて窓を開けるなりミーアは嘆いた。
「まぁこれくらいなら今日は客来そうだし、準備して捕獲に向かうか」
いつもどおり、朝の支度をし、フロアの掃除と、少しの仕込みをして店を出た。
「あ、、、そういや、昨日の子、どうしたかな?」
店の軒下をそっと覗く。
使用したような形跡の毛布と半分残されたご飯。
しかし生き物の姿はもうなかった。
「昨日の子かな、、ご飯少しは食べてくれたみたいだな、よかった、、あとは、怪我か、、大丈夫かな、、、」
気になるのは、血が付いていた顔。
