独占欲
「えっ、、、んー、、、、、確かに、そう言われると絶対違うと言いきれない自分がいる、、、」
陽輝の言葉が妙に納得できる。
他の料理人が作る料理を食べている姿をちゃんと見たのは初めてかもしれない。
ミーアは自分が作った料理をいつも豪快にペロリとたいらげるゼブラの顔を向かいの椅子に座って見ているのが好きだった、とようやく思い知った。
「それに、ホテルグルメで出すような高級食材は、私には扱えない、、そういうのにも嫉妬したのかな、、、」
ミーアの表情を見て2人は顔を見合せて笑った。
「ミーアが、ヤキモチ妬いてるし」
リンが少し意地悪く笑ってミーアをつつく。
「そっ、、そんなんじゃねぇしっ」
「いやいや、立派なヤキモチですよ」
陽輝もすました顔でミーアを見る。
「ヤキモチなんて妬いたことないし、、、まだよく分かってないのは事実だけど、、」
そう言い放ちはしたが、何となく、そうではないかと、思い始めていた。
、、、これが、、、このモヤモヤが、、ヤキモチ、、というものなのか、、、
「私、あいつの美味そうにしてる顔を独り占めにしたかったってことなのか、、、でも、なんで、、?」
「そりゃぁ、、好きだからに決まってるじゃないですか!」
「、、はぁっ!?」
陽輝の言葉に焦ってパッと顔を上げた。
「だれがっ!?」
「ミーアさんが」
「誰を!?」
「ゼブラをだし」
「、、、、い、、いやいやいやいやっ!それはないって!ないないない!!それは違う!!仮にヤキモチは認めたとしても!それはないっ!!」
店内にミーアの声が響いた。
「やっぱりそれは認めない、か。ま、想定内だし」
リンが苦笑いした。
「ヤキモチ妬くって事は少なくともそういう感情があるって事なのに、、、なかなか道のりは長いですねぇ」
陽輝も同じ顔で答えた。
「なんだよっ、2人してっ」
少しスッキリした顔のミーアが、頬を膨らませた。
「まぁまぁ、モヤモヤの正体もわかったし、ひとまずおいしいスイーツでも食べるし!」
「そうですね!私はパフェにしようかなぁ~」
改めてメニューを広げて選び出すリンと陽輝。
「~っっ!!私も食べる!!メニュー見せろ!!」
少し意地になってメニューを広げるミーアをみて2人はクスクスと呆れたように笑いあった。
、、、、
はっっくしゅーんっっ!!
「?!?!」
小松の作った料理を食べながら突然のくしゃみに襲われたゼブラ。
「あれ、ゼブラさん、、風邪ですか?」
次の料理を運びながら小松が問う。
「んなわけあるか。そんな事どうでもいいから次持ってこい!」
小松の料理は、もちろんうまい。豪華な食材や希少食材も使っているし、味付けも気に入っている。
でも、、、
「、、今夜はあいつの店に行くか、、、」
どうにもあいつの料理が食べたくなる衝動にかられるのは何故なのか。
決して高級なものを使っているとか、希少食材を使っているとか、そういうわけでもないのに。
「ゼブラさん、あいつの店って、ミーアさんの店の事っすか?」
次の料理を小松に代わって、ヤマトが置きながらゼブラの呟きを得意げに拾った。
「あ?だったらなんだよ」
「今日、ミーアさんのお店、休みっすよ」
ふふん、と勝ち誇ったような顔のヤマト。
「何!?ぐぬぬぬ、、、」
「あれれぇ?知らなかったんすかぁ??」
ニヤニヤと詰め寄るヤマト。
「ぅ、うるせぇっ、それ以上喋ると捻り潰すぞ。調子に乗るんじゃねぇ、、っ」
「ひぃっ」
、、、まぁ、仮に本当に休みだったとしても、行ったら行ったであいつは絶対何か作ってくれるに決まってる。
あいつはそういうやつだ。
厨房に向かう時の意気揚々とした顔、俺は嫌いじゃねぇ。
陽輝の言葉が妙に納得できる。
他の料理人が作る料理を食べている姿をちゃんと見たのは初めてかもしれない。
ミーアは自分が作った料理をいつも豪快にペロリとたいらげるゼブラの顔を向かいの椅子に座って見ているのが好きだった、とようやく思い知った。
「それに、ホテルグルメで出すような高級食材は、私には扱えない、、そういうのにも嫉妬したのかな、、、」
ミーアの表情を見て2人は顔を見合せて笑った。
「ミーアが、ヤキモチ妬いてるし」
リンが少し意地悪く笑ってミーアをつつく。
「そっ、、そんなんじゃねぇしっ」
「いやいや、立派なヤキモチですよ」
陽輝もすました顔でミーアを見る。
「ヤキモチなんて妬いたことないし、、、まだよく分かってないのは事実だけど、、」
そう言い放ちはしたが、何となく、そうではないかと、思い始めていた。
、、、これが、、、このモヤモヤが、、ヤキモチ、、というものなのか、、、
「私、あいつの美味そうにしてる顔を独り占めにしたかったってことなのか、、、でも、なんで、、?」
「そりゃぁ、、好きだからに決まってるじゃないですか!」
「、、はぁっ!?」
陽輝の言葉に焦ってパッと顔を上げた。
「だれがっ!?」
「ミーアさんが」
「誰を!?」
「ゼブラをだし」
「、、、、い、、いやいやいやいやっ!それはないって!ないないない!!それは違う!!仮にヤキモチは認めたとしても!それはないっ!!」
店内にミーアの声が響いた。
「やっぱりそれは認めない、か。ま、想定内だし」
リンが苦笑いした。
「ヤキモチ妬くって事は少なくともそういう感情があるって事なのに、、、なかなか道のりは長いですねぇ」
陽輝も同じ顔で答えた。
「なんだよっ、2人してっ」
少しスッキリした顔のミーアが、頬を膨らませた。
「まぁまぁ、モヤモヤの正体もわかったし、ひとまずおいしいスイーツでも食べるし!」
「そうですね!私はパフェにしようかなぁ~」
改めてメニューを広げて選び出すリンと陽輝。
「~っっ!!私も食べる!!メニュー見せろ!!」
少し意地になってメニューを広げるミーアをみて2人はクスクスと呆れたように笑いあった。
、、、、
はっっくしゅーんっっ!!
「?!?!」
小松の作った料理を食べながら突然のくしゃみに襲われたゼブラ。
「あれ、ゼブラさん、、風邪ですか?」
次の料理を運びながら小松が問う。
「んなわけあるか。そんな事どうでもいいから次持ってこい!」
小松の料理は、もちろんうまい。豪華な食材や希少食材も使っているし、味付けも気に入っている。
でも、、、
「、、今夜はあいつの店に行くか、、、」
どうにもあいつの料理が食べたくなる衝動にかられるのは何故なのか。
決して高級なものを使っているとか、希少食材を使っているとか、そういうわけでもないのに。
「ゼブラさん、あいつの店って、ミーアさんの店の事っすか?」
次の料理を小松に代わって、ヤマトが置きながらゼブラの呟きを得意げに拾った。
「あ?だったらなんだよ」
「今日、ミーアさんのお店、休みっすよ」
ふふん、と勝ち誇ったような顔のヤマト。
「何!?ぐぬぬぬ、、、」
「あれれぇ?知らなかったんすかぁ??」
ニヤニヤと詰め寄るヤマト。
「ぅ、うるせぇっ、それ以上喋ると捻り潰すぞ。調子に乗るんじゃねぇ、、っ」
「ひぃっ」
、、、まぁ、仮に本当に休みだったとしても、行ったら行ったであいつは絶対何か作ってくれるに決まってる。
あいつはそういうやつだ。
厨房に向かう時の意気揚々とした顔、俺は嫌いじゃねぇ。
