食いしん坊のおばけ
「いってててて、、、あれ?ゼブラ?どこだ?」
ミーアがそう言った瞬間。
パチッ
フロアの灯りがまた、なんの前触れもなくついた。
「あっ、、ついた!」
「、、、、早く降りろ」
一瞬ゼブラが言った事が理解出来ずに声のするほうを見るミーア。
「ん?、、、」
ゆっくりと視線を落とす。
自分の体がゼブラにまたがる形で乗っかっていた事にようやく気が付いた。
「えっ?ちょっ、、は?、、、なんで私ゼブラに乗ってんの?」
現状に頭が上手く追いつかない。
「いいから!早く!降りろ!ばか!」
「ご、ごめ、、っ」
クスクスクスッ
「!?」
「!?」
2人に小さな笑い声が聞こえた。
「お兄さんとお姉さん、恋人同士なの?さっきからおもしろいね」
白いワンピースの少女がこちらを見て笑っている。
「ちがっ、これはっ、、ハプニングというかっ、アクシデントというかっ!!」
我に返ったミーアが飛びのきながら必死に否定する。
それを見て少女はクスクスと笑っていた。
「お、、おかわり、、する?」
動揺を隠せない中、ミーアが聞くと、少女はゆっくりと首を振った。
「もうお腹いっぱい。ありがとう、ごちそうさまでした、、、このお店のご飯、1度食べてみたかったの。やっぱりとても美味しかった」
そういうと、姿が薄くなり、やがて消えてしまった。
「き、、消えた!?」
残っているのは完食された食事の跡と、代金。
「ゼ、ゼブラ!今の見たか!?」
ミーアに押し倒された体をゆっくりと起こしながら
「、、、知るか、見てねぇ」
と面倒くさそうに答えた。
心の中はそれどころではなかった。
柔らかい肌の感触。
間近で香ったミーアのにおい。
今までどんなに近くにいてもほとんど何も思わなかったのに。なんなら、添い寝だってした事もある。でも、何故か今日はいつもと違う感情がゼブラの中に渦巻いていた。
「、、、、」
頭と心が騒がしい。
「あ、ごめん、大丈夫か?」
立ち上がらないゼブラに気がついてミーアは心配そうに近づいた。
「、、問題ねぇよ、これくらい」
そう答えてゆっくりと立ち上がった。
敢えて視線をミーアに合わせないように。
「そ、そうか?、、、」
「そんな事より、俺の飯、どうすんだよ」
そう言えば、と空になった腹に気がついた。
「あ、それなんだけど、今から夕飯作るし、それ、食べてく?」
「、、、あるならさっさとしろ」
「はいはい、ちょっと待ってな!すぐこれ、片付けるから!」
そう言って少女が食べたあとの食器を持ち上げた。
「、、にしても、、不思議なお客さんだったなー、、、ほんとにおばけだったのかなぁ、、」
そんな事を呟きながら厨房へと行くミーアの背中を黙って見送るゼブラ。
「くそっ、、あいつらのせいだ。この気持ちは一体なんなんだよ、、」
胸の奥がぎゅっとなる。
トリコ達に冷やかされたあの日からゼブラはうまくミーアの顔が見ることが出来なくなっていた。
ミーアがそう言った瞬間。
パチッ
フロアの灯りがまた、なんの前触れもなくついた。
「あっ、、ついた!」
「、、、、早く降りろ」
一瞬ゼブラが言った事が理解出来ずに声のするほうを見るミーア。
「ん?、、、」
ゆっくりと視線を落とす。
自分の体がゼブラにまたがる形で乗っかっていた事にようやく気が付いた。
「えっ?ちょっ、、は?、、、なんで私ゼブラに乗ってんの?」
現状に頭が上手く追いつかない。
「いいから!早く!降りろ!ばか!」
「ご、ごめ、、っ」
クスクスクスッ
「!?」
「!?」
2人に小さな笑い声が聞こえた。
「お兄さんとお姉さん、恋人同士なの?さっきからおもしろいね」
白いワンピースの少女がこちらを見て笑っている。
「ちがっ、これはっ、、ハプニングというかっ、アクシデントというかっ!!」
我に返ったミーアが飛びのきながら必死に否定する。
それを見て少女はクスクスと笑っていた。
「お、、おかわり、、する?」
動揺を隠せない中、ミーアが聞くと、少女はゆっくりと首を振った。
「もうお腹いっぱい。ありがとう、ごちそうさまでした、、、このお店のご飯、1度食べてみたかったの。やっぱりとても美味しかった」
そういうと、姿が薄くなり、やがて消えてしまった。
「き、、消えた!?」
残っているのは完食された食事の跡と、代金。
「ゼ、ゼブラ!今の見たか!?」
ミーアに押し倒された体をゆっくりと起こしながら
「、、、知るか、見てねぇ」
と面倒くさそうに答えた。
心の中はそれどころではなかった。
柔らかい肌の感触。
間近で香ったミーアのにおい。
今までどんなに近くにいてもほとんど何も思わなかったのに。なんなら、添い寝だってした事もある。でも、何故か今日はいつもと違う感情がゼブラの中に渦巻いていた。
「、、、、」
頭と心が騒がしい。
「あ、ごめん、大丈夫か?」
立ち上がらないゼブラに気がついてミーアは心配そうに近づいた。
「、、問題ねぇよ、これくらい」
そう答えてゆっくりと立ち上がった。
敢えて視線をミーアに合わせないように。
「そ、そうか?、、、」
「そんな事より、俺の飯、どうすんだよ」
そう言えば、と空になった腹に気がついた。
「あ、それなんだけど、今から夕飯作るし、それ、食べてく?」
「、、、あるならさっさとしろ」
「はいはい、ちょっと待ってな!すぐこれ、片付けるから!」
そう言って少女が食べたあとの食器を持ち上げた。
「、、にしても、、不思議なお客さんだったなー、、、ほんとにおばけだったのかなぁ、、」
そんな事を呟きながら厨房へと行くミーアの背中を黙って見送るゼブラ。
「くそっ、、あいつらのせいだ。この気持ちは一体なんなんだよ、、」
胸の奥がぎゅっとなる。
トリコ達に冷やかされたあの日からゼブラはうまくミーアの顔が見ることが出来なくなっていた。
