サイドストーリー⑦~ミーア&ヤマト~出会い編
ミーアが妖食界にきて三年がたとうとしていた。
「、、、、すぅ、、」
全て吐いた息を静かに吸うと、目の前の食材を見つめた。
シュンッ
スパッ
、、、
じゅぅぅぅっ
、、、
「、、、できたっ」
どこかスッキリした顔で額の汗を拭うと横で見ていたブランチを見上げた。
「どれどれ、、味は、、、」
スプーンでそれをひとすくいして口に運ぶ。
「、、、どうだ?」
「ん!なかなかええやん」
「よっしゃ!」
苦手食材の克服。
3年の修行でのミーアのテーマでもあった。
「吐き気も鳥肌ももう、気にならずに触れるぞ!」
胸を張って笑うミーア。
「そろそろ、3年経つんか、、早いな、、」
喜ぶミーアを見ながらブランチが小さく呟いた。
、、、、
天狗の城、厨房。
「ミーア!そっちどうや!?」
「できてます!メインも付け合せの仕込みも!あと、ソースの味見てください!」
「よっしゃ、あとはワシに任せぇ!」
最近は怒号もあまり飛ばなくなった。
ブランチの右腕のように動くミーアを見てスタッフも目を丸くする。
「元々よく動く子だったが、ありゃすげぇな、、」
「ミーアちゃんだろ?そろそろ3年経つから人間界に戻る日も近いんじゃないか?」
「人間界で店やってるってよ」
「一度行ってみたいもんだなぁ」
ミーアの働く姿を見ながら口々にスタッフが話す。
、、、、
一方人間界。
ホテルグルメの厨房。
「おいヤマト!ぼーっとしてんじゃねーぞ!!」
「っっ!はいっす!!」
ヤマトがコックコートをまとって厨房を走り回っていた。
「お前、小松シェフが今居ないからってサボってんじゃねーぞ」
先輩シェフがヤマトを睨む。
「そ、そんなっ、、サボってなんかないっすよ!」
「うるせぇ!黙ってこれ運んでろ!」
、、、、
ヤマトの1番苦手な先輩シェフだった。
最悪だ。
よりによって小松シェフのいない今日の担当がこのシェフのサポートとは、、
はぁ、、、
押し付けられた調理器具を持ち、思わずため息をついた。
こんな日はあの日の事を思い出す。
料理人の仕事を辞めようと思っていたあの時。
元々は、憧れて就いた仕事だった。
天職だと思っていた。
そして、ホテルグルメという有名なところに就職できたと、少しいい気にもなっていた。
しかし、それはいとも簡単にポッキリと折られてしまう。
数年前の話。
「、、、、すぅ、、」
全て吐いた息を静かに吸うと、目の前の食材を見つめた。
シュンッ
スパッ
、、、
じゅぅぅぅっ
、、、
「、、、できたっ」
どこかスッキリした顔で額の汗を拭うと横で見ていたブランチを見上げた。
「どれどれ、、味は、、、」
スプーンでそれをひとすくいして口に運ぶ。
「、、、どうだ?」
「ん!なかなかええやん」
「よっしゃ!」
苦手食材の克服。
3年の修行でのミーアのテーマでもあった。
「吐き気も鳥肌ももう、気にならずに触れるぞ!」
胸を張って笑うミーア。
「そろそろ、3年経つんか、、早いな、、」
喜ぶミーアを見ながらブランチが小さく呟いた。
、、、、
天狗の城、厨房。
「ミーア!そっちどうや!?」
「できてます!メインも付け合せの仕込みも!あと、ソースの味見てください!」
「よっしゃ、あとはワシに任せぇ!」
最近は怒号もあまり飛ばなくなった。
ブランチの右腕のように動くミーアを見てスタッフも目を丸くする。
「元々よく動く子だったが、ありゃすげぇな、、」
「ミーアちゃんだろ?そろそろ3年経つから人間界に戻る日も近いんじゃないか?」
「人間界で店やってるってよ」
「一度行ってみたいもんだなぁ」
ミーアの働く姿を見ながら口々にスタッフが話す。
、、、、
一方人間界。
ホテルグルメの厨房。
「おいヤマト!ぼーっとしてんじゃねーぞ!!」
「っっ!はいっす!!」
ヤマトがコックコートをまとって厨房を走り回っていた。
「お前、小松シェフが今居ないからってサボってんじゃねーぞ」
先輩シェフがヤマトを睨む。
「そ、そんなっ、、サボってなんかないっすよ!」
「うるせぇ!黙ってこれ運んでろ!」
、、、、
ヤマトの1番苦手な先輩シェフだった。
最悪だ。
よりによって小松シェフのいない今日の担当がこのシェフのサポートとは、、
はぁ、、、
押し付けられた調理器具を持ち、思わずため息をついた。
こんな日はあの日の事を思い出す。
料理人の仕事を辞めようと思っていたあの時。
元々は、憧れて就いた仕事だった。
天職だと思っていた。
そして、ホテルグルメという有名なところに就職できたと、少しいい気にもなっていた。
しかし、それはいとも簡単にポッキリと折られてしまう。
数年前の話。
