甘い秘密
しばらくして、何人目かあと、身知った顔を見つけた。
「お!ヤマトじゃないか!いらっしゃーい!」
「ミーアさん、こんにちわ!まだいけるっすか?」
ヤマトもまた、少しソワソワしていた。
「うん!残ってるよ!今日は、1人か?」
「はいっす!」
「んじゃ、入って待ってな!寒かっただろ?スープもあるけど飲む?」
他のテーブルを片付けながらヤマトに問う。
「飲むっす!!」
「先に持ってくるね!」
そう言ってニッコリ笑うと厨房へと足早に向かっていった。
その背中をずっと見つめるヤマト。
「、、ほんっと、相変わらず楽しそうに仕事してるなぁ、ミーアさん、、」
あの日、チョコレートの店にいたのは、はたしてほんとにミーアだったのか、なんとなく聞けずにいた。
もしそれがミーアだったなら、誰のためのチョコを買うためだったのか、、もしくは、手作り用のチョコなのか、、もしそうだったら、バレンタイン当日の今日、自分はそれを貰えるのか、、気になって仕方がなかった。
そんな気持ちでソワソワと待っていると、暖かな湯気のたったスープを持ってミーアが戻ってきた。
「熱いから火傷に気をつけろよ」
かちゃりと音がして目の前にスープが置かれる。
「いただきまーす!!ふぅふぅ、、ずずっ、、あっちっっ」
冷ましたはずのスープがまだ熱く、涙目で水を飲むヤマト。
「だから、気をつけろって言ったのにぃ」
ミーアは呆れたように笑って、また厨房へ行ってしまった。
それからヤマトがスープを半分まで飲んだ頃、
「おまたせー!」
定食が目の前に運ばれてきた。
「やった!いただきます!!」
待ってましたとばかりにホカホカの料理がヤマトの口に運ばれていく。
「ん~っっ、、やっぱり美味いぃっ!!」
チョコの事を気にしていたのも忘れて次々と箸が進む。
ミーアはその様子をクスクスと安心したように笑いながら見ていた。
何度かおかわりをして、丁度お腹も膨れてきた頃。
見計らうようにミーアが何かを持って厨房からやってきた。
「ヤマト、甘いもの、大丈夫だっけ?」
「はいっす!自分好きっすよ」
「んじゃ、これ、よかったら」
ミーアはそう言うと小袋をヤマトに渡した。
「!?こ、、これはっ!!まさか!」
すぐに何かがわかった。
「今日、バレンタインだからな、一般の客にはチョコレート1個渡してるだけなんだけど、ヤマトは普段から仲良くしてくれてるから、、、特別!」
そう言って少し恥ずかしそうに笑った。
「ミーアさん、、っっ、、その笑顔は反則っすっっ、、、」
ミーアに気持ちがあるヤマトは、1度振られたとはいえ、たった一つの特別と言われた包みが神々しく見えた。
「て、手作り、、っすか?」
「うん、一応、、、」
少し照れて頭を搔くミーア。
「俺、、これ、、ずっと取っておきたいっすっ、、」
「いや、食ってくれよ」
憧れのおもちゃを手に入れた少年のような眼差しで包みを見るヤマトにミーアは苦笑いしながら突っ込んだ。
「お!ヤマトじゃないか!いらっしゃーい!」
「ミーアさん、こんにちわ!まだいけるっすか?」
ヤマトもまた、少しソワソワしていた。
「うん!残ってるよ!今日は、1人か?」
「はいっす!」
「んじゃ、入って待ってな!寒かっただろ?スープもあるけど飲む?」
他のテーブルを片付けながらヤマトに問う。
「飲むっす!!」
「先に持ってくるね!」
そう言ってニッコリ笑うと厨房へと足早に向かっていった。
その背中をずっと見つめるヤマト。
「、、ほんっと、相変わらず楽しそうに仕事してるなぁ、ミーアさん、、」
あの日、チョコレートの店にいたのは、はたしてほんとにミーアだったのか、なんとなく聞けずにいた。
もしそれがミーアだったなら、誰のためのチョコを買うためだったのか、、もしくは、手作り用のチョコなのか、、もしそうだったら、バレンタイン当日の今日、自分はそれを貰えるのか、、気になって仕方がなかった。
そんな気持ちでソワソワと待っていると、暖かな湯気のたったスープを持ってミーアが戻ってきた。
「熱いから火傷に気をつけろよ」
かちゃりと音がして目の前にスープが置かれる。
「いただきまーす!!ふぅふぅ、、ずずっ、、あっちっっ」
冷ましたはずのスープがまだ熱く、涙目で水を飲むヤマト。
「だから、気をつけろって言ったのにぃ」
ミーアは呆れたように笑って、また厨房へ行ってしまった。
それからヤマトがスープを半分まで飲んだ頃、
「おまたせー!」
定食が目の前に運ばれてきた。
「やった!いただきます!!」
待ってましたとばかりにホカホカの料理がヤマトの口に運ばれていく。
「ん~っっ、、やっぱり美味いぃっ!!」
チョコの事を気にしていたのも忘れて次々と箸が進む。
ミーアはその様子をクスクスと安心したように笑いながら見ていた。
何度かおかわりをして、丁度お腹も膨れてきた頃。
見計らうようにミーアが何かを持って厨房からやってきた。
「ヤマト、甘いもの、大丈夫だっけ?」
「はいっす!自分好きっすよ」
「んじゃ、これ、よかったら」
ミーアはそう言うと小袋をヤマトに渡した。
「!?こ、、これはっ!!まさか!」
すぐに何かがわかった。
「今日、バレンタインだからな、一般の客にはチョコレート1個渡してるだけなんだけど、ヤマトは普段から仲良くしてくれてるから、、、特別!」
そう言って少し恥ずかしそうに笑った。
「ミーアさん、、っっ、、その笑顔は反則っすっっ、、、」
ミーアに気持ちがあるヤマトは、1度振られたとはいえ、たった一つの特別と言われた包みが神々しく見えた。
「て、手作り、、っすか?」
「うん、一応、、、」
少し照れて頭を搔くミーア。
「俺、、これ、、ずっと取っておきたいっすっ、、」
「いや、食ってくれよ」
憧れのおもちゃを手に入れた少年のような眼差しで包みを見るヤマトにミーアは苦笑いしながら突っ込んだ。
