甘い秘密
再開店からしばらく月日が経った頃。
その日は寒く冷たい風が吹いていた。
「まだまだ、寒いなぁ、、あ、いらっしゃーい!早く中に入りな、あったかくしてるから!」
そう言いながら表の看板をOPENにかえる。
既に並んでいた客が白い息を吐きながら足早に店内へと吸い込まれていった。
「ミーアちゃん、定食とは別に暖かいスープとかない?」
1人の客がすがるようにミーアにたずねた。
「もちろん、あるよ!先に持ってこようか?」
ニカッと笑いながらドヤ顔で答えるミーア。
「うん!頼む!」
「私もー!」
店内の客が口々にミーアに注文した。
、、、
しばらくしてあたたかな湯気のたつスープが運ばれてきた。
「冷めないうちにどうぞ!これから定食も持ってくるから!あ、火傷に気をつけろよ~」
「いただきまー、、あっちぃっっ!」
熱々のスープは1口で心も体もふんわりとあたたかくしてくれる。
コートを羽織っていた客たちはスープを飲み進めると共に上着を脱いでいた。
、、、、
そんな寒い日の仕事も昼過ぎには10人分終わり、早々に看板をCLOSEにかえた。
「早く終わったし、、ちょっと街まで買い出しに行くか」
ミーアは1人つぶやき出かける支度をした。
、、、、
昼過ぎの街は当たり前のように賑わっていた。
そしてどこからともなく香る甘い匂い。
「なんか、今日はやけに女の子が多い気がするけど、、、ん?」
ふと見た店の表の旗に"バレンタインデー"と書いてあるのを見つけた。
「あ~、そういえば、もうすぐバレンタインかー、、あ!そうだ!」
ミーアは独り言でそう呟くと1軒の店に吸い込まれるように入っていった。
「ん?あれは、、、」
店に入る姿をたまたま見ていた者がいた。
「おい、早く行くぞ!」
「あ、おぉ!悪い!、、、今、チョコレートのお店に入っていったの、ミーアさんのような気がしたけど、、気のせいか、、?」
ヤマトは友人に呼ばれて慌てて目を逸らした。
、、、、
バレンタインデー当日。
相変わらず少し寒い朝。
開店前から並ぶ数人の客。
「いらっしゃい!」
いつもの笑顔で出迎えるミーアがいた。
こころなしか男性客が少しソワソワしているようだったが、ミーアは気がついていない。
、、、
「あー、今日もおなかいっぱいだぁ、、」
客が膨れた腹をさすって幸福感に浸っていた時。
「これ、おまけ」
そう言って食べ終わった客のテーブルに小さなハート型の包を置いた。
「ミーアちゃん、これは?」
多分、何かはもう分かってはいたその客は嬉しそうにミーアに尋ねた。
「バレンタインデーだからな!私からのプレゼントだよ!今日来た客に配るつもりで準備してたんだ」
そう言ってウィンク1つ。
「なぁんだ、、俺だけ特別ってわけじゃないのね」
その客は残念そうに笑った。
その日は寒く冷たい風が吹いていた。
「まだまだ、寒いなぁ、、あ、いらっしゃーい!早く中に入りな、あったかくしてるから!」
そう言いながら表の看板をOPENにかえる。
既に並んでいた客が白い息を吐きながら足早に店内へと吸い込まれていった。
「ミーアちゃん、定食とは別に暖かいスープとかない?」
1人の客がすがるようにミーアにたずねた。
「もちろん、あるよ!先に持ってこようか?」
ニカッと笑いながらドヤ顔で答えるミーア。
「うん!頼む!」
「私もー!」
店内の客が口々にミーアに注文した。
、、、
しばらくしてあたたかな湯気のたつスープが運ばれてきた。
「冷めないうちにどうぞ!これから定食も持ってくるから!あ、火傷に気をつけろよ~」
「いただきまー、、あっちぃっっ!」
熱々のスープは1口で心も体もふんわりとあたたかくしてくれる。
コートを羽織っていた客たちはスープを飲み進めると共に上着を脱いでいた。
、、、、
そんな寒い日の仕事も昼過ぎには10人分終わり、早々に看板をCLOSEにかえた。
「早く終わったし、、ちょっと街まで買い出しに行くか」
ミーアは1人つぶやき出かける支度をした。
、、、、
昼過ぎの街は当たり前のように賑わっていた。
そしてどこからともなく香る甘い匂い。
「なんか、今日はやけに女の子が多い気がするけど、、、ん?」
ふと見た店の表の旗に"バレンタインデー"と書いてあるのを見つけた。
「あ~、そういえば、もうすぐバレンタインかー、、あ!そうだ!」
ミーアは独り言でそう呟くと1軒の店に吸い込まれるように入っていった。
「ん?あれは、、、」
店に入る姿をたまたま見ていた者がいた。
「おい、早く行くぞ!」
「あ、おぉ!悪い!、、、今、チョコレートのお店に入っていったの、ミーアさんのような気がしたけど、、気のせいか、、?」
ヤマトは友人に呼ばれて慌てて目を逸らした。
、、、、
バレンタインデー当日。
相変わらず少し寒い朝。
開店前から並ぶ数人の客。
「いらっしゃい!」
いつもの笑顔で出迎えるミーアがいた。
こころなしか男性客が少しソワソワしているようだったが、ミーアは気がついていない。
、、、
「あー、今日もおなかいっぱいだぁ、、」
客が膨れた腹をさすって幸福感に浸っていた時。
「これ、おまけ」
そう言って食べ終わった客のテーブルに小さなハート型の包を置いた。
「ミーアちゃん、これは?」
多分、何かはもう分かってはいたその客は嬉しそうにミーアに尋ねた。
「バレンタインデーだからな!私からのプレゼントだよ!今日来た客に配るつもりで準備してたんだ」
そう言ってウィンク1つ。
「なぁんだ、、俺だけ特別ってわけじゃないのね」
その客は残念そうに笑った。
