サイドストーリー⑥~陽輝&ヤマト~
ヤマトの事も、ミーアの事も気になりつつ終業時刻が来て、今日は残業する気すら起こらず、帰る支度をする陽輝。
制服から私服に着替えてロッカー室の扉を開けた。
、、ドンッ
「あっ、またやっちゃったっ、、す、すいませっ、、あれっ、、?」
時間でも戻った感覚だった。
ぶつけた相手はまた、ヤマトだったのだ。
「あ、、いえ、、」
朝と全くおなじ反応。
「?いつもこう、、?なわけないよね、、なんか、やっぱり様子がおかしい、、」
フラフラと薄暗い廊下を歩いて私服のヤマトがホテルの従業員出入口へと向かっていくのを見ながら首を傾げる陽輝。
陽輝もまた、帰宅準備ができたので、同じ方向へと歩いた。
前をフラフラ歩くヤマト。
その時。
ガンッ
鈍い音がした。
電信柱にヤマトが躊躇なく突っ込み額から出血するも、ヤマトは死んだ魚のような目をしてボーッとしていた。
「!?え、、えぇぇ!?ちょっ、、ほんとに大丈夫かな、、あの人、、、」
ほぼ初対面の男性。
陽輝は少し声をかけるのを躊躇した。
「声、、いきなりかけるのもなぁ、、いやでも、あれは、さすがに痛いよね、、やっぱり見て見ぬふりはできない、、」
心の中でそう思うと、拳をぎゅっと握ってヤマトに駆け寄った。
「あのっ、、だ、大丈夫ですか!?」
「え?、、あ、はい、、」
陽輝の声掛けに腑抜けた返事のヤマト。
「しっかりしてください!!おでこから血!出てますよ!」
「あぁ、、ホントだ、、」
「、、、ダメだこりゃ、、なんか、魂抜けてる、、」
尚もボーッとするヤマトを見て、陽輝は少し考えたあと、ハッとしてこう言葉をかけてみた。。
「あなた、、ヤマトさん、、ですよね?ミーアさんのお友達の、、」
「え、、?」
今度は陽輝の言葉に少し反応が見えた。
手応えがあったのを見て陽輝は言葉を続けた。
「私も、ミーアさんを知ってるんです!」
「そ、そうなんすか!?」
「はい!」
「、、、だったら、、ミーアさんが今、修行に出てることも知ってるんすか?」
悲しげに陽輝を見るヤマト。
「はい、、知ってます。私は今朝、知ったんですけどね、、1か月前に行ったそうです」
「俺も最近、小松シェフに聞いて、、。ミーアさんが帰ってくるまで頑張ろうって、一度は思ってたんすけど、やっぱりなんか、あの店にミーアさんがいないっていうのが信じられなくて、、、つい、ボーッと、、、はぁ、ダメっすね、、こんなんじゃ、、」
あまりのヤマトの落胆さに、陽輝の中の憶測が確信に変わった。
制服から私服に着替えてロッカー室の扉を開けた。
、、ドンッ
「あっ、またやっちゃったっ、、す、すいませっ、、あれっ、、?」
時間でも戻った感覚だった。
ぶつけた相手はまた、ヤマトだったのだ。
「あ、、いえ、、」
朝と全くおなじ反応。
「?いつもこう、、?なわけないよね、、なんか、やっぱり様子がおかしい、、」
フラフラと薄暗い廊下を歩いて私服のヤマトがホテルの従業員出入口へと向かっていくのを見ながら首を傾げる陽輝。
陽輝もまた、帰宅準備ができたので、同じ方向へと歩いた。
前をフラフラ歩くヤマト。
その時。
ガンッ
鈍い音がした。
電信柱にヤマトが躊躇なく突っ込み額から出血するも、ヤマトは死んだ魚のような目をしてボーッとしていた。
「!?え、、えぇぇ!?ちょっ、、ほんとに大丈夫かな、、あの人、、、」
ほぼ初対面の男性。
陽輝は少し声をかけるのを躊躇した。
「声、、いきなりかけるのもなぁ、、いやでも、あれは、さすがに痛いよね、、やっぱり見て見ぬふりはできない、、」
心の中でそう思うと、拳をぎゅっと握ってヤマトに駆け寄った。
「あのっ、、だ、大丈夫ですか!?」
「え?、、あ、はい、、」
陽輝の声掛けに腑抜けた返事のヤマト。
「しっかりしてください!!おでこから血!出てますよ!」
「あぁ、、ホントだ、、」
「、、、ダメだこりゃ、、なんか、魂抜けてる、、」
尚もボーッとするヤマトを見て、陽輝は少し考えたあと、ハッとしてこう言葉をかけてみた。。
「あなた、、ヤマトさん、、ですよね?ミーアさんのお友達の、、」
「え、、?」
今度は陽輝の言葉に少し反応が見えた。
手応えがあったのを見て陽輝は言葉を続けた。
「私も、ミーアさんを知ってるんです!」
「そ、そうなんすか!?」
「はい!」
「、、、だったら、、ミーアさんが今、修行に出てることも知ってるんすか?」
悲しげに陽輝を見るヤマト。
「はい、、知ってます。私は今朝、知ったんですけどね、、1か月前に行ったそうです」
「俺も最近、小松シェフに聞いて、、。ミーアさんが帰ってくるまで頑張ろうって、一度は思ってたんすけど、やっぱりなんか、あの店にミーアさんがいないっていうのが信じられなくて、、、つい、ボーッと、、、はぁ、ダメっすね、、こんなんじゃ、、」
あまりのヤマトの落胆さに、陽輝の中の憶測が確信に変わった。
