サイドストーリー①~サニー&陽輝~

「びっくりしたぁぁ、、なんですか、急に現れて大きな声なんて出して、、」

「休日出勤の割にはがっつり仕事こなしてるが、、まだ終わらないのか?」

はぁ、とため息ひとつ。

「ええ、、まぁ、、色々頼まれててなかなか終わらなくて、、」

「飯は?」
「、、、はい?」

「昼飯は食ったのかって聞いてんだよ」
「あー、、はい、一応!これを!」
そう言って自信満々に栄養ドリンクの空瓶をサニーに見せつけた。
「アホか、お前は!!こんなんで腹が膨れるわけねぇだろ!」
「だってぇ!お昼ご飯持ってくるの忘れてましたし、仕事始めると、やめ時がわからなくて、、へへ、、っ」

さっきから、何度ため息をついたかわからない。
少し頭を抱えたあと、まだあたたかいマルシェで買ったものを机のど真ん中にどさっ、と置いた。

「おや?いい匂い!なんですか、これ!」
「お前、今日、外でイベントあってるの、知らなかっただろ、、」

「はい、ぜんっぜん!」
気持ちがいいくらいはっきりと答える陽輝。
「グルメマルシェ。色んなレストランが寄り集まって食事を出してるんだってよ。食うぞ」

「へ?サニーさんもここで食べるんですか?」
袋を開けながらキョトンとした顔でサニーを見た。

「悪いかよっ俺もまだ食ってねぇっつの!」
「そうだったんですね!!じゃあ、一緒に食べましょ!ん?あれ、飲み物まで、、サニーさん準備がいいですね~ありがとうございます!」
ペットボトル2本を取りだして机に置く。
「あ、それは、ミーアから」
「ミーアさん!?ミーアさんも来てるんですか!?うそぉ、、会いたかった、、」
「だから!一緒に行こうと思ってたらお前、朝早くから仕事に出たんだろうがっ」
残念そうに項垂れる陽輝に追い討ちをかけるようにサニーも吠えた。

「、、サニーさん!!これ食べたら残りの仕事すぐ終わらせるんで、それからでもマルシェ行くの遅くないですよね!?」

早々と箸を持っていただきますをはじめる陽輝。

「どうだろうな、、ミーアのいたテント、かなり賑わってたから、もうそろそろ終わるんじゃないか?」
少し意地悪を言ってやる。
「えーーっっ、、サニーさんがもっと早く言ってくれれば、、、」
「俺のせいかよっ」

「、、、でも、まぁ、明日もあるらしいし?一緒にまわるか?ミーアも明日まで居るらしいし」
「えっ!?そうなんですか!!行きます!!行きたいです!!んじゃ、これ食べたら急いでお仕事片付けちゃいますね!!今日中に終わらせます!」

そう息巻く陽輝を横目に見ながら、明日を楽しみにワクワクする気持ちをなんとか押さえながら今日の食事を共にするサニーだった。
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