休息

、、、、

「なるほど、そうだったのか、、サニー、お前知ってたんだな!?」
話を聞いたトリコがサニーを責める。
「なんの事だか。俺は日頃の疲れを癒しに温泉旅行に来ただけだ。チケットに3人までと書いてたから仕方なくお前らを誘ったまで。本当はゼブラじゃなくてココを誘いたかったが、所用で来れなくてな」

「なんだと!?けっ、別にお前に誘われたから来たわけじゃねえ、ここの料理がうまいと聞いて来ただけだ」

3人が顔を突合せて睨み合いが始まりそうだった。

「まぁまぁっ!偶然でも、そうじゃなくても別にいいし!ここで会ったのが運?縁?、、てことで、仲良くやるし!ねっ、トリコっ」

間に入ったリンがトリコに絡む。

「まぁな、俺はここのうまい飯が食えりゃなんでもいいさ、ゼブラもそうだろ?」

「ふんっ」
ゼブラはツンとした顔で食事を続けた。

「、、、相変わらず、3人の性格がよく出てんなー、、、ね、陽輝もそう思うだろ?」

「、、、、」
ミーアが、じとっとした目で3人を見つつ陽輝に声をかけたが返事がない。
「、、陽輝?」
不思議に思いもう一度名前を呼んだ。

「お、お、、、推しの浴衣姿ぁっ、、サニーさんっ、写真撮ってもいいですかっ!?てか、なんでサニーさんもここに居るんですか!?今朝、家で顔合わせた時、何も言ってなかったじゃないですか!!」
うっとりと推しを眺めたあと、表情を変えサニーに言い寄る陽輝。
「やめろやめろ!!こっちにくんじゃねぇっ、写真撮んなっ、食事の邪魔だ!聞かれなかったから言わなかっただけだしっ」

「あー、、、こっちの2人も相変わらずだったわ、、、」

取り残されたミーアが苦笑いで5人を眺めていた。

、、、、

ちゃぷん。

「ふぅ、、、」
食事も終わり、陽輝とリンはトリコとサニーの珍しい浴衣姿にそれぞれ夢中だったため、一人温泉に身を投じるミーアがそこにいた。

先程とは違い、他に入浴客はおらず、月明かりだけのとても静かな空間だった。

じんわりと暖かい湯が体を包み込んでいく。

「疲れが取れるぅぅ、、」
口元まで湯に浸かり、ゆったりと湯に身を任せていた。

しばらくそうしていると、奥から湯をかき分けてこちらに誰かが来る音がした。

「あちゃ、誰か来ちゃった、、もうちょっと一人で楽しみたかったのにな、、ここ混浴だったな、、大丈夫か、、?」
残念そうに笑うミーア。

ザブザブザブザブ、、、
かなり大胆に湯の波を立ててこちらに近づいてくる。


「、、、?」
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