ミーアという料理人

「はーい!おまたせ!沢山食べろよー」

「この時間までいた俺、ラッキー!改めて!いただきますっっ!」

トリコが試作品にかぶりつく。

「んんっぅんめぇぇ!!!なんだこれっ!?甘辛いソースが肉によく絡んでめちゃくちゃご飯が進む!!あとから鼻を抜ける爽やかな香りはなんだ!?そのおかげで少しこってりしててもあとを引かないから何度でもかぶりつきたくなる味だぜ!!やべぇ!!!」

感嘆の声を上げる。

ガツガツっもぐもぐ、、ごくんっ
ずるるっ

「ゼブラは、相変わらずいただきます言わねぇし、、もっとゆっくり食えってぇ、、トリコみたいにうまいとか、なんとか言えよ」

「ふんっうるせぇ、俺は食えりゃいいんだよ
食えりゃ」

ミーアは呆れた顔だが、嬉しそうに笑いながら二人を見ていた。

「ちょっと厨房で仕込みしてくるから、ゆっくり食ってな、足りなかったら言えよ!」

しばらく食べている2人を見たあと、ミーアはそういい残し、厨房へと戻って行った。


「、、、なぁ、ゼブラァ」

2人になった食堂で不意にトリコがもぐもぐしながらゼブラに問いかける。

「んだよ」
面倒くさそうに答えるゼブラ。

「随分ミーアと仲良いじゃねぇか、さてはあれから何度もここに食いに来てるな?ミーアの料理の腕に惚れたか??ん?いわゆる胃袋鷲掴みってやつか??お前にしてはめずらしいじゃねぇか!たまには美味いって言ってやれよ!」

ニヤリとゼブラを見る。

「るせぇ。てめぇには関係ねぇだろっ」

そっぽ向いて食事を続ける。

「まぁ、冗談は置いといて、、、美食會の者が、いたんだって?」

ピクッ

トーンを落としたトリコの声。
美食會、その名前に手が止まる。

「、、、あぁ。ありゃ、下級クラスのやつだ。かなり弱かったからな、暇つぶしの遊び相手にちょうど良かったぜ」

ゼブラも今度は素直に答えた。

「しかし、なんで、ミーアの店に、、めずらしい食材があるのか、、それとも、料理人のミーア自身が目的か、、ゼブラはどう見る?」

「、、、知るかよ。飯が冷める。黙って食え」



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