煙火玉が溶ける夜
「ほら見て!ヤマト!花火!!」
子供のようにはしゃぎながら一つ一つ上がる花火に声を上げるミーア。
さっきまでゼブラに怒っていたのが嘘のような少女の顔だった。
「、、、ほんっと、、、、綺麗っすね、、」
ヤマトの目線はミーアの横顔にあった。
このまま、時が止まればいいのに。
そう思った。
全ての花火が終わったあと、白い煙が風に乗って流れていく。
それは、祭りの終わりを合図していた。
「すごい綺麗だったなー!花火!来年もあるのかな、、また見たいなぁ」
ヤマトの隣で心から嬉しそうに花火を堪能したミーア。
「あ、そろそろみんなと合流したほうがいいかもな」
あぁ、そうか、俺は最初からミーアさんと一緒だったわけじゃなかった、と思い知らされる一言だった。
「そうっすね、さっきの場所っすか?俺、そこまで一緒に行くっすよ」
本当は引き止めてもう少し2人でいたい。
ヤマトは本心がでそうになるのをグッと堪えてミーアが人混みに紛れないようにピッタリと隣を寄り添うように歩いた。
「ここでいいよ、ありがと」
しばらく歩いたところで足を止めて、ミーアは少し汗ばんだ顔で笑った。
「、、、」
「ヤマト?人酔いした?大丈夫か?」
「あの、、っ、、もう少しだけ、、、」
やっぱり引き止めたい、そう思った時。
「あっいたし!ミーアー!!」
リンが向こうからミーアを見つけて呼んだ。
「お、リーン!!」
ミーアもリンに向かって手を振る。
「で?どうした?ヤマトも来るか?」
「、、いや、、、なんでもないっす!今日、楽しかったっす!花火も見れたし!じゃあ、俺、帰るっすね!」
少しだけ眉を歪めて精一杯笑った。
「うん!気をつけてなー!友達に連絡しとくんだぞー!」
「はいっす!」
、、、きっと、引き止めたって俺には何も出来ないし、多分また、ゼブラさんがいる場所を探して2人で会うんだろうな。
想像するだけで胸の奥がズキズキと痛む。
「俺にもう少し、力と勇気があれば、ミーアさんは振り向いてくれるだろうか」
とぼとぼと歩きながら浴衣姿のミーアをまぶたの裏で忘れないように何度も思い出していた。
花火の後の煙のように、すぐに風に流されて消えないように、と願いながら。
子供のようにはしゃぎながら一つ一つ上がる花火に声を上げるミーア。
さっきまでゼブラに怒っていたのが嘘のような少女の顔だった。
「、、、ほんっと、、、、綺麗っすね、、」
ヤマトの目線はミーアの横顔にあった。
このまま、時が止まればいいのに。
そう思った。
全ての花火が終わったあと、白い煙が風に乗って流れていく。
それは、祭りの終わりを合図していた。
「すごい綺麗だったなー!花火!来年もあるのかな、、また見たいなぁ」
ヤマトの隣で心から嬉しそうに花火を堪能したミーア。
「あ、そろそろみんなと合流したほうがいいかもな」
あぁ、そうか、俺は最初からミーアさんと一緒だったわけじゃなかった、と思い知らされる一言だった。
「そうっすね、さっきの場所っすか?俺、そこまで一緒に行くっすよ」
本当は引き止めてもう少し2人でいたい。
ヤマトは本心がでそうになるのをグッと堪えてミーアが人混みに紛れないようにピッタリと隣を寄り添うように歩いた。
「ここでいいよ、ありがと」
しばらく歩いたところで足を止めて、ミーアは少し汗ばんだ顔で笑った。
「、、、」
「ヤマト?人酔いした?大丈夫か?」
「あの、、っ、、もう少しだけ、、、」
やっぱり引き止めたい、そう思った時。
「あっいたし!ミーアー!!」
リンが向こうからミーアを見つけて呼んだ。
「お、リーン!!」
ミーアもリンに向かって手を振る。
「で?どうした?ヤマトも来るか?」
「、、いや、、、なんでもないっす!今日、楽しかったっす!花火も見れたし!じゃあ、俺、帰るっすね!」
少しだけ眉を歪めて精一杯笑った。
「うん!気をつけてなー!友達に連絡しとくんだぞー!」
「はいっす!」
、、、きっと、引き止めたって俺には何も出来ないし、多分また、ゼブラさんがいる場所を探して2人で会うんだろうな。
想像するだけで胸の奥がズキズキと痛む。
「俺にもう少し、力と勇気があれば、ミーアさんは振り向いてくれるだろうか」
とぼとぼと歩きながら浴衣姿のミーアをまぶたの裏で忘れないように何度も思い出していた。
花火の後の煙のように、すぐに風に流されて消えないように、と願いながら。
