いつかのあの場所で
「二度とここに来るんじゃねぇ!!」
「誰が来るかよ!こんなとこ!」
バンッ
ドタドタと足音を立てて男性客が追い出されるように帰っていく。
珍しくミーアは気が立っていた。
「ったくっ、、、、ごめんな、、楽しく食べてもらいたいのに、こんな事になっちゃって、、」
まだ店内にいた数人の客に頭を下げる。
「ミーアちゃんが気にすることないだろ、今のやつが100パーセント悪いって、みんなわかってるからさ」
顔見知りの客がそう、優しく声をかける。
「そうそう!!私も腹立ったし、ミーアちゃんがああやって言ってくれて私もスカッとしたよ?だから、気にしないで」
女性客もそう言って笑った。
「追い出して正解だった」
みんなが口々にミーアの肩を持つ。
「みんな、、、お詫びに1品付けるから、待ってて!」
少し泣きそうな笑顔でそう言うと厨房へと急いだ。
ミーアが1番嫌いな言葉。
"女のくせに"
1人厨房に戻りお詫び料理の食材を選ぶ。
先程の出来事が脳裏でリピートされた。
、、、
1人の男性客が来店。初めてのようだった。
ミーアを見るや否や顔色を変える。
そしてミーアの体を舐めまわすように見てきた。
すごく嫌な感じがしたが、客にかわりない、と、いつも通りの接客をした。
「お前、1人でここをやってるのか?」
グラスに水を注いでいると突然そんなふうに声をかけられた。
「あぁ、そうだよ」
そう答えるミーアに男はふん、と鼻で笑ってあしらった。
「女がたった一人で?はっ、できんのかよ、つーか、たまたま入っただけだが、美味いのか?」
その言葉だけでミーアの怒りの沸点は既にMAXに達していた。
すると、すでに食事をしていた客が
「ミーアちゃんの作るご飯はいつも美味いよ」
と答えてくれた。
その男はその客にも食ってかかった。
「お前らもどうせこいつが女だから来てるだけだろ?味なんて二の次なんだろ?な?」
ニヤニヤと煽る。
その言葉に女性客が反論した。
「ミーアちゃんのお店は男も女も関係ないよ、いつも美味しい料理だしてくれるんだから!文句は食べてから言いなよ!」
女性客の声に男の表情は怒りに変わった。
「女のくせに口出してくるんじゃねぇ!」
「ちょっと、お客さん、大きな声出さないでくれる?みんな食事を楽しんでるんだ」
ミーアは自分の怒りを抑えるように震える声で男を制した。
男は舌打ちをしてミーアを睨んだ。
「女のくせに俺に指図すんじゃねぇ!いいから黙って食事持ってこい!!俺が食って美味いかどうか確かめてやるよ」
ブチッ
「、、、黙って聞いてりゃ偉そうに、、」
「はぁ?女のくせに口答えするからだろうが!黙って言うこと聞いてりゃいいんだよ、女は!どうせ大した料理もできねぇんだろ」
足を組み、ふんぞり返って豪語する男。
「お前、、っっ」
一部始終を聞いていた他の男性客が身を乗り出しそうになるのをミーアが制した。
そして静かにこう言った。
「お前に出す食事はねぇよ」
周りがミーアの怒りを察する。
「はぁ?俺は客だぞ!!」
「お前に出す食事はねぇって言ってんだ!さっさと、出ていけ!!1人の料理人を女だなんだとのたまうやつは最早ここの客じゃねぇし、私の定食を食う資格なんてねーんだよ!お前に食ってもらわなくても別に構わねぇから、荷物持ってここから出ていけ!!」
そして、冒頭に戻る。
、、、
客は私は悪くないって、言ってくれた。
でも、、悔しさと悲しさと苛立ちで手の震えが止まらなかった。
「誰が来るかよ!こんなとこ!」
バンッ
ドタドタと足音を立てて男性客が追い出されるように帰っていく。
珍しくミーアは気が立っていた。
「ったくっ、、、、ごめんな、、楽しく食べてもらいたいのに、こんな事になっちゃって、、」
まだ店内にいた数人の客に頭を下げる。
「ミーアちゃんが気にすることないだろ、今のやつが100パーセント悪いって、みんなわかってるからさ」
顔見知りの客がそう、優しく声をかける。
「そうそう!!私も腹立ったし、ミーアちゃんがああやって言ってくれて私もスカッとしたよ?だから、気にしないで」
女性客もそう言って笑った。
「追い出して正解だった」
みんなが口々にミーアの肩を持つ。
「みんな、、、お詫びに1品付けるから、待ってて!」
少し泣きそうな笑顔でそう言うと厨房へと急いだ。
ミーアが1番嫌いな言葉。
"女のくせに"
1人厨房に戻りお詫び料理の食材を選ぶ。
先程の出来事が脳裏でリピートされた。
、、、
1人の男性客が来店。初めてのようだった。
ミーアを見るや否や顔色を変える。
そしてミーアの体を舐めまわすように見てきた。
すごく嫌な感じがしたが、客にかわりない、と、いつも通りの接客をした。
「お前、1人でここをやってるのか?」
グラスに水を注いでいると突然そんなふうに声をかけられた。
「あぁ、そうだよ」
そう答えるミーアに男はふん、と鼻で笑ってあしらった。
「女がたった一人で?はっ、できんのかよ、つーか、たまたま入っただけだが、美味いのか?」
その言葉だけでミーアの怒りの沸点は既にMAXに達していた。
すると、すでに食事をしていた客が
「ミーアちゃんの作るご飯はいつも美味いよ」
と答えてくれた。
その男はその客にも食ってかかった。
「お前らもどうせこいつが女だから来てるだけだろ?味なんて二の次なんだろ?な?」
ニヤニヤと煽る。
その言葉に女性客が反論した。
「ミーアちゃんのお店は男も女も関係ないよ、いつも美味しい料理だしてくれるんだから!文句は食べてから言いなよ!」
女性客の声に男の表情は怒りに変わった。
「女のくせに口出してくるんじゃねぇ!」
「ちょっと、お客さん、大きな声出さないでくれる?みんな食事を楽しんでるんだ」
ミーアは自分の怒りを抑えるように震える声で男を制した。
男は舌打ちをしてミーアを睨んだ。
「女のくせに俺に指図すんじゃねぇ!いいから黙って食事持ってこい!!俺が食って美味いかどうか確かめてやるよ」
ブチッ
「、、、黙って聞いてりゃ偉そうに、、」
「はぁ?女のくせに口答えするからだろうが!黙って言うこと聞いてりゃいいんだよ、女は!どうせ大した料理もできねぇんだろ」
足を組み、ふんぞり返って豪語する男。
「お前、、っっ」
一部始終を聞いていた他の男性客が身を乗り出しそうになるのをミーアが制した。
そして静かにこう言った。
「お前に出す食事はねぇよ」
周りがミーアの怒りを察する。
「はぁ?俺は客だぞ!!」
「お前に出す食事はねぇって言ってんだ!さっさと、出ていけ!!1人の料理人を女だなんだとのたまうやつは最早ここの客じゃねぇし、私の定食を食う資格なんてねーんだよ!お前に食ってもらわなくても別に構わねぇから、荷物持ってここから出ていけ!!」
そして、冒頭に戻る。
、、、
客は私は悪くないって、言ってくれた。
でも、、悔しさと悲しさと苛立ちで手の震えが止まらなかった。
