店休日

「いらっしゃいませー」
少し気の抜けた店員の声が2人を出迎える。

「へぇ、、いい雰囲気の店だな」
店内をぐるりと見渡してそう呟いた。

「でしょ!?俺のお気に入りの店なんす!オススメのメニューもあるっすよ!」

「どれどれぇ、、」

、、、、

「お待たせしました~~~」
暫くして注文した料理が運ばれてきた。

「いただきます!」
ぱくっ

「おっ、うまい!」
「でしょ!」
嬉しそうに向かいの席でヤマトも食事を口にする。

「この味付け、、なかなか珍しいな、、何使ってんだろ、スパイスかな、料理酒か、、?帰りに聞いてみるか、、」

小さく呟きながらひと口ひと口を噛み締める。

「、、、姐さん、すげぇ、、ほんと、根っからの料理人っすね」
感心した声でヤマトが話しかける。

「別に、探究心ってのがあるわけじゃないけど、やっぱり気になるんだよ、ヤマトはないのか?そういうの」
言って料理をぱくり。

「俺っすか、、うーん、休みの日は、完全にオフモードになっちゃうんっす、、ダメっすよね、、まだまだ姐さんみたいに厨房でも動けないし、、」

少し声のトーンが落ちて、フォークを持つ手が下がる。

「、、、ダメってことはないんじゃないか?オフの時間も大切だしな。私は、まぁ、クセみたいなもんだし。休みの日にリフレッシュして、気持ちを新たにまた、厨房に立つってのも、いい事だと思うよ」

「姐さん~~~っっ、俺、姐さんの事、もう、好きになりそうっすッッ」

泣きつくヤマトを呆れた顔で見る。

「やめろやめろっ鬱陶しいっ!ってゆうか、その姐さんってのいい加減やめろっ恥ずかしいなっ」

「だって、あんな失礼なことしておいて、今更名前で呼ぶなんて俺にはできないっすよ、、おこがましいっす、、」

くすん、と項垂れるヤマト。

「いや、むしろ、ミーアでいいから、姐さん呼び、やめてくれ、次呼んだら無視するからな」

「、、うっす、、」

3/6ページ
スキ