そのモチは食せるのか否か
しばらくフロアでボーッとしていると、香ばしい香りが漂い始めた。
「ゼブラ~、餅、あったぞ」
ニコニコしながら皿に乗った餅を持ってミーアが現れた。
「ほら、うまそうだろ」
「あったのかよっ、ひとつ寄越せ」
テーブルに置くとすぐに1つ手に取って口に放り込んだ。
ぱくっ
「ん、なかなかいける」
それを向かいの椅子に座って眺めるミーア。
「さっき食べたばかりなのにまだ食べれるのか、すげぇな」
呆れ半分で笑いながらグラスに水を注ぐ。
「、、ほら」
「ん?」
ゼブラが手に持った餅がミーアの目の前にあった。
「お前も食え」
「いいのか?珍しいな、分けてくれるなんて」
びっくりした顔をするミーア。
「うるせぇな、いるのか、いらねぇのか、いらねぇってんなら俺が全部、、」
「い、いるいる!」
引っ込めようとするゼブラの手をパッと手繰り寄せ、そのままパク、と1口。
「ハフハフっ、、ん、うまい!」
ゾクッ、、
「っ、、、」
ゼブラの胸の奥でまた、何かがざわめく。
2人でものの数分で食べ終わり、ふぅと水を1口。
「、、、結局、、ヤキモチがどうとかって考えるのって、、、やっぱりめんどくさいな」
ミーアが何気なくそう呟く。
「、、だな。餅は食う方がいい」
「ははっ、同感だ」
そう言って目を合わせると、お互い分かりあったようにニヤッと笑った。
この感覚。言おうとしてること、思ってることが同じだと、妙に気持ちがいい。
リンと陽輝が言ってたのはこの事なのか、、?
よく分からないけど、少なくともこの瞬間は嫌いじゃない。ゼブラ本人には口が裂けても言わないけどな。
ミーアは視線を落とし、ゼブラの大きな手のひらを何気なく見ながらそう思った。
一方ゼブラは、、
時々襲ってくるこの感情の正体を知るのは、、そしてその答え合わせは、まだまだ先でいい、今はこの距離感で十分だ、と屈託なく笑うミーアを横目で見ながら、そう結論づけていた。
「ゼブラ~、餅、あったぞ」
ニコニコしながら皿に乗った餅を持ってミーアが現れた。
「ほら、うまそうだろ」
「あったのかよっ、ひとつ寄越せ」
テーブルに置くとすぐに1つ手に取って口に放り込んだ。
ぱくっ
「ん、なかなかいける」
それを向かいの椅子に座って眺めるミーア。
「さっき食べたばかりなのにまだ食べれるのか、すげぇな」
呆れ半分で笑いながらグラスに水を注ぐ。
「、、ほら」
「ん?」
ゼブラが手に持った餅がミーアの目の前にあった。
「お前も食え」
「いいのか?珍しいな、分けてくれるなんて」
びっくりした顔をするミーア。
「うるせぇな、いるのか、いらねぇのか、いらねぇってんなら俺が全部、、」
「い、いるいる!」
引っ込めようとするゼブラの手をパッと手繰り寄せ、そのままパク、と1口。
「ハフハフっ、、ん、うまい!」
ゾクッ、、
「っ、、、」
ゼブラの胸の奥でまた、何かがざわめく。
2人でものの数分で食べ終わり、ふぅと水を1口。
「、、、結局、、ヤキモチがどうとかって考えるのって、、、やっぱりめんどくさいな」
ミーアが何気なくそう呟く。
「、、だな。餅は食う方がいい」
「ははっ、同感だ」
そう言って目を合わせると、お互い分かりあったようにニヤッと笑った。
この感覚。言おうとしてること、思ってることが同じだと、妙に気持ちがいい。
リンと陽輝が言ってたのはこの事なのか、、?
よく分からないけど、少なくともこの瞬間は嫌いじゃない。ゼブラ本人には口が裂けても言わないけどな。
ミーアは視線を落とし、ゼブラの大きな手のひらを何気なく見ながらそう思った。
一方ゼブラは、、
時々襲ってくるこの感情の正体を知るのは、、そしてその答え合わせは、まだまだ先でいい、今はこの距離感で十分だ、と屈託なく笑うミーアを横目で見ながら、そう結論づけていた。
