不良と不良

ある晴れた昼下がり。
「今日は、、あと、3人、か」
次の客が来るまでのつかの間の休息。

7番目の客が満足そうな顔で店を後にしてから、しばらくして扉が開いた。

「ミーア!まだいけるかー!?」
トリコと小松がかなり久しぶりにミーアの店を訪れた。

「トリコ!小松!めちゃくちゃ久しぶりだな!元気だったかー?」

「オヤジに頼まれた食材の捕獲に出てたんだ!」

「オヤジ、、?あっ!IGOの会長か!」

「そうそう!あのクソオヤジ、難しい依頼してきやがってさ、5ヶ月もかかったぜ」

小松も泥だらけの顔と苦笑いで、過酷さをものがたっていた。

「それは、大変だったなー!まだ、残ってるよ、座って待ってな!」

疲れきったふたりの目がキラキラと輝き出した。

「やったぜ!!!」
「よかったですねぇ!トリコさんっ!!!」

、、、
「はーい、おまたせ!!!」
合掌をして、目の前に置かれた定食を待ちわびていたように口に運ぶ。

「ん~~~っっうまーーーい!!!」
「これこれ、この味ぃっっ」
2人が口を揃えて感嘆の声を上げた。

その姿を微笑ましく眺めていると、店の扉が再び開いた。

「よぉ!ミーア!久しぶりやなぁ~~~おるかぁ?ちょっと邪魔するでー?」
カロンカロンと下駄の音。
赤い顔に長い鼻。
関西風の言葉遣い。

「!!!この声は、、、!?」
トリコと小松が一瞬驚いた顔で箸を止めて振り向いた。

「お、、、お前は!?!?」

「ブランチ、さん!?」

自分の名を呼ぶ声に反応して、そちらに目をやる。

「んー??、、、お前ら、、、、、、誰やったっけ?」

その返答に、思わず定食に顔を突っ込みそうになる2人。

「ははは!!うそうそ!冗談や!!トリコに小松やろ?久しぶりやなー!!」

「あはははー、、、お久しぶりですぅ、ブランチさん」

小松が苦笑いでブランチを見た。

「お!ブランチ!!久しぶりだなー!どうした?こんなところまで来て」

そんな中、一つも驚くことなくブランチに対応するミーア。

「それなんやけどな、探しとる食材があって、ミーアなら知っとるんやないかと思てな、久しぶりに来てみたんやけど、、これ、見てくれるか?」

「ふんふん、どれどれぇ?」

ブランチが準備したリストに目を通すミーア。

「え、、?え??お2人、、知り合いだったんですかっ!?」

小松が驚いて2人を見ていたその時。

ばぁぁんっっ!!!

壊れそうな勢いで扉が開いた。
「?なんや?」



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