おとぎ話
ある歌がある。OverTheDogというバンドの「おとぎ話」という歌だ。
"君が綺麗に笑うのも 夕日が空に沈むのも 玉ねぎが刻まれるのも
じっと見ていると涙が出るよ
ご飯がうまく炊けたのも 花が咲いて枯れるのも 不思議です
この地球こそおとぎ話だ
君と過ごせる最後の星だ
開いてみよう 壊してみよう 君と試してみよう
そして私はボタンを押した 君と二人でボタンを押した"
私は木村龍のことをしばしば怖いと思う。好意や情熱を冷まさぬうちにぶつけてくる、エネルギーの塊のような彼は、まるで鏡に反射した光のように奔放に飛び回るからだ。彼はときどきなにかを一心不乱に凝視したり、かと思えば突然歌い出したり、そんな節があるのではないかと思う。きっと彼にとっては何もかもが不思議で面白い。そして全てを何の根拠もなく全肯定してみせる圧倒的な強さを感じる。上記の歌を聴きながら、そんなことを思って描いた。
愛が全てさ!大真面目に言い放ち快活に笑える人はそういないだろう。彼の瞳の夕陽の色は、切ないものではなく、たしかに今日一日やりきったという強さを示す光であってほしいと思う。
"君が綺麗に笑うのも 夕日が空に沈むのも 玉ねぎが刻まれるのも
じっと見ていると涙が出るよ
ご飯がうまく炊けたのも 花が咲いて枯れるのも 不思議です
この地球こそおとぎ話だ
君と過ごせる最後の星だ
開いてみよう 壊してみよう 君と試してみよう
そして私はボタンを押した 君と二人でボタンを押した"
私は木村龍のことをしばしば怖いと思う。好意や情熱を冷まさぬうちにぶつけてくる、エネルギーの塊のような彼は、まるで鏡に反射した光のように奔放に飛び回るからだ。彼はときどきなにかを一心不乱に凝視したり、かと思えば突然歌い出したり、そんな節があるのではないかと思う。きっと彼にとっては何もかもが不思議で面白い。そして全てを何の根拠もなく全肯定してみせる圧倒的な強さを感じる。上記の歌を聴きながら、そんなことを思って描いた。
愛が全てさ!大真面目に言い放ち快活に笑える人はそういないだろう。彼の瞳の夕陽の色は、切ないものではなく、たしかに今日一日やりきったという強さを示す光であってほしいと思う。