巨体の人外に助けられて世話される話
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「んっあっ、ルドガーっ、落ちちゃうよぉっ」
「大丈夫だ。俺がしっかり抱えてる。お前は絶対に落ちない」
「もう! こんな体勢で洗えないでしょうっ」
木造風呂場の湯気が立つ中、あなたは彼の腰の前で足を開き、壁を背にして押しつけられていた。
確かに密着して支えられてるが、ゴツゴツした手が上半身や太ももを泡ですべり、変な声が出る。
「んあぁぁ……興奮しすぎだよ、ルドガー…」
「……っ……他のオスの匂いが嫌なだけだ」
彼は一心不乱に、でも丁寧に体を洗ってくるものだから、あなたは段々と優しく眉を下げる。
「またオスとかメスって……すぐ気にするんだから。ゼイラン様は主人でしょう?」
「……分かっている……彼は敵じゃない。お前には何もしない」
視線を落としたルドガーの黒いまつ毛を見ていると、切なくも愛情がわいてきた。
手を伸ばし、うねる黒髪とそこから生えている黒角を撫でる。
いつもは届かない、寝てるときしか見ることのない彼の髪が好きだった。
「名無し……お前に触れられるのは好きだ……」
同じように思ってくれたルドガーは、心地よさそうに目を閉じて感触を味わっている。
だが、きゅっと瞳が揺れる。
「この思いにはきっと一生慣れないだろうな。お前は魅力的だから……他のオスに奪われたくないんだ」
言葉尻をやけに弱くして、彼は吐露した。
「お前を閉じ込めているのは嫌だが、外に出したら、もっと男の目に触れてしまう」
「……もう。大丈夫だってば。ルドガーだけだよ、そんなに好きになってくれるの。それに他のオスなんて見たりしないから。ね?」
胸を灯す愛おしい気持ちで撫で続けていると。
彼の顔つきが上気し、瞳は濡れて恍惚と見つめ、口元は呼吸が上がってきた。
「……名無し……本当か? 約束だぞ」
「うん、わかっ――なっ、ちょっ、わあぁだめぇっ、興奮しないでぇ!」
いつの間にか下を見ると、彼の大きなモノがはち切れんばかりに主張を始めている。
近づいてきた唇に奪われると同時に、股の間の太い腰も前進してきた。
「あっ、あぁっ、はいっちゃっ」
「……あぁ……入るぞ、もう堪えるのは無理だ……ッ」
「お風呂でしないってっ、言ったのにぃ」
「すまん、今日は特別だ……っ!」
本当に悪いと思っているのか、ルドガーは自身を抑えられない様子で、塞ぐようなキスを繰り返した。
彼の想いを密着した肌全体で感じ取り、あなたはずるずると溶かされていった。
風呂から出て、大きなタオルで全身包まれる。
薬を塗ったあとに、あなたの髪も乾かしてくれるルドガーだが、表情はまだ余裕がなさそうだ。
「ねえねえ」
居間のソファで、後ろにいる彼に尋ねた。
「ほんとは騎士団に住んでるの? 大事なことは教えて。ルドガーのこと何でも知りたいよ」
半分顔を傾けると、彼は迷いのある顔つきをした。
「むさ苦しい男がたくさんいる所だ。教えたくなかった」
素直な回答にあなたはどこかすんなり納得する。
ルドガーはいつも、自分の心に正直だと思う。
「着いたら案内してやる。規律の取れた場所だ、危ない所じゃない」
「本当? 女の私が入ってもいいの?」
ルドガーは一瞬考え込んだが、すぐに「ああ」と言った。
その間はなんなのだろうと感じたけれど、彼の主人もああ言ってたし大丈夫なはずだ。
「名無し、お前も言ってないことがあるだろう? 守護者とはなんだ? そろそろ教えろ」
今度はあなたが微妙な表情で黙る。
彼女に言うなと言われたからだ。
信頼するルドガーなのに、なぜか声の主には強制力を感じた。
「どうして黙る? 記憶を思い出したのか」
振り向くと、ルドガーは怒ってるのではなく、ほとんど見たことのない心細い面持ちだった。
「お前を奪われたくない……俺は誰にも奪わせないぞ」
「ち、違うよルドガー、応援してくれてるんだよ、私達を。どこかで見てくれているに違いないんだよ」
それだけは言うべきだと思った。
守護者はきっと味方であるのだと。
今日ゼイランといた時はまったく声が現れなかったが、それでも敵だとは思えなかったのである。
「だが……お前のメモには、ゼイラン様に抗えといった風なことが書いてあったな」
ぎくりとする。そこに触れられると痛い。
自分でも引っかかっていたからだ。
「俺の主に敵対する存在ならば、放ってはおけない」
「……ええっ!? 大丈夫だよ、さっきだって何も起こらなかったでしょう? 敵じゃないよ、私達の味方なんだってばっ」
なんとか説得しようとするも、ルドガーの関心事はもちろん主だけでなく、一番はあなたなのだ。
「直に分かるさ。だが、お前に手出しはさせない。お前は俺のものだ、名無し……ここを出てからも、ずっと一緒に暮らすんだからな」
そう言って彼は、強くあなたを抱き寄せた。
激しい想いなのに、不思議と窮屈ではない。それどころか、その力強い腕から、離さないでほしいとも思う。
あなたも彼の想いを受け取るように、背に手を届かせ、しっかりと頷いた。
「大丈夫だ。俺がしっかり抱えてる。お前は絶対に落ちない」
「もう! こんな体勢で洗えないでしょうっ」
木造風呂場の湯気が立つ中、あなたは彼の腰の前で足を開き、壁を背にして押しつけられていた。
確かに密着して支えられてるが、ゴツゴツした手が上半身や太ももを泡ですべり、変な声が出る。
「んあぁぁ……興奮しすぎだよ、ルドガー…」
「……っ……他のオスの匂いが嫌なだけだ」
彼は一心不乱に、でも丁寧に体を洗ってくるものだから、あなたは段々と優しく眉を下げる。
「またオスとかメスって……すぐ気にするんだから。ゼイラン様は主人でしょう?」
「……分かっている……彼は敵じゃない。お前には何もしない」
視線を落としたルドガーの黒いまつ毛を見ていると、切なくも愛情がわいてきた。
手を伸ばし、うねる黒髪とそこから生えている黒角を撫でる。
いつもは届かない、寝てるときしか見ることのない彼の髪が好きだった。
「名無し……お前に触れられるのは好きだ……」
同じように思ってくれたルドガーは、心地よさそうに目を閉じて感触を味わっている。
だが、きゅっと瞳が揺れる。
「この思いにはきっと一生慣れないだろうな。お前は魅力的だから……他のオスに奪われたくないんだ」
言葉尻をやけに弱くして、彼は吐露した。
「お前を閉じ込めているのは嫌だが、外に出したら、もっと男の目に触れてしまう」
「……もう。大丈夫だってば。ルドガーだけだよ、そんなに好きになってくれるの。それに他のオスなんて見たりしないから。ね?」
胸を灯す愛おしい気持ちで撫で続けていると。
彼の顔つきが上気し、瞳は濡れて恍惚と見つめ、口元は呼吸が上がってきた。
「……名無し……本当か? 約束だぞ」
「うん、わかっ――なっ、ちょっ、わあぁだめぇっ、興奮しないでぇ!」
いつの間にか下を見ると、彼の大きなモノがはち切れんばかりに主張を始めている。
近づいてきた唇に奪われると同時に、股の間の太い腰も前進してきた。
「あっ、あぁっ、はいっちゃっ」
「……あぁ……入るぞ、もう堪えるのは無理だ……ッ」
「お風呂でしないってっ、言ったのにぃ」
「すまん、今日は特別だ……っ!」
本当に悪いと思っているのか、ルドガーは自身を抑えられない様子で、塞ぐようなキスを繰り返した。
彼の想いを密着した肌全体で感じ取り、あなたはずるずると溶かされていった。
風呂から出て、大きなタオルで全身包まれる。
薬を塗ったあとに、あなたの髪も乾かしてくれるルドガーだが、表情はまだ余裕がなさそうだ。
「ねえねえ」
居間のソファで、後ろにいる彼に尋ねた。
「ほんとは騎士団に住んでるの? 大事なことは教えて。ルドガーのこと何でも知りたいよ」
半分顔を傾けると、彼は迷いのある顔つきをした。
「むさ苦しい男がたくさんいる所だ。教えたくなかった」
素直な回答にあなたはどこかすんなり納得する。
ルドガーはいつも、自分の心に正直だと思う。
「着いたら案内してやる。規律の取れた場所だ、危ない所じゃない」
「本当? 女の私が入ってもいいの?」
ルドガーは一瞬考え込んだが、すぐに「ああ」と言った。
その間はなんなのだろうと感じたけれど、彼の主人もああ言ってたし大丈夫なはずだ。
「名無し、お前も言ってないことがあるだろう? 守護者とはなんだ? そろそろ教えろ」
今度はあなたが微妙な表情で黙る。
彼女に言うなと言われたからだ。
信頼するルドガーなのに、なぜか声の主には強制力を感じた。
「どうして黙る? 記憶を思い出したのか」
振り向くと、ルドガーは怒ってるのではなく、ほとんど見たことのない心細い面持ちだった。
「お前を奪われたくない……俺は誰にも奪わせないぞ」
「ち、違うよルドガー、応援してくれてるんだよ、私達を。どこかで見てくれているに違いないんだよ」
それだけは言うべきだと思った。
守護者はきっと味方であるのだと。
今日ゼイランといた時はまったく声が現れなかったが、それでも敵だとは思えなかったのである。
「だが……お前のメモには、ゼイラン様に抗えといった風なことが書いてあったな」
ぎくりとする。そこに触れられると痛い。
自分でも引っかかっていたからだ。
「俺の主に敵対する存在ならば、放ってはおけない」
「……ええっ!? 大丈夫だよ、さっきだって何も起こらなかったでしょう? 敵じゃないよ、私達の味方なんだってばっ」
なんとか説得しようとするも、ルドガーの関心事はもちろん主だけでなく、一番はあなたなのだ。
「直に分かるさ。だが、お前に手出しはさせない。お前は俺のものだ、名無し……ここを出てからも、ずっと一緒に暮らすんだからな」
そう言って彼は、強くあなたを抱き寄せた。
激しい想いなのに、不思議と窮屈ではない。それどころか、その力強い腕から、離さないでほしいとも思う。
あなたも彼の想いを受け取るように、背に手を届かせ、しっかりと頷いた。
