美オヤジを誘って囲われて救われる話
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ヴィクトルと約束した日の夜。あなたは彼の部屋のベッドに寝転んでいた。
このホテルに帰ってきて安心する。
自宅のアパートは近い内に引っ越すつもりだ。心配してくれた彼のためにも、新しい住まいを探して、きちんと生活していこうと決意していた。
「今日は少し遅めだって言ってたなぁ⋯」
帰宅後シャワーを借りたあなたは、買ってきたキャミソールとハーフパンツに着替え、薄いカーディガンを羽織っている。
一人で彼を待つのは初めてで、不思議な気分だ。
でもここにいると勝手に情事を思い出し、どきどきしてしまった。
「⋯⋯だめだめ、落ち着かないと」
ぼんやりしていると、段々眠気が襲ってきて、あなたはそのまま寝てしまった。
一時間後ヴィクトルが帰ってきて、彼があなたを見つけて微笑んだことも、そのあとこっそり浴室に入って戻ってきたことにも、まったく気づかなかった。
「名無しちゃん。寝ちゃってる?」
「⋯⋯⋯⋯んっ? わあっ!⋯⋯ごめん、起きてたかったのに」
あなたは半目で飛び起きた。
カーテンの外は暗く、部屋の時計は夜十一時になっている。
「おかえりなさい、ヴィクトル」
「ただいま、名無しちゃん。うーんいいねえ、こういうの」
にっこりと嬉しそうな彼は、薄く日に焼けた半裸でボクサーパンツ姿だ。そんな逞しい男の人がいきなりベッドに入ってきて焦る。
「あの、寝る?」
「うん。寝ようか」
さらりと言ったヴィクトルは、横向きのあなたの腰に、後ろから手を回して抱き寄せた。
ぎゅっと密着して寝る体勢だ。
緊張したあなたは大人しくしながら話題を探す。
「あのね。ヴィクトルが帰って来るところ見たかったな。その、仕事終わりの感じ、素敵で⋯⋯」
うまく説明ができなくて困った。
とにかく彼の帰宅の場面も捉えたかったのだ。
「そうかい? そんなこと言われると嬉しいなぁ。⋯⋯服をちゃんと着てたほうがよかった?」
「⋯⋯えっ!」
彼の問いがいちいちやらしく響く。
背にすぐ胸板を感じて意識してしまう。
「なんだか呼吸が荒いな。心配だよ」
「だっ、だって近いから」
あなたは集中に欠けていた。
今から眠るつもりなんだと自覚しながらも、くっつきすぎではと。
彼にとってはこれが普通なのだろうか。
――いや、やっぱり違ったようだった。
「んん、ん」
彼はゆっくりとあなたのうなじに唇をつける。
ちゅう、と吸われると肩が跳ねた。
「んぁ」
あなたのもれる声に呼応するように、ちゅくちゅくと肌をはみ、キスを落としてくる。
「今日はとくに可愛い格好してるね。いつもこういう服で寝てるんだ」
「⋯⋯ん、うん⋯っ」
彼の手がお腹へ行き、優しく胸まで這っていく。
大きな手のひらに包まれて、むにゅっと揉まれると震えてしまう。
「ブラつけてないの?」
「あ、ぁぁ、だって――」
こういうことを期待してしまったからなんて、恥ずかしくて言えない。ヴィクトルは分かってるみたいにやらしく揉んでくる。
「んぁ、ぅぅ」
もっと触れて欲しいと思って、あなたは腰をくねらせた。彼の下半身に、お尻を自然と押しつけてしまう。
「⋯⋯あぁ、こら、だめだよ。先に名無しちゃんを気持ちよくしたいんだから」
明らかに興奮した声で制止され、彼の手はキャミソールをそっと引っ張り、あなたの乳房をあらわにさせた。
「あぁ、あ⋯⋯」
こぼれでた両胸が直に温かい手に収まり、指にたぷたぷと揉まれていくと、気持ちよさが倍増する。
「んん、だめぇ」
訴えても彼の手はやまず、感触を楽しんでいるようだ。そして片方の手があなたの前へ伸びてきた。
ハーフパンツの上から突然きゅっとそこを押されて体がびくつく。
ヴィクトルは指先であなたのクリトリスを刺激してきた。
「あぁぁ、そこやぁ」
嫌だと言っても信じられるはずもなく、指の腹でぐいぐいされる度にお尻を揺らしてしまう。
「可愛いなぁ。感じる?」
「う⋯ん、感じる⋯っ」
素直に伝えると彼は艶めかしく笑み、首筋に舌を這わす。
そのまま器用にハーフパンツをずらしていき、下着ごと剥がしてしまう。
彼の指が直接クリトリスに触れてきた。
「ひ、う、ぅ」
リズム良く撫で、すぐに感じさせる動かし方だ。
でもその下の濡れてぐちょぐちょになったところには触れてくれない。
こらえきれずにあなたは彼の方を振り返る。
「ヴィクトル、下も触って」
「⋯⋯ん? ここもしてほしい?」
彼もまるでお願いされるのを待ってたかのように瞳を細める。
あなたが頑張って頷くと、ようやくそこをいじってくれた。
「んんん、あぁ」
後ろから回された手にくちゅくちゅとやられて、クリトリスと同時にされるのが気持ちよくて、初めてしてもらった時を思い出し、余計に興奮する。
「もう我慢できないよぉ、ほしい、ヴィクトル」
あなたはお尻の間を彼の腰に擦りつける。
昨日初めてしたばかりなのに、はしたないと思われるだろう。
それでも彼にして欲しくてたまらなくなった。
「あぁ、俺もすぐに欲しいよ君が」
彼はあなたの頬を振り向かせ、唇にキスをする。
舌をからめて後ろから抱かれた体勢で腰を浮かせた。
ヴィクトルは浅く息づいて、半身をよじり棚に手を伸ばす。興奮の最中手に取ったゴムをつけようとしている。
あなたは彼に体を向けるべきだが、そのままの体勢で待っていた。
「名無しちゃん、こっち向いてくれる?」
「⋯⋯やだ。このままがいい」
「え!?」
素で驚いたヴィクトルの頬が珍しく染まった気がした。
「ええとそれは⋯⋯バックでしたいの?」
「うん⋯」
あなたは頬をぽうっと赤らめ、彼の胸板に背をこすりつける。
「ヴィクトルに後ろからぎゅっとされるの好き。だめ?」
「⋯⋯だめなわけないでしょ? でもね⋯⋯あぁ、君って子は⋯⋯どこで覚えてきたんだい、そんなこと」
咎めながらも彼は色っぽくを息をつき、黒い瞳はじりじりとあなたを見つめている。
「しょうがないな。じゃあこうして抱っこしたまましてあげるね。⋯⋯でも、怖かったら言うんだよ?」
優しく伝えてくれるけど、怖さなんて感じたことがない。
あるのは安心と途方もない気持ちよさだけだ。
ヴィクトルは横向きのままあなたを抱え、そっと太ももを持ち上げた。
そうしてゆっくり、濡れたそこへ自身を挿入していく。
「んあぁ⋯⋯あぁっ」
「あぁ⋯⋯すっごくきついな⋯⋯きっとこのほうが奥まで入っちゃうよ。大丈夫⋯?」
細心の注意を払って進ませ、彼はあなたの様子をうかがいながら腰を深くストロークする。
その上下の動きがとても気持ちよくて、前からとは異なる角度で入ってくるため、とろけてしまった。
「あぁぁ⋯⋯すごい良いよぉ」
「本当? よかった⋯⋯」
ヴィクトルのほっとした声が耳にかかり、あなたは感じてしまう。
「気持ちいい⋯⋯耳もして」
「⋯⋯もうそんなにお願いされたら、俺の腰のほうが⋯⋯速くなっちゃうよ?」
ぼやく彼の独り言も伝わるけれど、ヴィクトルは優しい。耳に舌を這わせて愛撫してくれる。
すべての刺激がよくて、どうにかなりそうだった。
わがままをたくさん言ったが、彼のほうがやはり大人だ。
腰を一定の間隔で動かしながら、手は再び前に伸ばされ、ぷくっとしたクリトリスを撫でる。
「んぅぅ」
「ふふっ。名無しちゃんはここが好きだねえ。一緒にするの好きだよね?」
「⋯⋯す、すき⋯⋯でも、入れたまま、したことな⋯⋯っ」
腰が浮いてしまうと、ヴィクトルは自身の大きなもので中を突きながら、前も同時にくちゅくちゅと弄り、あなたを二重の刺激で攻めた。
「んっ、んっ、だめっ、それ、いくっ」
「いいよ、イッて。好きなこといっぱいしてあげる」
ちゅっと頬にキスされ、あなたは彼の唇も欲しくなり、後ろに顔を向ける。
喜びを浮かべる彼の目元と、笑んでいる口元に魅せられ、そのまま熱い口づけを交わした。
「んっ、んぅ、んっ、⋯⋯んんん⋯⋯ッ」
あなたはびくびくと腰を跳ねさせて達する。
先にクリトリスの刺激でイッてしまったようだ。
「ん、んん⋯⋯は、あ、⋯⋯」
力が抜けて彼の背にもたれかかる。
「はあ、可愛い。俺はイッてる名無しちゃんが大好きだ」
ヴィクトルにかまわず舌で唇を吸われ、また腰がびくりとしなってしまう。
大好きなんて言われて、平常心ではいられない。
同時にあなたはまだ入ったままの彼のことが気になった。腕をきゅっと掴み、尋ねる。
「ヴィクトルは⋯? イク?」
すると彼はにこりと笑う。
挿入していたものをゆっくり抜かれ、あなたは一抹の寂しさに包まれる。
しかし彼はすぐに、あなたを優しくベッドに寝かせて、自分はその上に覆いかぶさってくる。
久しぶりに見る彼の姿は汗ばんでいて、瞳はしっとりと濡れ色気にあふれていた。
「はあ、ようやく君の顔が見えた。俺はバックも好きだけど、こっちも好きだな」
ご機嫌に言い、「挿れていい?」と一応聞きながら、あなたを抱きしめる。
あなたは長い手足でがっちり捕まえてくる男らしい彼に見とれていた。
「入れていいよ。ヴィクトルにもイッてほしいよ」
「ふふ。ありがとう。でも俺だけじゃないよ? 名無しちゃんも気持ちよくなるからね」
自信を漂わせて宣言したあとは彼の言う通りになる。
あなたは彼の肉体に完全に捕まり、これまでにない快感を受けた。
「あっあっあっ、だめぇっ」
熱のこもった肌に隙間なく密着されて、完璧な体躯に揺らされる。
「あーすっごく良い、可愛い顔よく見える。⋯⋯ああ好きだ名無しちゃん」
ヴィクトルは今までになく恍惚とした表情で、あなたに愛を囁き続ける。
まるで色々な制約から解き放たれたように、感情が爆発した様子だ。
「ん、んんっ、ヴィクトル⋯っ」
「んん? 名無しちゃんも言って、俺のこと好きって、ねえ」
大人な彼に浮ついた目つきで願われて、あなたは胸のときめきがとまらなくなる。
そんなこと、言っていいのだろうか?
これではまるで、好き同士みたいだと。
「⋯⋯好き、ヴィクトルが好き⋯⋯っ」
「ほんと? 嬉しいなぁ。⋯⋯俺も好き、名無しちゃんのことが大好きだよ」
彼があまりに柔らかい表情で笑むので、あなたは真っ赤になって受け止めるしかなかった。
「⋯⋯⋯⋯くっ⋯⋯もう、いくよ⋯⋯ッ」
「んっ、あぁあっ」
あなたは勢いを増す彼に掴まり、同時に果てる。
激しく収縮する中に引き込まれるように、彼自身も何度も脈を打っていた。
「はあ、はあ、はあ⋯⋯ッ」
最初にしたときよりも、ヴィクトルが肉体的にも感情的にも、自分をさらけ出してくれたのが伝わった。
「ヴィクトル⋯⋯」
「⋯⋯あぁ、ごめんね。今さら照れてきた⋯⋯」
自分の胸の上に寄りかかってくる彼のことが愛しく感じる。
きっと彼にも、あまりないことだったのかもしれない。
あなたはヴィクトルの柔らかい黒髪に初めて触れた。ずっと触れてみたかったものだ。
指を差し入れて撫でていると、彼が驚いて顔を上げる。
「え⋯⋯? どうしたの名無しちゃん。そんな聖母みたいこと」
「ははっ。なにそれ。だってヴィクトル、可愛いから」
倍ほども年の差がある男性に言うことではないかもしれないが、素直な気持ちを告げた。
彼は大人しい体勢でさっと赤らむ。
「俺おじさんだけど⋯⋯そんなこと言ってくれるの?」
「うん。可愛い。すっごく好き」
見つめ合ってそう伝えたとき、あなたはようやく、自分の心からの思いを言えたと感じた。
このホテルに帰ってきて安心する。
自宅のアパートは近い内に引っ越すつもりだ。心配してくれた彼のためにも、新しい住まいを探して、きちんと生活していこうと決意していた。
「今日は少し遅めだって言ってたなぁ⋯」
帰宅後シャワーを借りたあなたは、買ってきたキャミソールとハーフパンツに着替え、薄いカーディガンを羽織っている。
一人で彼を待つのは初めてで、不思議な気分だ。
でもここにいると勝手に情事を思い出し、どきどきしてしまった。
「⋯⋯だめだめ、落ち着かないと」
ぼんやりしていると、段々眠気が襲ってきて、あなたはそのまま寝てしまった。
一時間後ヴィクトルが帰ってきて、彼があなたを見つけて微笑んだことも、そのあとこっそり浴室に入って戻ってきたことにも、まったく気づかなかった。
「名無しちゃん。寝ちゃってる?」
「⋯⋯⋯⋯んっ? わあっ!⋯⋯ごめん、起きてたかったのに」
あなたは半目で飛び起きた。
カーテンの外は暗く、部屋の時計は夜十一時になっている。
「おかえりなさい、ヴィクトル」
「ただいま、名無しちゃん。うーんいいねえ、こういうの」
にっこりと嬉しそうな彼は、薄く日に焼けた半裸でボクサーパンツ姿だ。そんな逞しい男の人がいきなりベッドに入ってきて焦る。
「あの、寝る?」
「うん。寝ようか」
さらりと言ったヴィクトルは、横向きのあなたの腰に、後ろから手を回して抱き寄せた。
ぎゅっと密着して寝る体勢だ。
緊張したあなたは大人しくしながら話題を探す。
「あのね。ヴィクトルが帰って来るところ見たかったな。その、仕事終わりの感じ、素敵で⋯⋯」
うまく説明ができなくて困った。
とにかく彼の帰宅の場面も捉えたかったのだ。
「そうかい? そんなこと言われると嬉しいなぁ。⋯⋯服をちゃんと着てたほうがよかった?」
「⋯⋯えっ!」
彼の問いがいちいちやらしく響く。
背にすぐ胸板を感じて意識してしまう。
「なんだか呼吸が荒いな。心配だよ」
「だっ、だって近いから」
あなたは集中に欠けていた。
今から眠るつもりなんだと自覚しながらも、くっつきすぎではと。
彼にとってはこれが普通なのだろうか。
――いや、やっぱり違ったようだった。
「んん、ん」
彼はゆっくりとあなたのうなじに唇をつける。
ちゅう、と吸われると肩が跳ねた。
「んぁ」
あなたのもれる声に呼応するように、ちゅくちゅくと肌をはみ、キスを落としてくる。
「今日はとくに可愛い格好してるね。いつもこういう服で寝てるんだ」
「⋯⋯ん、うん⋯っ」
彼の手がお腹へ行き、優しく胸まで這っていく。
大きな手のひらに包まれて、むにゅっと揉まれると震えてしまう。
「ブラつけてないの?」
「あ、ぁぁ、だって――」
こういうことを期待してしまったからなんて、恥ずかしくて言えない。ヴィクトルは分かってるみたいにやらしく揉んでくる。
「んぁ、ぅぅ」
もっと触れて欲しいと思って、あなたは腰をくねらせた。彼の下半身に、お尻を自然と押しつけてしまう。
「⋯⋯あぁ、こら、だめだよ。先に名無しちゃんを気持ちよくしたいんだから」
明らかに興奮した声で制止され、彼の手はキャミソールをそっと引っ張り、あなたの乳房をあらわにさせた。
「あぁ、あ⋯⋯」
こぼれでた両胸が直に温かい手に収まり、指にたぷたぷと揉まれていくと、気持ちよさが倍増する。
「んん、だめぇ」
訴えても彼の手はやまず、感触を楽しんでいるようだ。そして片方の手があなたの前へ伸びてきた。
ハーフパンツの上から突然きゅっとそこを押されて体がびくつく。
ヴィクトルは指先であなたのクリトリスを刺激してきた。
「あぁぁ、そこやぁ」
嫌だと言っても信じられるはずもなく、指の腹でぐいぐいされる度にお尻を揺らしてしまう。
「可愛いなぁ。感じる?」
「う⋯ん、感じる⋯っ」
素直に伝えると彼は艶めかしく笑み、首筋に舌を這わす。
そのまま器用にハーフパンツをずらしていき、下着ごと剥がしてしまう。
彼の指が直接クリトリスに触れてきた。
「ひ、う、ぅ」
リズム良く撫で、すぐに感じさせる動かし方だ。
でもその下の濡れてぐちょぐちょになったところには触れてくれない。
こらえきれずにあなたは彼の方を振り返る。
「ヴィクトル、下も触って」
「⋯⋯ん? ここもしてほしい?」
彼もまるでお願いされるのを待ってたかのように瞳を細める。
あなたが頑張って頷くと、ようやくそこをいじってくれた。
「んんん、あぁ」
後ろから回された手にくちゅくちゅとやられて、クリトリスと同時にされるのが気持ちよくて、初めてしてもらった時を思い出し、余計に興奮する。
「もう我慢できないよぉ、ほしい、ヴィクトル」
あなたはお尻の間を彼の腰に擦りつける。
昨日初めてしたばかりなのに、はしたないと思われるだろう。
それでも彼にして欲しくてたまらなくなった。
「あぁ、俺もすぐに欲しいよ君が」
彼はあなたの頬を振り向かせ、唇にキスをする。
舌をからめて後ろから抱かれた体勢で腰を浮かせた。
ヴィクトルは浅く息づいて、半身をよじり棚に手を伸ばす。興奮の最中手に取ったゴムをつけようとしている。
あなたは彼に体を向けるべきだが、そのままの体勢で待っていた。
「名無しちゃん、こっち向いてくれる?」
「⋯⋯やだ。このままがいい」
「え!?」
素で驚いたヴィクトルの頬が珍しく染まった気がした。
「ええとそれは⋯⋯バックでしたいの?」
「うん⋯」
あなたは頬をぽうっと赤らめ、彼の胸板に背をこすりつける。
「ヴィクトルに後ろからぎゅっとされるの好き。だめ?」
「⋯⋯だめなわけないでしょ? でもね⋯⋯あぁ、君って子は⋯⋯どこで覚えてきたんだい、そんなこと」
咎めながらも彼は色っぽくを息をつき、黒い瞳はじりじりとあなたを見つめている。
「しょうがないな。じゃあこうして抱っこしたまましてあげるね。⋯⋯でも、怖かったら言うんだよ?」
優しく伝えてくれるけど、怖さなんて感じたことがない。
あるのは安心と途方もない気持ちよさだけだ。
ヴィクトルは横向きのままあなたを抱え、そっと太ももを持ち上げた。
そうしてゆっくり、濡れたそこへ自身を挿入していく。
「んあぁ⋯⋯あぁっ」
「あぁ⋯⋯すっごくきついな⋯⋯きっとこのほうが奥まで入っちゃうよ。大丈夫⋯?」
細心の注意を払って進ませ、彼はあなたの様子をうかがいながら腰を深くストロークする。
その上下の動きがとても気持ちよくて、前からとは異なる角度で入ってくるため、とろけてしまった。
「あぁぁ⋯⋯すごい良いよぉ」
「本当? よかった⋯⋯」
ヴィクトルのほっとした声が耳にかかり、あなたは感じてしまう。
「気持ちいい⋯⋯耳もして」
「⋯⋯もうそんなにお願いされたら、俺の腰のほうが⋯⋯速くなっちゃうよ?」
ぼやく彼の独り言も伝わるけれど、ヴィクトルは優しい。耳に舌を這わせて愛撫してくれる。
すべての刺激がよくて、どうにかなりそうだった。
わがままをたくさん言ったが、彼のほうがやはり大人だ。
腰を一定の間隔で動かしながら、手は再び前に伸ばされ、ぷくっとしたクリトリスを撫でる。
「んぅぅ」
「ふふっ。名無しちゃんはここが好きだねえ。一緒にするの好きだよね?」
「⋯⋯す、すき⋯⋯でも、入れたまま、したことな⋯⋯っ」
腰が浮いてしまうと、ヴィクトルは自身の大きなもので中を突きながら、前も同時にくちゅくちゅと弄り、あなたを二重の刺激で攻めた。
「んっ、んっ、だめっ、それ、いくっ」
「いいよ、イッて。好きなこといっぱいしてあげる」
ちゅっと頬にキスされ、あなたは彼の唇も欲しくなり、後ろに顔を向ける。
喜びを浮かべる彼の目元と、笑んでいる口元に魅せられ、そのまま熱い口づけを交わした。
「んっ、んぅ、んっ、⋯⋯んんん⋯⋯ッ」
あなたはびくびくと腰を跳ねさせて達する。
先にクリトリスの刺激でイッてしまったようだ。
「ん、んん⋯⋯は、あ、⋯⋯」
力が抜けて彼の背にもたれかかる。
「はあ、可愛い。俺はイッてる名無しちゃんが大好きだ」
ヴィクトルにかまわず舌で唇を吸われ、また腰がびくりとしなってしまう。
大好きなんて言われて、平常心ではいられない。
同時にあなたはまだ入ったままの彼のことが気になった。腕をきゅっと掴み、尋ねる。
「ヴィクトルは⋯? イク?」
すると彼はにこりと笑う。
挿入していたものをゆっくり抜かれ、あなたは一抹の寂しさに包まれる。
しかし彼はすぐに、あなたを優しくベッドに寝かせて、自分はその上に覆いかぶさってくる。
久しぶりに見る彼の姿は汗ばんでいて、瞳はしっとりと濡れ色気にあふれていた。
「はあ、ようやく君の顔が見えた。俺はバックも好きだけど、こっちも好きだな」
ご機嫌に言い、「挿れていい?」と一応聞きながら、あなたを抱きしめる。
あなたは長い手足でがっちり捕まえてくる男らしい彼に見とれていた。
「入れていいよ。ヴィクトルにもイッてほしいよ」
「ふふ。ありがとう。でも俺だけじゃないよ? 名無しちゃんも気持ちよくなるからね」
自信を漂わせて宣言したあとは彼の言う通りになる。
あなたは彼の肉体に完全に捕まり、これまでにない快感を受けた。
「あっあっあっ、だめぇっ」
熱のこもった肌に隙間なく密着されて、完璧な体躯に揺らされる。
「あーすっごく良い、可愛い顔よく見える。⋯⋯ああ好きだ名無しちゃん」
ヴィクトルは今までになく恍惚とした表情で、あなたに愛を囁き続ける。
まるで色々な制約から解き放たれたように、感情が爆発した様子だ。
「ん、んんっ、ヴィクトル⋯っ」
「んん? 名無しちゃんも言って、俺のこと好きって、ねえ」
大人な彼に浮ついた目つきで願われて、あなたは胸のときめきがとまらなくなる。
そんなこと、言っていいのだろうか?
これではまるで、好き同士みたいだと。
「⋯⋯好き、ヴィクトルが好き⋯⋯っ」
「ほんと? 嬉しいなぁ。⋯⋯俺も好き、名無しちゃんのことが大好きだよ」
彼があまりに柔らかい表情で笑むので、あなたは真っ赤になって受け止めるしかなかった。
「⋯⋯⋯⋯くっ⋯⋯もう、いくよ⋯⋯ッ」
「んっ、あぁあっ」
あなたは勢いを増す彼に掴まり、同時に果てる。
激しく収縮する中に引き込まれるように、彼自身も何度も脈を打っていた。
「はあ、はあ、はあ⋯⋯ッ」
最初にしたときよりも、ヴィクトルが肉体的にも感情的にも、自分をさらけ出してくれたのが伝わった。
「ヴィクトル⋯⋯」
「⋯⋯あぁ、ごめんね。今さら照れてきた⋯⋯」
自分の胸の上に寄りかかってくる彼のことが愛しく感じる。
きっと彼にも、あまりないことだったのかもしれない。
あなたはヴィクトルの柔らかい黒髪に初めて触れた。ずっと触れてみたかったものだ。
指を差し入れて撫でていると、彼が驚いて顔を上げる。
「え⋯⋯? どうしたの名無しちゃん。そんな聖母みたいこと」
「ははっ。なにそれ。だってヴィクトル、可愛いから」
倍ほども年の差がある男性に言うことではないかもしれないが、素直な気持ちを告げた。
彼は大人しい体勢でさっと赤らむ。
「俺おじさんだけど⋯⋯そんなこと言ってくれるの?」
「うん。可愛い。すっごく好き」
見つめ合ってそう伝えたとき、あなたはようやく、自分の心からの思いを言えたと感じた。
