美オヤジを誘って囲われて救われる話
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その夜は、あなたの寝室のベッドで二人過ごした。白のカーテンに彼の影が揺れ、熱い吐息が舞う。
これまでの思いも重なり、互いを確かめ合うような熱を帯びた交わりとなった。
「んん⋯⋯」
「⋯⋯あぁ⋯⋯名無しちゃん。離れたくない⋯⋯」
達した後も、ヴィクトルはぎゅっとあなたを抱きしめていたが、やがて名残惜しそうに体を起こす。
愛おしげな笑みであなたの頬を撫でると、彼は背を向けてベッド脇に座った。
横たわるあなたは、その背中をいつものようにこっそり覗く。
出した後のゴムをしばっているのだ。
興味津々な視線に気づいたのか、ヴィクトルは振り返って「ん?」と笑いかけた。
「すぐ戻るよ、名無しちゃん」
「うん」
ぽうっと夢見心地のまま待っていると、彼はそばに戻り、腕枕をしてくれた。
広くて厚い胸板に手をおいて、寄り添う。
夜も深まり、そろそろ寝てもおかしくない。
それでも胸の鼓動は静まらず、まだ何かしたい。
彼の温かな肌を感じながら、無意識のうちに手が伸び、腹筋のあたりをそっとなぞった。
「ん、⋯んっ? それは気持ちいいぞ」
「⋯ふふっ」
上から漏れる声がおかしくて、あなたはいたずらっ子のように続ける。
そして彼の気恥ずかしそうな瞳を見上げた。
「やだ?」
「全然嫌じゃない。ただね、起きるよ。⋯⋯ああほら起きた」
彼は照れをごまかすように瞳を細める。
あなたは鼓動が早く鳴っていたが、一成一代の勇気を出すことにした。
「ねえねえヴィクトル。舐めていい?」
「⋯⋯なんだって?」
彼がそこだけ真剣なトーンで聞き返したので、あなたも笑みをこらえて見つめ返す。
「俺の、舐めるの?」
はっきりと聞き返されて頷いた。
彼の切れ長の黒い瞳は眠気も吹っ飛んだようにランランとしていた。
「引かれるかと思った⋯」
「いや引かないよ。言ったでしょ、俺スケベだって。君には何されても嬉しいとも言ったね?」
彼が上体を起こし、がっしりした肩があなたの視界を覆う。
いつも紳士的な人だが、堂々とした仕草を見せられると胸が高鳴ってくる。
「ヴィクトル、すごく目がまっすぐだよ」
「うん。男はね、名無しちゃん。やらしいことを考えてるとき真面目な顔になるんだよ」
「はははっ」
あなたは思わず高い声で笑ってしまった。
つられて彼も笑いだす。
なんだかそういう雰囲気になれて良かったとも思った。
こんなことを言っても、受け入れられたことに、密かに安心もした。
「でも待って。シャワー浴びよう。一緒に行く?」
「うんっ」
あなたは嬉しさとワクワクする気持ちを胸に、彼についていった。
ーーー
最初は余裕だったヴィクトルだが、体を洗い、泡のついたあなたの手が自身を滑ると、呼吸は浅くなった。
このガラス張りのシャワー室はいっそう秘められた感があり、距離も近くなる。
「ヴィクトル、気持ちいい?」
「うん⋯⋯いいよ。あんまりそこ長いとね、我慢できないかもしれないよ」
やんわり言われて、あなたは手の中のものを感じ取る。
そしてようやく、床のタイルに両膝をつけて彼を見上げた。
なんて眺めだろう。
肉感的な腹筋にきゅっと引き締まった腰、がっちりした太ももに長く伸びた手脚。
同じ空間にいるだけで淫靡な気分になり、視線が落ち着かない。
「じゃあ、いくね⋯」
あなたは彼のそり立つものに優しく指を添え、唇を這わせた。
舌の上に乗せるとビクンと反応する。
それだけで愛おしくなり、先を吸ったり舐めたりした。
「⋯⋯ッ⋯⋯ああ⋯⋯」
合間に漏れる彼の息づかいが色っぽい。
汗ばんだ胸を上下させ、濡れた黒い瞳が見下ろしてくる。
「すごいよ⋯⋯君の口の中、温かくて気持ちがいいな」
そう言われて赤面するが、水音を響かせながら吸い続けた。
「は、む、⋯⋯っん、んぅ」
時折彼のことを見つめると優しく笑いかけられ、こちらも照れる。
髪をそっと梳かれると、一方的な行為ではなく気持ちも通じ合ってる気がした。
「ん、ぅ⋯⋯ヴィクトル、これ気持ちいい⋯?」
「ああ⋯⋯すごく良い。そのまま続けてごらん」
嬉しくなったあなたは、もっと奥まで彼のが欲しくなり、口の中いっぱいに頬張る。
頬をすぼめて舌を這わせ、夢中で吸いついていると、彼の息も上がってきた。
「もうイク? すごく大きくて、硬いよ」
「ん⋯っ⋯⋯うん、イキそうだ。出していいかい、名無しちゃん」
「うん、我慢しないでいいよ⋯⋯たくさん出してね」
あなたはわざと艶めいた声で囁き、刺激を増した。
こんなこと、ヴィクトルだからしたくなるのだ。
彼という存在を少しでも自分のものにしたい、全身に浸透させたいという願いがあった。
「くっ⋯⋯イクぞ⋯⋯、名無しちゃん⋯⋯ッ!」
腹筋が反り、小刻みに痙攣する。
同時にあなたの口の中でビクンビクンと跳ね、それは膣内で感じるのとは違う不思議な感触だった。
驚いたのは、口の中が急激に満たされたこと。
ベッドですでにしたのに、彼の雄々しさと逞しさをまた味わうことになった。
「んん⋯⋯っ」
あなたは苦しくなりながらも、喉をしっかり動かす。
そして達成感とともに息を吐き出した。
濃くて白い液体が、まだ舌先についている。
「あ⋯⋯名無しちゃん⋯? 飲んだの?」
「うん、飲んじゃった。ちょびっとにがい」
あなたは笑いながら素直に告げた。
すると彼は心身の力が抜けたように、あなたのほうに倒れ込んでくる。
自分もタイルに膝をついて、あなたのことを抱きしめたあと、そっと一緒に起き上がらせた。
「なんてことだ。出してよかったんだよ」
ぎゅうっとまたすぐに腕に閉じ込められて、あなたのほっとした笑みがこぼれる。
「でも、全部欲しいなって思っちゃったの。ヴィクトルのだから」
「⋯⋯うん。ありがとう。嬉しいよ⋯⋯あぁ⋯⋯くっ⋯⋯」
抱擁する彼の力が強まり、感極まってる様子だ。
すると彼は突然、あなたの頬にキスをした。
その唇は首筋に引き寄せられ、激しく吸い付いてきた。
「あぁっ」
「俺も君が全部ほしいよ⋯!」
性急さが伝わる。彼の手のひらがこぼれそうな胸を揉み、緩急ある手つきに声が抑えられない。
そしてあなたの腰に添えられていた指先は、やがて下へと伸びていった。
「ん、んっ」
「ああ、濡れてるよ名無しちゃん、俺の舐めて興奮した?」
そんなことを言われれば嘘はつけない。
シャワーが流れ落ちるまま、あなたの潤む瞳を見つめ、彼は唇を押しつけてキスを繰り返す。
「はあ、はあ、ヴィクトルっ」
「可愛い、すごく可愛いよ」
抱きしめ合い、キスをされながら彼の熱い肉体に包まれる。
彼の下半身はまた熱を持ち始め、あなたはクラクラと別世界にいきそうだった。
もしかして、もしかして、このまま――。
浮ついた眼差しで見上げると、ヴィクトルは呼吸を浅くしてこんなことを言った。
「俺も君のを舐めたい。だめ?」
「⋯⋯えぇっっ?」
あなたは素で驚いた。そしてしばらく時間が止まり、顔が真っ赤に染まっていく。
「だっ、だっ、恥ずかしいよ! そんなとこ舐めるなんてっ」
「ふふ。そうかな? そんなにイヤ?」
「嫌とかじゃなくて⋯⋯うう⋯⋯見ないでねっ」
小さく主張した時点で、あなたの答えは決まっていた。
嫌なのではなく、恥ずかしくてたまらないのだ。自分がしたことは棚にあげながら。
ヴィクトルが妖艶な目つきをし、凄まじい色気をまといながら、なんと股の間にひざまずく。
「あ、あぁ⋯⋯」
あなたはすぐに直視できなかった。
こんな大人の男の人が、隅々まで鍛えられた体躯の美しい彼が、自分にひれ伏すような体勢になるなんて。
「んん⋯⋯やぁ⋯⋯」
「⋯⋯可愛いよ、名無しちゃん⋯⋯」
わずかな茂みを指の腹で撫で、唇をつける。クリトリスを見つけ舌先で転がすと、ちゅうと吸いついた。
「あぁぁっ」
あなたが声を出すのもおかまいなしに、思うままに愛撫する。
瞳を閉じた彼の長いまつ毛が綺麗で、神秘的な光景のように見惚れてしまう。
彼の舌も唇も、魔法かと思うぐらい気持ちよかった。
「やあ、だめぇ、きもち、いい」
「⋯⋯ほんと? 嬉しいな」
合間ににこりと笑んできて、胸がきゅっとときめいていく。
力強い両手はあなたの太ももの裏に添えられ、ガクガクなってしまうのを支えられた。
「だめ、だめ、いっちゃう」
「んん? もうイクの? まだ中はしてないよ」
意地悪で艶っぽい表情から目を逸らせない。
彼の舌先は割れ目をなぞり、さらに深く進んでいった。
「あぁ、んぁぁ、そこ、ぁぁ」
口に手を当てて我慢しようとするが、生温かい舌が閉じてくれず、奥まで入ってきて止まらない。
「いく、もうイクよぉ」
「うん、いいよ名無しちゃん、舌と指、どっちがいい?」
あなたは悶えながらも本当のことは言えなかった。
欲しくて欲しくてたまらないのに、口元はこう綴る。
「指入れて、上も舐めて⋯っ」
「うん、わかった。そうしようね」
優しく受け入れられて彼の細長い指が膣内にもぐりこんでくる。
そして知り尽くした奥の気持ちいいところを刺激し、唇はクリトリスを包んできて、あなたはあっという間に限界がきてしまった。
「ん、ん〜、イクっ、んあぁっ」
中は指をきゅうきゅうと締めつけ、最後まで彼は愛情のこもった刺激を与え続けた。
力が抜けて壁によりかかると、彼はすぐに起き上がった。
あなたを包み込むように腰をぐっと抱き寄せる。
あなたは恍惚とした瞳のまま両手を回し返した。
「気持ち、よかった⋯⋯」
「⋯⋯うん。嬉しい。よかった」
彼も余韻を味わうように背を撫でてくれて、しばらく熱気のある空間で抱きしめ合っていた。
・・・
お風呂から出た後は、二人とも寝間着姿でキッチンにいた。
あんな密な行為をしたのに、和やかな空気でお喋りしていると、勝手に表情がゆるんでくる。
「⋯⋯ふふ、なんだか嬉しいなぁ」
「本当? あんなに恥ずかしがってたのに?」
グラスに口をつけ、からかうように瞳を細めるヴィクトルに、あなたも照れ笑いする。
「恥ずかしいけど、新しいことだったもんね。二人の仲も成長してるよね」
「ははっ。そうだねぇ。俺達の仲もさらに深まったな。じゃあ名無しちゃん、またしたい時は言ってね。俺はいつでもウェルカムだよ」
「ムリムリっ。今日は勇気出したんだからね。ヴィクトルが言って! ⋯⋯あっ、うそ!」
あなたが一人で慌てふためいていると、彼は楽しそうにくつくつと笑いをこらえていた。
どうしてあんなことを言い出したのか。
今になって、だんだんと分かってきた。
きっと彼に自分の愛を見せたかったのかもしれない。
同時に、身も心も彼と繋がっていたいという思いは、あなたの心の中で最も大きな願いであり、幸せなのである。
「さ、眠るよ名無しちゃん。おいで」
「うん!」
「⋯⋯なんだか目が大きいな。眠くないの? もう2時だよ」
「実はまだ元気なんだ。ヴィクトルは疲れちゃった?」
「そんなことないよ。俺は実はものすごく体力があるんだ。知ってるでしょう?」
思い当たる節があり、あなたが黙って赤くなると、彼の大人の笑い声がまた響く。
あなたは目元の優しいヴィクトルに自然に肩を抱き寄せられた。
そうして寄り添い、寝室に仲良く帰っていった。
これまでの思いも重なり、互いを確かめ合うような熱を帯びた交わりとなった。
「んん⋯⋯」
「⋯⋯あぁ⋯⋯名無しちゃん。離れたくない⋯⋯」
達した後も、ヴィクトルはぎゅっとあなたを抱きしめていたが、やがて名残惜しそうに体を起こす。
愛おしげな笑みであなたの頬を撫でると、彼は背を向けてベッド脇に座った。
横たわるあなたは、その背中をいつものようにこっそり覗く。
出した後のゴムをしばっているのだ。
興味津々な視線に気づいたのか、ヴィクトルは振り返って「ん?」と笑いかけた。
「すぐ戻るよ、名無しちゃん」
「うん」
ぽうっと夢見心地のまま待っていると、彼はそばに戻り、腕枕をしてくれた。
広くて厚い胸板に手をおいて、寄り添う。
夜も深まり、そろそろ寝てもおかしくない。
それでも胸の鼓動は静まらず、まだ何かしたい。
彼の温かな肌を感じながら、無意識のうちに手が伸び、腹筋のあたりをそっとなぞった。
「ん、⋯んっ? それは気持ちいいぞ」
「⋯ふふっ」
上から漏れる声がおかしくて、あなたはいたずらっ子のように続ける。
そして彼の気恥ずかしそうな瞳を見上げた。
「やだ?」
「全然嫌じゃない。ただね、起きるよ。⋯⋯ああほら起きた」
彼は照れをごまかすように瞳を細める。
あなたは鼓動が早く鳴っていたが、一成一代の勇気を出すことにした。
「ねえねえヴィクトル。舐めていい?」
「⋯⋯なんだって?」
彼がそこだけ真剣なトーンで聞き返したので、あなたも笑みをこらえて見つめ返す。
「俺の、舐めるの?」
はっきりと聞き返されて頷いた。
彼の切れ長の黒い瞳は眠気も吹っ飛んだようにランランとしていた。
「引かれるかと思った⋯」
「いや引かないよ。言ったでしょ、俺スケベだって。君には何されても嬉しいとも言ったね?」
彼が上体を起こし、がっしりした肩があなたの視界を覆う。
いつも紳士的な人だが、堂々とした仕草を見せられると胸が高鳴ってくる。
「ヴィクトル、すごく目がまっすぐだよ」
「うん。男はね、名無しちゃん。やらしいことを考えてるとき真面目な顔になるんだよ」
「はははっ」
あなたは思わず高い声で笑ってしまった。
つられて彼も笑いだす。
なんだかそういう雰囲気になれて良かったとも思った。
こんなことを言っても、受け入れられたことに、密かに安心もした。
「でも待って。シャワー浴びよう。一緒に行く?」
「うんっ」
あなたは嬉しさとワクワクする気持ちを胸に、彼についていった。
ーーー
最初は余裕だったヴィクトルだが、体を洗い、泡のついたあなたの手が自身を滑ると、呼吸は浅くなった。
このガラス張りのシャワー室はいっそう秘められた感があり、距離も近くなる。
「ヴィクトル、気持ちいい?」
「うん⋯⋯いいよ。あんまりそこ長いとね、我慢できないかもしれないよ」
やんわり言われて、あなたは手の中のものを感じ取る。
そしてようやく、床のタイルに両膝をつけて彼を見上げた。
なんて眺めだろう。
肉感的な腹筋にきゅっと引き締まった腰、がっちりした太ももに長く伸びた手脚。
同じ空間にいるだけで淫靡な気分になり、視線が落ち着かない。
「じゃあ、いくね⋯」
あなたは彼のそり立つものに優しく指を添え、唇を這わせた。
舌の上に乗せるとビクンと反応する。
それだけで愛おしくなり、先を吸ったり舐めたりした。
「⋯⋯ッ⋯⋯ああ⋯⋯」
合間に漏れる彼の息づかいが色っぽい。
汗ばんだ胸を上下させ、濡れた黒い瞳が見下ろしてくる。
「すごいよ⋯⋯君の口の中、温かくて気持ちがいいな」
そう言われて赤面するが、水音を響かせながら吸い続けた。
「は、む、⋯⋯っん、んぅ」
時折彼のことを見つめると優しく笑いかけられ、こちらも照れる。
髪をそっと梳かれると、一方的な行為ではなく気持ちも通じ合ってる気がした。
「ん、ぅ⋯⋯ヴィクトル、これ気持ちいい⋯?」
「ああ⋯⋯すごく良い。そのまま続けてごらん」
嬉しくなったあなたは、もっと奥まで彼のが欲しくなり、口の中いっぱいに頬張る。
頬をすぼめて舌を這わせ、夢中で吸いついていると、彼の息も上がってきた。
「もうイク? すごく大きくて、硬いよ」
「ん⋯っ⋯⋯うん、イキそうだ。出していいかい、名無しちゃん」
「うん、我慢しないでいいよ⋯⋯たくさん出してね」
あなたはわざと艶めいた声で囁き、刺激を増した。
こんなこと、ヴィクトルだからしたくなるのだ。
彼という存在を少しでも自分のものにしたい、全身に浸透させたいという願いがあった。
「くっ⋯⋯イクぞ⋯⋯、名無しちゃん⋯⋯ッ!」
腹筋が反り、小刻みに痙攣する。
同時にあなたの口の中でビクンビクンと跳ね、それは膣内で感じるのとは違う不思議な感触だった。
驚いたのは、口の中が急激に満たされたこと。
ベッドですでにしたのに、彼の雄々しさと逞しさをまた味わうことになった。
「んん⋯⋯っ」
あなたは苦しくなりながらも、喉をしっかり動かす。
そして達成感とともに息を吐き出した。
濃くて白い液体が、まだ舌先についている。
「あ⋯⋯名無しちゃん⋯? 飲んだの?」
「うん、飲んじゃった。ちょびっとにがい」
あなたは笑いながら素直に告げた。
すると彼は心身の力が抜けたように、あなたのほうに倒れ込んでくる。
自分もタイルに膝をついて、あなたのことを抱きしめたあと、そっと一緒に起き上がらせた。
「なんてことだ。出してよかったんだよ」
ぎゅうっとまたすぐに腕に閉じ込められて、あなたのほっとした笑みがこぼれる。
「でも、全部欲しいなって思っちゃったの。ヴィクトルのだから」
「⋯⋯うん。ありがとう。嬉しいよ⋯⋯あぁ⋯⋯くっ⋯⋯」
抱擁する彼の力が強まり、感極まってる様子だ。
すると彼は突然、あなたの頬にキスをした。
その唇は首筋に引き寄せられ、激しく吸い付いてきた。
「あぁっ」
「俺も君が全部ほしいよ⋯!」
性急さが伝わる。彼の手のひらがこぼれそうな胸を揉み、緩急ある手つきに声が抑えられない。
そしてあなたの腰に添えられていた指先は、やがて下へと伸びていった。
「ん、んっ」
「ああ、濡れてるよ名無しちゃん、俺の舐めて興奮した?」
そんなことを言われれば嘘はつけない。
シャワーが流れ落ちるまま、あなたの潤む瞳を見つめ、彼は唇を押しつけてキスを繰り返す。
「はあ、はあ、ヴィクトルっ」
「可愛い、すごく可愛いよ」
抱きしめ合い、キスをされながら彼の熱い肉体に包まれる。
彼の下半身はまた熱を持ち始め、あなたはクラクラと別世界にいきそうだった。
もしかして、もしかして、このまま――。
浮ついた眼差しで見上げると、ヴィクトルは呼吸を浅くしてこんなことを言った。
「俺も君のを舐めたい。だめ?」
「⋯⋯えぇっっ?」
あなたは素で驚いた。そしてしばらく時間が止まり、顔が真っ赤に染まっていく。
「だっ、だっ、恥ずかしいよ! そんなとこ舐めるなんてっ」
「ふふ。そうかな? そんなにイヤ?」
「嫌とかじゃなくて⋯⋯うう⋯⋯見ないでねっ」
小さく主張した時点で、あなたの答えは決まっていた。
嫌なのではなく、恥ずかしくてたまらないのだ。自分がしたことは棚にあげながら。
ヴィクトルが妖艶な目つきをし、凄まじい色気をまといながら、なんと股の間にひざまずく。
「あ、あぁ⋯⋯」
あなたはすぐに直視できなかった。
こんな大人の男の人が、隅々まで鍛えられた体躯の美しい彼が、自分にひれ伏すような体勢になるなんて。
「んん⋯⋯やぁ⋯⋯」
「⋯⋯可愛いよ、名無しちゃん⋯⋯」
わずかな茂みを指の腹で撫で、唇をつける。クリトリスを見つけ舌先で転がすと、ちゅうと吸いついた。
「あぁぁっ」
あなたが声を出すのもおかまいなしに、思うままに愛撫する。
瞳を閉じた彼の長いまつ毛が綺麗で、神秘的な光景のように見惚れてしまう。
彼の舌も唇も、魔法かと思うぐらい気持ちよかった。
「やあ、だめぇ、きもち、いい」
「⋯⋯ほんと? 嬉しいな」
合間ににこりと笑んできて、胸がきゅっとときめいていく。
力強い両手はあなたの太ももの裏に添えられ、ガクガクなってしまうのを支えられた。
「だめ、だめ、いっちゃう」
「んん? もうイクの? まだ中はしてないよ」
意地悪で艶っぽい表情から目を逸らせない。
彼の舌先は割れ目をなぞり、さらに深く進んでいった。
「あぁ、んぁぁ、そこ、ぁぁ」
口に手を当てて我慢しようとするが、生温かい舌が閉じてくれず、奥まで入ってきて止まらない。
「いく、もうイクよぉ」
「うん、いいよ名無しちゃん、舌と指、どっちがいい?」
あなたは悶えながらも本当のことは言えなかった。
欲しくて欲しくてたまらないのに、口元はこう綴る。
「指入れて、上も舐めて⋯っ」
「うん、わかった。そうしようね」
優しく受け入れられて彼の細長い指が膣内にもぐりこんでくる。
そして知り尽くした奥の気持ちいいところを刺激し、唇はクリトリスを包んできて、あなたはあっという間に限界がきてしまった。
「ん、ん〜、イクっ、んあぁっ」
中は指をきゅうきゅうと締めつけ、最後まで彼は愛情のこもった刺激を与え続けた。
力が抜けて壁によりかかると、彼はすぐに起き上がった。
あなたを包み込むように腰をぐっと抱き寄せる。
あなたは恍惚とした瞳のまま両手を回し返した。
「気持ち、よかった⋯⋯」
「⋯⋯うん。嬉しい。よかった」
彼も余韻を味わうように背を撫でてくれて、しばらく熱気のある空間で抱きしめ合っていた。
・・・
お風呂から出た後は、二人とも寝間着姿でキッチンにいた。
あんな密な行為をしたのに、和やかな空気でお喋りしていると、勝手に表情がゆるんでくる。
「⋯⋯ふふ、なんだか嬉しいなぁ」
「本当? あんなに恥ずかしがってたのに?」
グラスに口をつけ、からかうように瞳を細めるヴィクトルに、あなたも照れ笑いする。
「恥ずかしいけど、新しいことだったもんね。二人の仲も成長してるよね」
「ははっ。そうだねぇ。俺達の仲もさらに深まったな。じゃあ名無しちゃん、またしたい時は言ってね。俺はいつでもウェルカムだよ」
「ムリムリっ。今日は勇気出したんだからね。ヴィクトルが言って! ⋯⋯あっ、うそ!」
あなたが一人で慌てふためいていると、彼は楽しそうにくつくつと笑いをこらえていた。
どうしてあんなことを言い出したのか。
今になって、だんだんと分かってきた。
きっと彼に自分の愛を見せたかったのかもしれない。
同時に、身も心も彼と繋がっていたいという思いは、あなたの心の中で最も大きな願いであり、幸せなのである。
「さ、眠るよ名無しちゃん。おいで」
「うん!」
「⋯⋯なんだか目が大きいな。眠くないの? もう2時だよ」
「実はまだ元気なんだ。ヴィクトルは疲れちゃった?」
「そんなことないよ。俺は実はものすごく体力があるんだ。知ってるでしょう?」
思い当たる節があり、あなたが黙って赤くなると、彼の大人の笑い声がまた響く。
あなたは目元の優しいヴィクトルに自然に肩を抱き寄せられた。
そうして寄り添い、寝室に仲良く帰っていった。
