美オヤジを誘って囲われて救われる話
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彼の家のお風呂は、特別仕様だった。
黒石のお洒落なシャワールームは室内だが、なんとバスタブは続く外にあるという。
あなたは恥じらいながら裸になり、隠すものがないので縮こまってシャワー室に入った。
「お、出た。お湯ちょうどいい?」
「うん⋯⋯」
天井から湯が落ちる中、裸のヴィクトルの背中が目の前にある。
広くたくましい背筋にどきどきして、目のやり場に困った。
ベッドで寝そべって脱ぐのとは違う。
明るいし丸見えでたまらない。
「名無しちゃん? 大丈夫?」
「えっ、うん! 体洗おうっと」
湯気の立つ暖かい場所のせいか、あなたは頬を上気させて微笑んだ。
彼もにこりとして全身を洗い始める。いつもだけど、堂々としていてすごい。
あまり下を見ないように体に泡をつけていると、髪が濡れたヴィクトルと目が合う。
緩やかな髪がまっすぐになり、額を出してセクシーだ。しなやかな肌に水が流れる彼を初めて見た。
「⋯⋯っ」
その溢れ出る色気に圧倒される。黒い瞳にふっと笑いかけられ、こんなことを言われた。
「ねえ背中やってあげるよ」
「ほっ、本当? ありがとう」
思考がバレないように素早く答え、あなたは彼に背を向ける。
泡のついた大きな手が優しく肌をすべり、本当に気持ちがよかった。
緊張したままだけど、もう一緒に風呂に入った喜びを感じた。
「じゃあ私もやるね。後ろ向いて」
笑いかけて振り向くと、彼はもうくるりと背を向けていた。
なんだか手で顔を押さえて黙っている。耳も赤い。
「どうしたの? 大丈夫?」
「あー、うん。平気平気。よろしく名無しちゃん」
「うん!」
彼の背中にこんな風に触れるのは初めてで、ドギマギする。本当に広くて格好いい背中だ。
「ねえ私ヴィクトルの背中好きだなぁ。大きいよね」
「⋯⋯そ、そう!? うれしいな、ありがとう。あぁ俺ね、大学の時ボートやってたんだよ。8人のやつね」
突如明かされた事実に、あなたは声を上げて驚く。
川をまっすぐ漕いでスピードを競い合うボート競技は、この国でも人気のスポーツだ。
かなりの体力と持久力が必要で、とくに男性は上半身が屈強な選手が多いイメージだった。
「そうなんだ! ヴィクトルがボートやってたなんて本当にすごいな〜。だから肩とか腕も筋肉質で、とっても強そうなんだね。腰はきゅっと引き締まってるし」
「⋯⋯⋯⋯ッ。そうかもしれない。⋯⋯名無しちゃん? そのぐらいで大丈夫だよ。ありがとね」
お礼を言われたが、あなたは裸を見られる恥ずかしさが減ったからか、大胆にも背中にじゃれるように抱きついた。
「気持ちいいー」
「あのね。急にどうしたんだい。君は子供かな? 最初すごいもじもじしてたのに」
「ふふ。子供だもん」
無邪気に言ってぴたっと密着し、そのまま熱を感じた。
彼といると、鼓動の高鳴りと安心が同時に与えられるから不思議だ。
ヴィクトルはしばらくそのままで耐えていた。
濡れた髪をアップにし、あなたは外への扉を抜ける彼についていく。
ひやっと寒い空気が顔に当たった。
でも目の前には、シャワー室と同じ黒色の浴槽があり、湯も張ってあって湯気が出ている。
「わあ、すごい。雰囲気がよすぎる⋯⋯見て、夜空も見えるよ。星もきれい!」
「そうでしょ? 星見ながらゆったり浸かるの最高なんだよ。あ、寒いよね。一緒に入ろう」
ヴィクトルが手を差し出してくれて、二人でお湯に入る。
柵はきちんと立てられていて、空だけが見えるプライベート空間だ。
まるで旅先のような特別感に、あなたはうっとりしてしまった。
浴槽は大人二人でも余るほど十分広いけれど、二人は肩が触れる距離で座っている。
さっきはあんなにはしゃいでいたが、あなたはしっとりした夜の雰囲気に静かになっていた。
「名無しちゃん。その⋯⋯」
「えっ?」
「なんかいかにもな雰囲気だけど、この家に連れてきたのは君が初めてだからね」
ヴィクトルは少し緊張した眼差しで告げた。
信じてもらえるかどうか、不安気な様子である。
「ふふ、そうなの? 本当?」
「本当だよ。笑ってるけど⋯」
彼が距離を詰めてきて、あなたの頬にちゅっとキスをする。それだけで赤くなりそうだったが、あなたは彼の肩に頬を預ける。
お湯も温かいけど、体の火照りはそれだけじゃないと思った。
「じゃあヴィクトルは、五年間も恋人がいなかったの?」
「そうなんだ。もっとだけどね」
彼は苦笑して明かす。仕事が忙しいのもあったけれど、本当に想像よりも一人でいた時間が長いようだった。
あなたは過去のことは気にしていない。
あまり知りたくないタイプだというのはあるが、ヴィクトルに華麗な女性遍歴があっても当然だと思ってしまう。
このことは、むしろ彼のほうが気にしているようにも見えた。
きっと元彼のことで傷ついた場面を目の当たりにしたから、余計にあなたを傷つけたくないと思ってくれているのだろう。
あなたにも自信がないことがある。
本当に自分で大丈夫?という問いだ。
この不安は簡単には消せないだろうけど、もう尋ねるのはやめようと思った。
代わりに自分には伝えられることがあるのだ。
「あのね。ヴィクトルの恋人になれて嬉しいな。こんな自分だけどよろしくね」
彼の腕にきゅっと掴まって、体を寄り添わせる。
すると彼の顔が間近に来た。明かりはわずかだけど、頬は赤く染まって見えた。
「同じだよ、俺もすごく嬉しいんだ。俺のほうがよろしくね、名無しちゃん。君を絶対幸せにするからね⋯⋯」
そんなことを言われたのは初めてで、落ち着こうと思ってた心がどきんと跳ねてしまう。
唇に熱いものが触れ、二人はゆっくり口づけをした。
甘くはまれて、吐息が重なる。
ヴィクトルのキスが深まっていくと、力が抜けてきて、彼の胸板によりかかって抱きかかえられる。
「はあ、はあ⋯⋯ヴィクトル⋯⋯」
「⋯⋯名無しちゃん⋯」
熱いお湯の中で、どんどん体温が上がっていく。
「もうだめぇ⋯」
「んっ? 大丈夫? 上がる?」
「うん⋯」
のぼせたのかと心配され、あなたはヴィクトルと一緒に風呂から出た。
体は全然元気である。でも経験したことのない甘い空気に飲まれてしまい、瞳がとろんとしてくる。
彼にもっとキスされたい。
体にも触れてほしい。
しかしこんなところで駄目だと律して、気遣ってくれる彼にも平気なふりをしたのだった。
きっとこのあと向かうであろうベッドでは、乱れてしまう自分を想像して、また頭を振った。
黒石のお洒落なシャワールームは室内だが、なんとバスタブは続く外にあるという。
あなたは恥じらいながら裸になり、隠すものがないので縮こまってシャワー室に入った。
「お、出た。お湯ちょうどいい?」
「うん⋯⋯」
天井から湯が落ちる中、裸のヴィクトルの背中が目の前にある。
広くたくましい背筋にどきどきして、目のやり場に困った。
ベッドで寝そべって脱ぐのとは違う。
明るいし丸見えでたまらない。
「名無しちゃん? 大丈夫?」
「えっ、うん! 体洗おうっと」
湯気の立つ暖かい場所のせいか、あなたは頬を上気させて微笑んだ。
彼もにこりとして全身を洗い始める。いつもだけど、堂々としていてすごい。
あまり下を見ないように体に泡をつけていると、髪が濡れたヴィクトルと目が合う。
緩やかな髪がまっすぐになり、額を出してセクシーだ。しなやかな肌に水が流れる彼を初めて見た。
「⋯⋯っ」
その溢れ出る色気に圧倒される。黒い瞳にふっと笑いかけられ、こんなことを言われた。
「ねえ背中やってあげるよ」
「ほっ、本当? ありがとう」
思考がバレないように素早く答え、あなたは彼に背を向ける。
泡のついた大きな手が優しく肌をすべり、本当に気持ちがよかった。
緊張したままだけど、もう一緒に風呂に入った喜びを感じた。
「じゃあ私もやるね。後ろ向いて」
笑いかけて振り向くと、彼はもうくるりと背を向けていた。
なんだか手で顔を押さえて黙っている。耳も赤い。
「どうしたの? 大丈夫?」
「あー、うん。平気平気。よろしく名無しちゃん」
「うん!」
彼の背中にこんな風に触れるのは初めてで、ドギマギする。本当に広くて格好いい背中だ。
「ねえ私ヴィクトルの背中好きだなぁ。大きいよね」
「⋯⋯そ、そう!? うれしいな、ありがとう。あぁ俺ね、大学の時ボートやってたんだよ。8人のやつね」
突如明かされた事実に、あなたは声を上げて驚く。
川をまっすぐ漕いでスピードを競い合うボート競技は、この国でも人気のスポーツだ。
かなりの体力と持久力が必要で、とくに男性は上半身が屈強な選手が多いイメージだった。
「そうなんだ! ヴィクトルがボートやってたなんて本当にすごいな〜。だから肩とか腕も筋肉質で、とっても強そうなんだね。腰はきゅっと引き締まってるし」
「⋯⋯⋯⋯ッ。そうかもしれない。⋯⋯名無しちゃん? そのぐらいで大丈夫だよ。ありがとね」
お礼を言われたが、あなたは裸を見られる恥ずかしさが減ったからか、大胆にも背中にじゃれるように抱きついた。
「気持ちいいー」
「あのね。急にどうしたんだい。君は子供かな? 最初すごいもじもじしてたのに」
「ふふ。子供だもん」
無邪気に言ってぴたっと密着し、そのまま熱を感じた。
彼といると、鼓動の高鳴りと安心が同時に与えられるから不思議だ。
ヴィクトルはしばらくそのままで耐えていた。
濡れた髪をアップにし、あなたは外への扉を抜ける彼についていく。
ひやっと寒い空気が顔に当たった。
でも目の前には、シャワー室と同じ黒色の浴槽があり、湯も張ってあって湯気が出ている。
「わあ、すごい。雰囲気がよすぎる⋯⋯見て、夜空も見えるよ。星もきれい!」
「そうでしょ? 星見ながらゆったり浸かるの最高なんだよ。あ、寒いよね。一緒に入ろう」
ヴィクトルが手を差し出してくれて、二人でお湯に入る。
柵はきちんと立てられていて、空だけが見えるプライベート空間だ。
まるで旅先のような特別感に、あなたはうっとりしてしまった。
浴槽は大人二人でも余るほど十分広いけれど、二人は肩が触れる距離で座っている。
さっきはあんなにはしゃいでいたが、あなたはしっとりした夜の雰囲気に静かになっていた。
「名無しちゃん。その⋯⋯」
「えっ?」
「なんかいかにもな雰囲気だけど、この家に連れてきたのは君が初めてだからね」
ヴィクトルは少し緊張した眼差しで告げた。
信じてもらえるかどうか、不安気な様子である。
「ふふ、そうなの? 本当?」
「本当だよ。笑ってるけど⋯」
彼が距離を詰めてきて、あなたの頬にちゅっとキスをする。それだけで赤くなりそうだったが、あなたは彼の肩に頬を預ける。
お湯も温かいけど、体の火照りはそれだけじゃないと思った。
「じゃあヴィクトルは、五年間も恋人がいなかったの?」
「そうなんだ。もっとだけどね」
彼は苦笑して明かす。仕事が忙しいのもあったけれど、本当に想像よりも一人でいた時間が長いようだった。
あなたは過去のことは気にしていない。
あまり知りたくないタイプだというのはあるが、ヴィクトルに華麗な女性遍歴があっても当然だと思ってしまう。
このことは、むしろ彼のほうが気にしているようにも見えた。
きっと元彼のことで傷ついた場面を目の当たりにしたから、余計にあなたを傷つけたくないと思ってくれているのだろう。
あなたにも自信がないことがある。
本当に自分で大丈夫?という問いだ。
この不安は簡単には消せないだろうけど、もう尋ねるのはやめようと思った。
代わりに自分には伝えられることがあるのだ。
「あのね。ヴィクトルの恋人になれて嬉しいな。こんな自分だけどよろしくね」
彼の腕にきゅっと掴まって、体を寄り添わせる。
すると彼の顔が間近に来た。明かりはわずかだけど、頬は赤く染まって見えた。
「同じだよ、俺もすごく嬉しいんだ。俺のほうがよろしくね、名無しちゃん。君を絶対幸せにするからね⋯⋯」
そんなことを言われたのは初めてで、落ち着こうと思ってた心がどきんと跳ねてしまう。
唇に熱いものが触れ、二人はゆっくり口づけをした。
甘くはまれて、吐息が重なる。
ヴィクトルのキスが深まっていくと、力が抜けてきて、彼の胸板によりかかって抱きかかえられる。
「はあ、はあ⋯⋯ヴィクトル⋯⋯」
「⋯⋯名無しちゃん⋯」
熱いお湯の中で、どんどん体温が上がっていく。
「もうだめぇ⋯」
「んっ? 大丈夫? 上がる?」
「うん⋯」
のぼせたのかと心配され、あなたはヴィクトルと一緒に風呂から出た。
体は全然元気である。でも経験したことのない甘い空気に飲まれてしまい、瞳がとろんとしてくる。
彼にもっとキスされたい。
体にも触れてほしい。
しかしこんなところで駄目だと律して、気遣ってくれる彼にも平気なふりをしたのだった。
きっとこのあと向かうであろうベッドでは、乱れてしまう自分を想像して、また頭を振った。
