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ナムオリ曲解説「キャラソン特集」[2/6ページ]
2023/12/10 17:00太鼓の達人
2.6. 「われら無敵のドコン団」
【基本情報】
初出:DS2(2008年4月24日)
キャラ:牡丹、ニャンキー、ドラボット
「7つの島の大冒険」で敵キャラとして登場し、その後もWiiシリーズやPSPDXなど多くの作品で味方あるいはライバルとして登場しているドコン団のメンバー3人(CV:たかはし智秋さん&加来量一さん)のテーマ曲。歌詞には「ドコン」のキーワードが頻繁に現れ、「ドコンまでも」「ドコン性」など掛け言葉もあります。
ドコン団は恐らく、常連キャラ以外では最も知名度・人気が高い部類に入るでしょう。最近ACにも復活収録され、フルコンボ称号「ドコン団推し」も実装されました。今後も変わらず人気を保って、またストーリーとかに登場してほしいですね…!
ちなみに、牡丹(およびニャンキー)のCVであるたかはし智秋さんはPSPDXの主題歌「ドコDON★まつリズム」や、20周年記念楽曲「轟け!太鼓の達人」でも歌唱を担当しています。曲のテーマから考えて、ドコン団とは特に関係なさそう(ただしPSPDXのストーリーにはドコン団が登場)ですが、公式設定によると牡丹の最近の趣味はカラオケらしく、実際にそれらの曲を聴いてみると声もかなり似ているので、もしかしたら少し意識しているのかもしれません。
【公式音源】
2.7. 「ハッピーでリッパ!」
【基本情報】
初出:Wii1(2008年12月11日)
キャラ:和田どん
「Wii」(初代)主題歌。なお、正式にはCV名義ですが、ゲーム内の手紙ではどんちゃん自身が歌っていると明言しています。ストーリーは「どんちゃんの生い立ち」をテーマとしており、フルボイスでかなり豪華なものになっています。この曲はそんなストーリーの内容とマッチしたものになっており、『キミを思うとあったかくなる』『そんなキミにあこがれる太鼓だドン』など、一緒に育ってきたどんちゃんとの絆が感じられる一曲です。
…そう書いた直後で言いにくいのですが、しかしながら「糀谷の和田家で誕生」「どん子ちゃんとの出会いが幼稚園」、さらには「かっちゃんとの兄弟関係が真偽不明」と、本来とは異なる今作限りの設定が多い模様。本来の北陸生まれのどんちゃんの生い立ちはどんな感じだったのか気になりますね…これをテーマにした創作ストーリーを書いてみても良いかも…?
2.8. 「ららら☆ハッピネス」
【基本情報】
初出:Wii2(2009年11月19日)
キャラ:和田どん、アルミ
「Wii ドドーンと2代目!」主題歌。歌唱にアルミちゃんのCVである大内茜さんの名前があり、恐らくアルミちゃんとのデュエット曲という設定ですが、ソロパートがなく聴き取りにくいのがちょっと残念です。しかしその点を除けば申し分ない神曲です。晴れでも雨でも、誰だって、祭りで太鼓に親しめばみんなハッピー!素敵ですね…!
私自身、Wii2のゲーム自体は遊んだことはないのですが、歴代主題歌の中でも結構気に入っている曲です。ストーリーも前作同様フルボイスで、笑いあり、泣きあり、そして感動ありの名作となっています。
2.9. 「ワルルーさまの歌を聴けぇ!」
【基本情報】
初出:Wii2(2009年11月19日)
キャラ:ワルルー
「Wii ドドーンと2代目!」の悪役、Dr.ワルルー(CV:長嶝高士さん)のテーマ曲。歴代の悪役の中でも「善悪が反転した」と言っても過言ではないほど悪質な性格で、歌詞にも『たのしいことはダイキライ、じゃますることがダイスキ』『この世の笑顔皆滅ぼせ』など過激なフレーズが盛り込まれています。
実は、ワルルーの思想がここまで歪んでしまったのは、かつて所属していた研究所での研究がうまくいかず、博士の研究を盗むなど行為がエスカレートしていった結果らしいです。他作品の悪役は(ギガドーンやマオウのようないわゆる「悪の権化」を除けば)最終的には改心することが多い一方、ワルルーは3DS2での再登場後も未だ懲りておらず、未解決問題という印象が強いです。
そういえば、手下のワルメカは名前の由来が全て化学元素となっています。元素愛好家でもある私としては、そういうキャラが味方ではなく敵として登場するのは正直複雑な気持ちがしましたが、最終的には祭りを盛り上げる仲間になっています(スタッフロール参照)。科学技術は諸刃の剣、という隠されたメッセージ(?)を感じますね…。
2.10. 「ポップコーン★パレード」
【基本情報】
初出:Wii3(2010年12月2日)
キャラ:和田どん
「Wii みんなでパーティ☆3代目!」主題歌。同作のミニゲームモードの舞台である遊園地「ドリームたいこランド」の世界観がテーマとなっており、まさに夢の国のアトラクションで思い切り遊んでいるようなイメージの楽しげな歌詞とメロディーが特徴です。
ちなみに、この曲が流れるスタッフロールでは、ドリームたいこランドの舞台裏や未公開シーン(?)が見られます。個人的にいろんな考察ができて楽しいですね…(笑)。
2.11. 「ももいろ♪太鼓パラダイス」
【基本情報】
初出:Wii4(2011年11月23日)
キャラ:和田どん、フウガ、ミライ
「Wii 決定版」主題歌。いつもお馴染みのどんちゃんに加えて、ストーリーおよび太鼓教室モードに登場する、フウガくん&ミライちゃん兄妹がボーカルとして参加しています。これまでの主題歌は専らどんちゃんの声が目立っていたのに対し、この曲ではみんなの声がはっきり聴き取れ、よりにぎやかな印象があります。歌詞にも『ひとりよりふたりで』『ふたりよりみんな』とあり、まさにみんなで盛り上がれる雰囲気です。
なお、フウガくんとミライちゃんはいずれもCVが藤井美波さんで共通しており、加えてアラシくんの声も担当しています。実際、この曲でもアラシくんのような声が聴き取れますが、実はストーリー終盤からわかる通り、フウガくんとアラシくんは同一人物(眼鏡を外すことで変貌する)なのです。この項を書く際にキャラのカウントをどうするか悩みましたが、とりあえずここでは同一キャラ扱いとしました。
3. 新筐体無印~グリーン/3DS1~NS1時代
3.1. 「キミと響くハーモニー」
【基本情報】
初出:3DS1(2012年7月12日)
キャラ:ソプラノ
「ちびドラゴンと不思議なオーブ」主題歌。ヒロインであるソプラノ姫の歌唱曲です。ちなみに、CVの東山奈央さんはラルコの声も担当しています。
この作品は私自身もプレイしたことがあり、かなり思い入れがあります。ストーリーで、ソプラノ姫は「悪しき力を清める魔法の歌声の持ち主」とされています。現実世界の私たちには悪を清めるほどの効果はないにせよ、可憐で美しい歌声と、冒険の旅路をイメージした前向きな歌詞で、現在でも人気の高い曲となっています。
3.2. 「マオウのショウタイム」
【基本情報】
初出:3DS1(2012年7月12日)
キャラ:マオウ
「ちびドラゴンと不思議なオーブ」の悪役、マオウ(CV:佐藤たかふみさん)のテーマ曲。ストーリーでは存在自体が「悪の権化」とされており、呪いをかけた上で苦しむ者を見世物にするなど、歴代の悪役の中でも最も残忍かつ凶悪なキャラと言えるでしょう。ピエロのような見た目で、他の悪役と異なり妙に明るく愉快な口調で喋るという点も、逆に不気味さを増幅しています。この曲でもマジックショーのような雰囲気でしれっと『地獄への招待』『うっかり消しちゃっても、許してちょうだい☆』とか恐ろしいことを言っています…。
ご存知の通りストーリーでは、ソプラノ姫の声がマオウによって奪われてしまう大事件が発生するのですが、前述の通り姫の声には「悪を清める」効果があり、悪の権化たるマオウにとっては致命的なものというわけです。最終ボス戦(VSマオウ第二形態)の課題曲「ソプラノ姫VSマオウ」は、前述の「キミと響くハーモニー」と「マオウのショウタイム」のリミックスとなっており、まさに文字通りの「善と悪の戦い」と言えるでしょう。
3.3. 「どきどき☆どんちゃん騒ぎ」
【基本情報】
初出:Wii5(2012年11月29日)
キャラ:和田どん、和田かつ
「Wii 超ごうか版」主題歌。この曲からキャラクター名義となり、現時点でどんちゃん&かっちゃんの兄弟デュエットであることが明確にわかっている唯一の曲です。歌詞に『キミもかけ出して、いっしょにたたこう』『キミの手をとって、ちょっぴりキンチョー』『大好きなキミのために』などのフレーズがあり、あたかもどんちゃんやかっちゃんのすぐそばでお祭りを一緒に楽しんでいるかのような気分になれる、そんな曲です。個人的には「ららら☆ハッピネス」と並んで、歴代主題歌の中でも特に気に入っている曲の一つです!
3.4. 「あつまれ☆太鼓まつり!」
【基本情報】
初出:Wii U1(2013年11月21日)
キャラ:和田どん
「Wii Uば~じょん!」主題歌。前作と異なり、今度はどんちゃんのソロ曲となっています。歴代の主題歌はやはり「みんなで楽しむ」ことをテーマにしたものが多いですが、この曲の歌詞のイメージは「みんなの心とリズムを一つに」といった感じです。みんなで演奏することで、一人では成し得ないハーモニーが生まれる。そんなメッセージが感じられる曲です。
3.5. 「もりもり☆特盛リズム♪」
【基本情報】
初出:Wii U2(2014年11月20日)
キャラ:和田かつ
「特盛り!」主題歌。「かつとマリ子の絵かきうた」以来約9年3ヶ月ぶりとなる、かっちゃんのソロ曲です。作品名やタイトルの通り、まさに「もりもり演奏して満腹気分!」という感じの雰囲気。公式設定によると、かっちゃんはどんちゃんに比べると実際に食べる量はやや控えめであるものの、ストーリー等での言動から、食欲はむしろどんちゃんよりも旺盛と言えるかもしれません。そんなかっちゃんのイメージにも合った曲となっています。
ところで、かっちゃんは主役になる夢を長年見てきましたが、その夢は次作「あつめて☆ともだち大作戦!」(Wii U3)でついに実現することになります。しかし、その主題歌はこれまでどんちゃんorかっちゃんがボーカルを担当してきたWii・Wii U作品とは異なり、キャラソンではなくなってしまっています。その曲自体は決して悪くないのですが、そういう作品でこそかっちゃんをボーカルに採用すべきだったのでは…?と思わず突っ込みたくなってしまいます(苦笑)。
3.6. 「希望へのメロディー」
【基本情報】
初出:PS Vita(2015年7月9日)
キャラ:メイプル
「Vバージョン」主題歌。「キミと響くハーモニー」と同様、ストーリーのヒロインの歌唱曲です。メイプルちゃん(CV:小澤亜李さん)は、バイオリンを弾くことでドンだーの力を使うことができる少女で、ストーリーではドンだーの素質を持つどんちゃんと力を合わせ、邪気的な存在「ノイズ」と戦います。この曲の歌詞『2つの月重なり、2人は出会う』はまさに、伝説の言葉を唱えたどんちゃんが別世界の村に飛ばされ、彼女と出会ったことを表しているのでしょう。2人のメロディが1つになり、響き広がり闇(ノイズ)を駆逐する。ストーリーの内容が凝縮された、印象に残る曲です。
基本的には良いストーリーなのですが、個人的には一点だけ残念に思ったところがあります。どんちゃんの双子の弟であるかっちゃんも同時に村に飛ばされ、同行しているにも関わらず、彼にはドンだーの素質が認められなかったようです。ノイズとの戦いは印象的である一方で、双子の間の格差を感じてしまいます…。どんちゃんばかりではなく、たまにかっちゃんとも組んで、かっちゃんならではの能力を発揮する(言い換えれば「どちらと組むかでスキルが変わる」)という展開があっても良かったと思いますね。
3.7. 「世界はいつでもミステリー」
【基本情報】
初出:3DS3(2016年6月16日)
キャラ:ティア
「ミステリーアドベンチャー」主題歌。こちらも同様にヒロインの歌唱曲となっています。ティアちゃん(CV:井上ほの花さん)は、謎の生物ポポカカと行動を共にする不思議な雰囲気を持った少女で、ストーリーでは世界を守るための宝「オーパーツ」を求め、冒険の旅に出ます。この曲はその冒険がテーマとなっており、勇気を持って協力しながら宝を探すストーリーの世界観がよく表現されています。
なお、この曲にはフルバージョンも存在し、エンドロールで流れる他、サウンドトラック「わたがし」にも収録されています。
