パズル
名前変換
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「……もう少し待ってくれよ」
プロシュートとイルーゾォを組ませての調査のため、珍しくペッシと二人で夜を歩く。
報告内容によっては、またあいつに嫌な仕事を押し付けなければならないと少々気が重くなった。
黙々と歩く俺に対し、ペッシはあちこちに気を取られながら歩く。
「脇目を振っているから追い付けないんだろう?」
「す、スイマセン。……でも、兄貴がいざという時のために色んな所に目を配れって言うもんですから」
クセで、と申し訳無さそうに頭を掻いている。
脇目を振りながらも器用に歩けるタイプと、そうでないタイプ。
最終的に『使える』ようになりさえすれば、今はどちらでも良いかと一人頷いてしまっていた。
不思議そうな顔をするペッシに、何でもないとだけ返しておく。
「あ、星が流れた」
「見ていなかったな」
「流れ星に願い事すると叶うって、あれは本当ですかね?」
プロシュートが『マンモーニ』と言いたくなる気持ちも、よく解った。
「どうだっていいさ、あんな石ッころ」
THEE END