パズル
名前変換
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「はは……そうだな。珍しく意見が合いそうだ」
正体の解らないべっとりとした何かを付着させた髪の間から、メローネの透明な目がこちらを見ていた。
「で、方法は?あの二人をいっぺんにハメるなんて並大抵の事じゃあないぜ」
オレも同じ蛍光グリーンのの粘つく何かを眼鏡から滴らせ、うむむと頭を捻った。
「あー思い付かねェ!大体、任務直前にやらかしていくってのが気に喰わねェんだよ!」
「返ってくる頃にはホトボリ冷めちまうもんな」
グリグリと絡む髪をかきむしり、無い知恵を必死に絞る。
「思い付いた」
「何だ?」
他に誰がいるわけでもないのにメローネは耳に顔を寄せた。
ヤツの髪から冷たい粘液が首の付け根にボトリと垂れる。
「───でね、───な?」
「クッ!そりゃいい!」
あいつらが幼稚な悪事をはたらく理由がよく解った。仕掛ける側に回る気分は悪くない。
「早く帰って来いよ!墓穴は2つでいいな?これで奴らも」
「万事休す、だな」
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