†クリスマス†
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「オレは君に花なんかやらない。宝石もやらない。
きらきらイルミネーションの船の上で時間をかけた美味しいディナー?
舳先でキスして、永遠の愛を誓う?
ばかばかしい。
そんなものに興味があるなら、ついておいで。
船より揺れるベッドの上で、とびきりのディナーを喰わせてあげるからさ。
キスならいくらでもできるし、閉じた目蓋のその先に、花だって宝石だってイルミネーションだって、びっくりするくらい散りばめてやるよ」
類い希なる演説を恍惚の表情で終えたメローネは、いざ、とナナシに手を伸ばした。
体はすでに、アジトの一角を占める湿っぽい仮眠室の方を向いている。
低調なお断りの姿勢は、握り拳の形でメローネの左頬に食いこんだ。
「なんだよ。これがお気に召したなら、永遠の愛を誓ってやるのに
…一瞬だけ」
一瞬ドキリとしたぶんの仕返しが、今度は右の頬に飛んだ。
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