景品
名前変換
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リゾットは足元に丸まった女性用の下着をもう一度拾い上げ、細部まで観察するように無表情で眺めた。
それをおもむろに口元へ持っていき、
───高い鼻に押し付け、思い切り匂いを吸い込んだ。
目を閉じ、軽く顎を上げて吸い込むその顔は、恍惚に浸っているようにも見えた。
壁のこちら側では先程の惨事に続き、チームリーダーまさかの行動にホルマジオが真っ青になっている。
リゾットがふっと目を細く開け、鼻にあてた下着から顔を離した。
「───ホルマジオ、」
その声は未だかつて聞いたことが無いほど低く、小さく。
遥か遠い空に立ち込め始めたドス黒い雲の、闇の奥深くで轟く雷鳴のようだった。
しかしホルマジオには自分の名前を呼んだのがハッキリと聞こえてしまった。
逃げなければと思ったが、ホルマジオの両足はすでに動かない。
足の裏から出た釘が靴底を突き破って、スパイクのように床に深く刺さっている。
上半身は逃げようとした勢いのまま、膝でつんのめって無様にバタンと両手をついた。
リゾットがクチャクチャになったピンク色の下着を後ろ手に放り、足音も立てずにゆらりと体の向きを変える。
───カチリ。
「ひィッ!」
電気椅子の電源を入れるのと同じ音を立て、リビングのドアが開いた。
Lead another … ?
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