「イルーゾォ、オリーブオイルの買い置きどこにしまったんだよ」

なーんて。
足元の収納の奥の方、だろ？ンな事ぁ知ってんだよ。

「覚えとけるくらいメシ作れよ」

「辛ェ辛ェって、オメーらが文句ばっか垂れっから作らねぇんだろ」

「だから唐辛子がホールで入ったペペロンチーノ以外にレパートリーが増えねぇんだよ」

オメーが四つん這いになると、パンツと腰の間がガブッと開くんだぜイルーゾォ。
そーっと差し込んでおけば、ほらな、立ち上がったらうまいこと挟まっただろ。

「買い置きも切らしてたのか。探したんだろ？悪かったな」

「あ？お、おぅ」

やべ、今ちょっと良心が痛んだ。
買いに行くのか？そうだよな、そろそろみんな集まってっからギアッチョあたりが(いつもならオレも)「腹へった」とか言い出すもんな。

それにしても、このまま外に出られたらちょっと…

…ま、いいか。

イルーゾォ、採点無し。




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