『夕立と』
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角を曲がってすぐの所に停まっていた車に
ナナシは乗り込んだ。
シートにはご丁寧にタオルが敷かれている。
「はいどーぞ。これであの時の借りはチャラね」
「はいはい。……これ、後で持ち主が見つかったから返せなんてオチは無いよね?」
ずっと欲しがっていた真新しいブランドの傘を受け取り、メローネはトロンと見とれて呟いた。
「ダイジョーブ。善良な一般市民を守るやっさしーいぃいお巡りさんが「持って行っていい」って言ったんだから、これは私のものになったの」
拾った、というより、拝借したソレを合法的に手に入れた
ナナシは、悪ーいコの顔でメローネに笑いかけた。
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