『3104丁目、日常』
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───ガツン!
「「「ナナシー!」」」
「「───ッ!」」
リゾット、ギアッチョ、ホルマジオが団子になって雪崩れ込み、額同士を力いっぱいぶつけたプロシュートとナナシが布団の塊から転げ落ちる。
「ナナシ、よくも自分のチームリーダーにラッシュ喰らわせやがったな」
リゾットはどこかのチンピラのように合わせた手の指をペキペキと鳴らしてみせる。
「そんなに舐めてぇならいくらでも突っ込んでやんぜ?余計な口きいてる間もねぇように」
ギアッチョが般若の面さながらの表情でパンツの前で『スティッキー・フィンガー!』の仕草をしてみせる。
「しょおがねぇヤツだなァ。今日の夜はオレだろ」
廊下で老化を解除されたホルマジオが腕を組み、立てた中指で招くようにクイクイとやった。
「……イテェんだよ、テメェら」
『例の効果音』を背に背負ったプロシュートが額を抑えて立ち上がる。
四つの修羅が、築六十二年木造二階建ての大気を震わせた。
「で、肝心のナナシはどこ行ったんで?」
呆れかえったペッシが、先程までナナシが足を投げ出して落っこちていた布団の向こうを覗き込んだ。
「「「「あンの女ァ───!」」」」
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