『3104丁目、落日』
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「チッ!どんな手違いだ」
「仕方ありませんね。来て下さい」
ガクガクしながら進み出たギアッチョの腕をスクアーロがグイと引いた。
「オラ、早くしろ」
「てめっ!離せ、してくださいクソッ!」
「怖がらなくて良いんですよ。無い胸を揉むだけですから」
ティッツァーノがギアッチョの顔からスルリと眼鏡を抜き取った。
「ふぅん、悪くは無いですね」
顔をぐっと近づけたまま、ボーダーのニットに手を突っ込む。
「ぅわぁあ!!」
「いちいちウルセェなオメーは」
スクアーロがジタバタするギアッチョを押さえつけ、ティッツァーノが胸を弄る。
モミ、モミモミモミ、モミモミ。
「クソ、や、やめ!……うァッ!」
「へぇ、イイ声出るじゃあねぇか」
へたり込んで「明日は我が身」と震えているイルーゾォの視線にティッツァーノが気付いて、スーッと目を細めた。もちろん、手は動かしたままで。
「あぁ、すみません。嫉かないで下さいねイルーゾォ。ただのゲームですから」
「心配しなくてもオメーにはもっとくれてやるよ。後でもっと、じっくりとな」
精神汚染が臨界点に達したらしいイルーゾォは、ついに気を失った。
「そっちは続行で次だ次ィ!!」
ついにディアボロが声を上げた。
「「「……(帝)王様だーれだ」」」
「帝王はこのッディアボロだァアッ!依然ッ!変わりなくッ!!」
パラパラと鳴る幹部連の拍手の音が、ナナシには自分へのレクイエムに聞こえた。
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