magic
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十分。
十五分。
ナナシは出てこない。
「寝てんじゃあねーか?」
「クダラナイ芸に付き合ってるより賢明な選択だな」
あくびを噛み殺しながら言ったイルーゾォのほうが眠たそうだ。
しびれを切らしたホルマジオが立ち上がる。
「ったく、しょおがねぇなぁ。入んぞォー」
音楽家が暮らしていた時に作られた部屋は、ドアを閉めてしまえば音の行き来を完全に遮断する。
開かれたドアからは、水の跳ねる音が漏れだして聞こえた。
ホルマジオの怪訝な表情は、すぐにいやらしくニヤついたものへと変化する。
閉まったシャワーカーテン。
脱ぎ捨ててあるヒールとシームレス、そしてワンピース。
ナナシの抜け殻を眼下に捉え、下唇を舐めた。
「おやおや、しょうのないお嬢さんは優雅にお風呂ですかァ~?」
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