日刊短歌(2023年 その1)
*4月20日 お題【時計】
カチカチと秒針の音が響く部屋 せわしく生きた君なしの部屋
「あの頃に戻れたなら」と悔いる日々 針と重ねて刻んで廻す
電池切れ 目覚めの刻は知らされず 何もない日にほっと一息
時を告ぐ鳩の声音に耳澄まし明日までの距離の長さを想う
カチカチと秒針の音が響く部屋 せわしく生きた君なしの部屋
「あの頃に戻れたなら」と悔いる日々 針と重ねて刻んで廻す
電池切れ 目覚めの刻は知らされず 何もない日にほっと一息
時を告ぐ鳩の声音に耳澄まし明日までの距離の長さを想う