日刊短歌(2023年 その1)
*4月15日 お題【痛み】
今もなお心に残る鈍痛の心地よきこと 君との思い出
雨降りの予兆か否か 暗雲と頭の痛みとペトリコールと
玉ねぎに目を差し出して作る味 痛みの数だけ「おいしい」もある
別れ際 君が放った一言がナイフのごとく胸を突き刺し
「生きている」その実感を得るために腕に何度も引いた横線
今もなお心に残る鈍痛の心地よきこと 君との思い出
雨降りの予兆か否か 暗雲と頭の痛みとペトリコールと
玉ねぎに目を差し出して作る味 痛みの数だけ「おいしい」もある
別れ際 君が放った一言がナイフのごとく胸を突き刺し
「生きている」その実感を得るために腕に何度も引いた横線