日刊短歌(2023年 その1)
*4月11日 お題【歩く】
「たまには」と一本外れた道を行く 木々の隙間に春を感じて
車窓から次々見えた風景が今日はスローで遠のく不思議
この道と決めたルートをただ前へ 戻りも止まりもできぬ人生
ひとりでは存外広い裏通り 君が隣にいた日々想い
触れる手の温かきかな ぎこちなく握って離れ 握り直して
「たまには」と一本外れた道を行く 木々の隙間に春を感じて
車窓から次々見えた風景が今日はスローで遠のく不思議
この道と決めたルートをただ前へ 戻りも止まりもできぬ人生
ひとりでは存外広い裏通り 君が隣にいた日々想い
触れる手の温かきかな ぎこちなく握って離れ 握り直して